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クライアントがsambaドメインのログイン認証に失敗した際のログについて

[質問内容]

sambaドメインにおいて、クライアントのログイン認証に失敗したログは、どのログファイルに記録されますか。

 

[環  境]

MIRACLE LINUX V4.0
MIRACLE LINUX V3.0
samba-3.0.20b-1AX

 
[回  答]

クライアントがログイン認証に失敗した際のログは、以下の設定ファイルにてlog level=2以上を設定すると記録されます。

 

設定ファイル: /etc/samba/smb.conf

log level = 2

 

ログファイルは、var/log/samba/クライアントのマシン名.log です。

出力例を以下に示します。

 

1) パスワードが違い認証に失敗したログ

 

[2007/09/26 16:02:39, 2] auth/auth.c:check_ntlm_password(317)

check_ntlm_password: Authentication for user [ユーザ名] -> [ユーザ名]

FAILED with error NT_STATUS_WRONG_PASSWORD

 

2)アカウントがロックされている場合のログ

 

[2007/09/26 15:43:37, 2] auth/auth.c:check_ntlm_password(317)

check_ntlm_password: Authentication for user [ユーザ名] -> [ユーザ名]

FAILED with error NT_STATUS_ACCOUNT_LOCKED_OUT

 

 

[注意事項]
本ドキュメントの内容は、予告なしに変更される場合があります。

 

本ドキュメントは、限られた評価環境における検証結果をもとに作成しており、全ての環境での動作を保証するものではありません。

 

[更新履歴]

2008年 4月 3日 新規作成

 

Lotus Domino Server 8 for Linux を AXS3 にインストールする方法

[概  要]

本ドキュメントでは、Lotus Domino Server R8 Asinuax Server 3 にインストールする方法について説明します。

 

前提としてLotus Domino Server 英語版と日本語Language Packを利用します。
Linux版のLotus Domino Serverは以下のサイト「評価版/体験版トライアル版のダウンロードはこちら」より評価版をダウンロードし、評価することが可能です。
※日本語Language Packはこのサイトでは入手できません。英語版のみの評価となります。

 

IBM Lotus Domino Server 8.0 Trial Linux for x86 English: C14T3EN.tar  

 

[注意事項]

本ドキュメントは、各ソフトウェア開発元の情報およびマニュアル等を元にした参考情報です。

本ドキュメントの内容は、予告なしに変更される場合があります。

 

本ドキュメントは、限られた評価環境における検証結果をもとに作成しており、全ての環境での動作を保証するものではありません。

本ドキュメントの内容に基づき、導入、設定、運用を行なったことにより損害が生じた場合でも、弊社はその損害についての責任を負いません。

 

また、本ドキュメントの内容に関するサポートのお問い合わせはお受けしておりません。あくまでお客様のご判断にてご使用ください。

 

[インストールの前提]
GUIでのインストールを前提としていますので、X-Windowが利用可能な環境で実行してください。

インストール作業にはrootユーザー権限が必要ですので、rootユーザーとしてログインするか、rootユーザーにsuしてください。

 

1.日本語版のLotus Domino のインストールには2種類の方法があります。

 

A.英語版Dominoと日本語Language Packを同時にワンタイムセットアップ

 

この文章ではこのワンタイムセットアップ手順を説明します。

 

B.英語版Dominoプログラムへの日本語Language Pack追加

 

今回は詳しく説明しませんが、英語の評価版の場合は下のインストール手順2.の後に、展開しできたlinuxディレクトリの中のdominoディレクトリからinstallを直接実行します。

 

このときセットアップタイプとして[Local]を選択すると、インストール後に自動的に [Domino Server Setup!]プログラムが実行されます。

セットアップ後のLotus Domino Server起動は手順の17.を参照してください。

 

2.インストールの対象になるAsianux Server 3

 

Lotus Domino Server R8をインストールする対象は、x86x86_64両方になります。

 

3.インストールするLotus Dominoのバージョンについて

 

今回の説明では以下を想定しています。評価版や、8.0.1 など、他のバージョンをご利用の場合はファイル名を適宜読みかえてください。

 

Lotus Domino 8 for Linux: c13njen.tar

 

Lotus Domino 8 Language Pack for xServer: C1528JA.tar

 

[インストール手順]

 

1.notes実行ユーザー、グループの作成とインストール先ディレクトリ準備

 

Dominoサーバー実行ユーザーを作成し、インストール先ディレクトリのオーナーを作成したユーザーに割り当てます。

今回は簡単にnotesユーザー、notesグループとしておき、インストール先は/opt/ibmとします。

 

# groupadd notes

# useradd -g notes notes

 

# mkdir /opt/ibm

# chown notes:notes /opt/ibm

 

 

2.インストールアーカイブの展開

 

(1)rootユーザでDominoインストールプログラムを展開します。

# tar xvf c13njen.tar

 この結果linuxディレクトリが展開されます。

 

(2)同じくrootユーザーでLanguage Packを展開します。 

# tar xvf C1528JA.tar

この結果C1528JAディレクトリが展開されます。

 

 

3.日本語LanguagePack GUI セットアップウィザードの起動

 

展開後のLanguage Packディレクトリへ移動し、LNXDomLP80GUIを実行します。

# cd C1528JA

# ./LNXDomLP80_GUI

 

 

4.Language Packセットアップウィザードでの利用言語選択

 

 

 

使用する言語で[日本語]を選択し[了解]を押します。

Lotusのバナーが表示されインストーラーが起動します。

 

 

5.ようこそ画面

 

ようこそ画面で記載事項をよく読み問題なければ[次へ]を押します。

 

 

 

 

6.ソフトウェアライセンス条項への同意

 

ライセンス条項を読み[使用条件への同意します。]を選択し、[次へ]を押します。

 

 

7.Domino実行プログラムのインストール先指定

 

プログラムのインストール先のディレクトリを指定します。

これはそれぞれの運用環境に合わせますが、今回はデフォルトとし[/opt/ibm/lotus]とします。

任意のディレクトリに変更した場合は[ブラウズ]で指定するか、直接テキストボックスに入力します。

この場合手順1.で作ったディレクトリツリーの配下で、notesユーザーが書き込みできる必要があります。

 

 

8.Domino英語版インストールプログラムの指定

 

このワンタイムセットアップの場合、Language Pack適用先になるDomino英語版プログラムが、まだインストールされていません。このため[Lotus Domino Serverを検出できませんでした。]と表示されます。

英語版Lotus Domino Serverをインストールするか聞かれますので、[はい]を選択し[次へ]を押します。

 

 

9.Dominoインストールタイプの選択

 

Dominoのインストールタイプを選択します。

用途が決まっている場合は任意の物を選択してください、とりあえずLotus Domino Serverを試す場合は、[Lotus Domino Enterprise Server]を選択して[次へ]を押します。

 

10.xSPサーバー設定オプション

 

xSPについてきかれますので、要望にあわせて選択します。

とくに必要ではない場合は[いいえ]のまま[次へ]を押します。

この画面で縦線の画像が表示される場合がありますが、無視できます。

 

 

11.Domino データーディレクトリの指定

 

ここではDominoのデータディレクトリの指定をします。

 

[Lotus Domino Server プログラムディレクトリ]は先ほど7.で指定した[/opt/ibm/lotus]となっています。

[Lotus Domino Server データディレクトリ][変更]を押して新しいウィンドウ内で指定します。

 

 

ここでディレクトリ指定の別のウィンドウが開きます。

 

今回はlotusユーザーのホームディレクトリにnotesdataディレクトリ指定します。

テキストボックスには/home/notes/notesdataと入力します。

手順1.で作成したとおり、ユーザー名:notesグループ名:notesとして[追加]ボタンを押します。

/home/notes/notesdataディレクトリが無い場合は作成するか聞かれますので[はい]を押します。

  

 

下のデーターディレクトリに/home/notes/notesdataが追加されたことを確認し、[OK]を押します。

 

 

 

元のウィンドウに戻り、データーディレクトリに/home/notes/notesdataがチェックされていることを確認し、[次へ]を押します。

 

 

 

 

12.ランゲージパックのインストールタイプ指定

 

ランゲージパックを追加するか、置き換えるか選択します。

今回は新規インストールなので、ランゲージパックの置き換え]を選択し[次へ]を押します。

 

13.ランゲージパックの言語選択

 

ランゲージパックの言語は日本語にチェックをし、[次へ]を押します。

 

 

 

14.インストール設定の確認

 

インストール内容の確認画面です。

問題なければ[次へ]を押します。

 

 

15.Lotus Domino Serverインストーラーの指定

 

Dominoサーバーのインストールプログラムの場所を指定します。

2.(1)でc13njen.tarを展開して出来たlinuxディレクトリの中のdominoディレクトリを指定し[OK]を押します。

 

 

この後、インストールが開始されます。

 

 

16.インストールの完了

 

インストール完了画面が表示されたら[終了]を押します。

インストール作業は以上です。

 

 

17.インストール後の設定

 

サーバーセットアップツールを起動し、設定を行ってください。

X-Windowが利用できる環境でコンソールにログインしている場合は、notesユーザーでDominoserverプログラムを起動します。

 

# xhost +localhost

# su - notes

$ cd /home/notes/notesdata

$ /opt/ibm/lotus/bin/server

 

これで[Domino Server Setup へようこそ!]画面が表示されますので、ご利用の用途に合わせて

設定を行います。

 

 

設定が完了した後、Lotus Domino Serverを手動で起動する場合は以下の手順となります。

 

# su - notes

$ cd /home/notes/notesdata

$ /opt/ibm/lotus/bin/server

 

 

本ドキュメントでは、X-Windowをサーバーのコンソール上で利用することを前提に説明しています。
X-Window利用できないサーバーでは、WindowsDomino Administrator管理クライアントからのRemote Server Setupを実行する方法があります。

詳細はLotus Domino Serverのインストールマニュアルを参照してください。

 

 

[更新履歴]

2008年 327日 新規作成

 

diskdump のコピー先ディレクトリを変更する方法

[対象OS]

 

  

[質問内容]

diskdump のコピー先ディレクトリを "/var/crash” から変更する方法を教えてほしい。

 

[回  答]

diskdumpのコピー先は、"/var/crash/127.0.0.1-yyyy-mm-dd-hh:mm/vmcore" 固定ですので変更すること出来ません。但し、シンボリックリンクを作成することで、他のディレクトリに保存することが可能です。

 

例)/home/crashに保存する場合

 

(1)/var/crashディレクトリの配下のデータを変更先のディレクトリに移動します。

 

# mv /var/crash/* /home/crash/

 

(2)/var/crashディレクトリを削除します。

 

# rm -rf /var/crash

 

(3)シンボリックリンクを作成します。

 

# cd /var/

# ln -s /home/crash crash

 

 

[注意事項]
本ドキュメントの内容は、予告なしに変更される場合があります。
 
[更新履歴]
2008年 4月  1日 新規作成

 

 

古いRPMパッケージの入手方法について

[対象OS]

     

   

[質問内容]

MIRACLE LINUX社のホームページ上では、MIRACLE LINUXについては最新のRPMパッケージのみダウンロード可能となっていますが、古いRPMパッケージはどこから入手すればよいですか。

 

[回  答]

MIRACLE LINUXの古いバージョンのRPMパッケージについては、以下のサイトよりダウンロードしてください。アーキテクチャおよびOSバージョンによって異なりますのでご注意ください。

Asianux Server 3については、TSN(Asianux Technical Support Network)よりダウンロードしてください。

 

MIRACLE LINUX V1.1 x86

http://ftp.miraclelinux.com/pub/Miracle/ia32/standard/1.1/updates/RPMS/.oldrelease/

 

MIRACLE LINUX V2.0 x86

http://ftp.miraclelinux.com/pub/Miracle/ia32/standard/2.0/updates/RPMS/.oldrelease/

 

MIRACLE LINUX V2.1 x86

http://ftp.miraclelinux.com/pub/Miracle/ia32/standard/2.1/updates/RPMS/.oldrelease/

 

MIRACLE LINUX V3.0 x86

http://ftp.miraclelinux.com//pub/Miracle/ia32/standard/3.0/updates/RPMS/.oldrelease/

 

MIRACLE LINUX V3.0 x86_64

http://ftp.miraclelinux.com//pub/Miracle/x86_64/standard/3.0/updates/RPMS/.oldrelease/

 

MIRACLE LINUX V4.0 x86

http://ftp.miraclelinux.com//pub/Miracle/ia32/standard/4.0/updates/RPMS/.oldrelease/

 

MIRACLE LINUX V4.0 x86_64

http://ftp.miraclelinux.com/pub/Miracle/x86_64/standard/4.0/updates/RPMS/.oldrelease/

  

[注意事項]
本ドキュメントの内容は、予告なしに変更される場合があります。

 

カーネルパッケージについての情報、ダウンロード後のカーネルパッケージのアップデート方法については、技術ドキュメント→システム全般→「カーネル」カテゴリの各ページをご参照ください。

 

[更新履歴]

2008年 3月 31日 新規作成

 

RIPを使用したLinuxルータ構築方法

[概  要]

quaaga を使用することで、ルーティング経路を自動化したLinuxルータを構築することができます。

本ドキュメントでは、quaagaがサポートする複数のルーティングプロトコルの中で、RIP (Routing Information Protocol) を使用した、最も基本的なルーティングの設定方法について説明します。

 

[注意事項1]
本ドキュメントは、各ソフトウェア開発元の情報およびマニュアル等を元にした参考情報です。
本ドキュメントの内容は、予告なしに変更される場合があります。

 

本ドキュメントは、限られた評価環境における検証結果をもとに作成しており、全ての環境での動作を保証するものではありません。
本ドキュメントの内容に基づき、導入、設定、運用を行なったことにより損害が生じた場合でも、弊社はその損害についての責任を負いません。あくまでお客様のご判断にてご使用ください。
本ドキュメントで使用しているソフトウェアのセキュリティ等の詳細な設定につきましては、マニュアル等をご参照ください。

 

[注意事項2]

・本ドキュメントではTCP/IP 、およびルーティングの基礎知識の説明は省略します。

・ルータにはNIC (Network Interface Card) 2枚以上付いているマシンが必要です。

・今回の評価環境ではLAN内部で使用できるプライベートアドレスを使用して評価を実施しました。
・評価、構築の際は既存ネットワークに影響を与えない様、ご注意ください。

 

[確認環境]

Asianux Server 3 (x86)

quagga-0.98.6-2.1.0.1.1AX

 

MIRACLE LINUX V4.0 (x86)

quagga-0.98.3-2.4E.2AX

 

[ネットワーク構成]

本ドキュメントでは、以下の構成でclientA から clientB へ正しく通信が行われることを確認します。

  

[設定条件]

・クライアント(ClientA,B)、ルータ(Router01,02)とも、コマンド実行や設定は root 権限で実施します。

IPv4 のルーティング設定を対象とします。

 

[ルーター側設定]

 

各ルーター共通

 

各ルーターにおいて、パケットフォワーディングの設定を有効にするために、/etc/sysctl.confファイルの、"net.ipv4.ip_forward” の値を1に設定します。

 

[変更前]

net.ipv4.ip_forward = 0

 

[変更後]

net.ipv4.ip_forward = 1

 

設定を有効にするために、以下のコマンドを実行します。

 

# sysctl -p

 

 

Router01の設定

 

1.eth0/eth1 NIC IP アドレスとネットマスクを設定

 

IPアドレスとネットマスクの設定を行うには、CUIの場合はsystem-config-network-tui コマンド、X Window環境の場合はsystem-config-network-guiコマンドを実行します。

Name:eth0

Device:eth0

Use DHCP:無し

Static IP:10.1.1.61

Netmask:255.255.0.0

Default gateway IP:無し

 

Name:eth1

Device:eth1

Use DHCP:無し

Static IP:192.168.10.254

Netmask:255.255.255.0

Default gateway IP:無し

 

設定後OSを再起動してください。

詳細はAsianux Server 3 サーバー構築・運用ガイド を参照してください。

 

再起動後、設定が正しく行われているかifconfig等で確認します。

 

# ifconfig eth0

eth0 Link encap:Ethernet HWaddr 00:0C:29:5F:75:0F

inet addr:10.1.1.61 Bcast:10.1.255.255 Mask:255.255.0.0

inet6 addr: fe80::20c:29ff:fe5f:750f/64 Scope:Link

UP BROADCAST RUNNING MULTICAST MTU:1500 Metric:1

RX packets:908 errors:0 dropped:0 overruns:0 frame:0

TX packets:252 errors:0 dropped:0 overruns:0 carrier:0

collisions:0 txqueuelen:1000

RX bytes:90784 (88.6 KiB) TX bytes:31598 (30.8 KiB)

Interrupt:177 Base address:0x1400

 

# ifconfig eth1

eth1 Link encap:Ethernet HWaddr 00:0C:29:5F:75:19

inet addr:192.168.10.254 Bcast:192.168.10.255 Mask:255.255.255.0

inet6 addr: fe80::20c:29ff:fe5f:7519/64 Scope:Link

UP BROADCAST RUNNING MULTICAST MTU:1500 Metric:1

RX packets:309 errors:0 dropped:0 overruns:0 frame:0

TX packets:12 errors:0 dropped:0 overruns:0 carrier:0

collisions:0 txqueuelen:1000

RX bytes:30176 (29.4 KiB) TX bytes:1432 (1.3 KiB)

Interrupt:185 Base address:0x1480

 

2.quaggaripの設定ファイルを作成

/etc/quaggaディレクトリ以下にサンプルファイルが用意されていますので、ここではそれらをコピーして使用します。

 

# cd /etc/quagga/

# cp -p zebra.conf.sample zebra.conf

# cp -p ripd.conf.sample ripd.conf

 

3.quagga(zebra) サービスを起動

 

# service zebra start

zebra を起動中: Nothing to flush.

[ OK ]

 

OS起動時にサービスを自動で起動するように設定するには下記を行います。

# chkconfig zebra on

 

4.ripd サービスを起動

 

# service ripd start

ripd を起動中: [ OK ]

 

OS起動時にサービスを自動で起動するように設定するには下記を行います。

# chkconfig ripd start

 

5.quaggaの設定

対話的設定モードにログインし、設定を行います。

 

# vtysh

 

Hello, this is Quagga (version 0.98.6).

Copyright 1996-2005 Kunihiro Ishiguro, et al.

 

Router01.example.com#?  "?” を入力すると、ヘルプが表示されます

clear Reset functions

configure Configuration from vty interface

copy Copy from one file to another

debug Debugging functions (see also 'undebug')

disable Turn off privileged mode command

end End current mode and change to enable mode

exit Exit current mode and down to previous mode

list Print command list

no Negate a command or set its defaults

ping Send echo messages

quit Exit current mode and down to previous mode

show Show running system information

ssh Open an ssh connection

start-shell Start UNIX shell

telnet Open a telnet connection

terminal Set terminal line parameters

traceroute Trace route to destination

undebug Disable debugging functions (see also 'debug')

write Write running configuration to memory, network, or terminal

 

 

設定モードに切り替えます。

Router01.example.com# configure terminal

 

 

RIP の経路情報を認証なしで受信するように eth1 に設定します

Router01.example.com(config)# interface eth1

Router01.example.com(config-if)# no ip rip authentication mode

Router01.example.com(config-if)# exit

 

 

RIP で提供する経路情報のネットワークを設定します

Router01.example.com(config)# router rip

Router01.example.com(config-router)# network 10.1.0.0/16

Router01.example.com(config-router)# network 192.168.10.0/24

Router01.example.com(config-router)# exit

 

 

設定した内容をファイルに書き込みます

Router01.example.com# write memory

Building Configuration...

Configuration saved to /etc/quagga/zebra.conf

Configuration saved to /etc/quagga/ripd.conf

[OK]

 

 

6.ルーティングテーブルの確認

この時点では、直接接続されているネットワーク情報しか表示されていません

 

Router01.example.com# show ip route

Codes: K - kernel route, C - connected, S - static, R - RIP, O - OSPF,

I - ISIS, B - BGP, > - selected route, * - FIB route

 

C>* 10.1.0.0/16 is directly connected, eth0

C>* 127.0.0.0/8 is directly connected, lo

C>* 192.168.10.0/24 is directly connected, eth1

 

 

Router02の設定

 

1.eth0/eth1 NIC IP アドレスとネットマスクを設定

Router01と同様にeth0/eth1 NIC に対して IP アドレスとネットマスクを設定します。

 

system-config-network-tui コマンドまたは、system-config-network-guiコマンドを使用して、eth0/eth1 NIC に対して IP アドレスとネットマスクを設定します。

 

Name:eth0

Device:eth0

Use DHCP:無し

Static IP:192.168.10.253

Netmask:255.255.255.0

Default gateway IP:無し

 

Name:eth1

Device:eth1

Use DHCP:無し

Static IP:192.168.15.254

Netmask:255.255.255.0

Default gateway IP:無し

 

設定後OSを再起動してください。

 

2.ルーティング設定

同様にルーティング設定を行います。

 

quagga(zebra) rip の設定ファイルをサンプルからコピーします

# cd /etc/quagga/

# cp -p zebra.conf.sample zebra.conf

# cp -p ripd.conf.sample ripd.conf

 

 

quagga(zebra) ripd サービスを起動させます

# service zebra start

# service ripd start

 

quagga(zebra) ripd サービスを自動起動させます

# chkconfig zebra on

# chkconfig ripd on

 

設定モードに切り替えて、RIP の経路情報を設定します

# vtysh

Router02.example.com# configure terminal

Router02.example.com(config)# interface eth0

Router02.example.com(config-if)# no ip rip authentication mode

Router02.example.com(config-if)# exit

Router02.example.com(config)# router rip

Router02.example.com(config-router)# network 192.168.10.0/24

Router02.example.com(config-router)# network 192.168.15.0/24

Router02.example.com(config-router)# exit

Router02.example.com(config)# exit

Router02.example.com# write memory

Building Configuration...

Configuration saved to /etc/quagga/zebra.conf

Configuration saved to /etc/quagga/ripd.conf

[OK]

 

3.経路情報受信の確認(Router02)

Router01 から受信した 10.1.0.0/16 の経路情報が、ルーティングテーブルに追加されていることを確認します。

 

Router02.example.com# show ip route

Codes: K - kernel route, C - connected, S - static, R - RIP, O - OSPF,

I - ISIS, B - BGP, > - selected route, * - FIB route

 

R>* 10.1.0.0/16 [120/2] via 192.168.10.254, eth0, 00:00:12

C>* 127.0.0.0/8 is directly connected, lo

C>* 192.168.10.0/24 is directly connected, eth0

C>* 192.168.15.0/24 is directly connected, eth1

 

4.経路情報受信の確認(Router01)

同様に Router01 において、再度ルーティングテーブルを確認すると、 Router02 から受信した 192.168.15.0/24 の経路情報が追加されています。

 

Router01.example.com# show ip route

Codes: K - kernel route, C - connected, S - static, R - RIP, O - OSPF,

I - ISIS, B - BGP, > - selected route, * - FIB route

 

C>* 10.1.0.0/16 is directly connected, eth0

C>* 127.0.0.0/8 is directly connected, lo

C>* 192.168.10.0/24 is directly connected, eth1

R>* 192.168.15.0/24 [120/2] via 192.168.10.253, eth1, 00:02:15

 

 

[クライアント側設定]

 

1.クライアントAIPアドレス、ネットマスク、デフォルトゲートウェイの設定を行います。

 

system-config-network-tui コマンドまたは、system-config-network-guiコマンドを使用して、eth0NIC に対して IP アドレスとネットマスクを設定します。

 

Name:eth0

Device:eth0

Use DHCP:無し

Static IP:10.1.1.233

Netmask:255.255.0.0

Default gateway IP:10.1.1.61

 

設定後OSを再起動してください。

 

2.クライアントBIPアドレス、ネットマスク、デフォルトゲートウェイの設定を行います。

 

system-config-network-tui コマンドまたは、system-config-network-guiコマンドを使用して、eth0NIC に対して IP アドレスとネットマスクを設定します。

 

Name:eth0

Device:eth0

Use DHCP:無し

Static IP:192.168.15.1

Netmask:255.255.255.0

Default gateway IP:192.168.15.254

 

設定後OSを再起動してください。

 

[ルーティングの確認]

 

clientA から clientB ping 応答を確認します。

 

# ping 192.168.15.1

PING 192.168.15.1 (192.168.15.1) 56(84) bytes of data.

64 bytes from 192.168.15.1: icmp_seq=0 ttl=62 time=2.62 ms

64 bytes from 192.168.15.1: icmp_seq=1 ttl=62 time=0.822 ms

64 bytes from 192.168.15.1: icmp_seq=2 ttl=62 time=2.12 ms

(Ctrl + C)

--- 192.168.15.1 ping statistics ---

3 packets transmitted, 3 received, 0% packet loss, time 2001ms

rtt min/avg/max/mdev = 0.822/1.857/2.628/0.761 ms, pipe 2

 

clientA から clientB への経路情報を確認します。

 

# traceroute -n 192.168.15.1

traceroute to 192.168.15.1 (192.168.15.1), 30 hops max, 38 byte packets

1 10.1.1.61 0.354 ms 0.516 ms 0.220 ms

2 192.168.10.253 0.460 ms 0.402 ms 0.743 ms

3 192.168.15.1 3.903 ms 0.870 ms 0.641 m

 

 

[補  足]

 

ルーティング設定で重要な事は、往復の経路情報を必ず設定することです。

本ドキュメントの例では、Router01,Router02がお互い、自分が接続している全てのネットワークの経路情報を RIP で提供しているという点が重要です。

複雑なネットワークになると、復路の経路情報を見落とすことがあるため、「ルーターが直接接続しているネットワークの経路情報を発信しない限り、ルーティングは行われない」ということを注意する必要があります。

 

 

[更新履歴]

2007327日 新規作成

fsckの実行によるファイルシステム修正について

[概  要]

本ドキュメントではfsckによるファイルシステムのチェックと修復について説明します。

 

[fsckについて]
fsckは、ファイルシステムの不整合をチェックし、修正するツールです。
このファイルシステム不整合は、ハードウェアの障害や突然の電源断などにより、引き起こされる場合が多いです。

fsckを実行することによりファイルシステム上に不整合が無い場合でも、ファイルデーターの完全性は保証されません、かならずバックアップを前提とした運用を行ってください。

 

fsckは、指定されたディスクパーティションのファイルシステムにより、自動的にファイルシステムに適合した修復プログラムを呼び出します。
例えばfsckのチェック対象にext3ファイルシステムを指定した場合は、fsckを実行するとe2fsck (fsck.ext3)プログラムが呼び出されて実行されます。

 

[fsckの実行]

 

fsckのオプションについて

fsckではその後に呼び出されるe2fsckなどのプログラムへオプションを渡します。

そのため、実行オプションの詳細を確認する場合は、man e2fsckなどと実際のプログラムのオプションを確認してください。

ここでは、標準的なext3ファイルシステムの修復作業で使うと思われるオプションのみ紹介します。

 

-y 修正箇所が見つかった場合に実行者に確認せずに修正を行います。

このオプションを指定しないでfsckを実行した場合、修正箇所が見つかるたびに[y]キーで承認しなければならないため修正に時間と手間がかかります。通常はこのオプションの利用を推奨します。

 

-f ファイルシステムがクリーンな場合でも全てのチェックを行います。

障害発生時に修正する場合はこのオプションの利用を推奨します。

 

-p 起動時のfsck実行時にデフォルトで指定されているオプションで、手動で実行する場合は利用しません。起動時に手動(Manual)fsckを実行するように指示の出た場合はこのオプションは利用しないでください。

 

-n チェックだけで全ての修正をしないまま終了します。事前に修正箇所の確認をする場合に利用しますが、見つかった箇所は修正以外に対応方法が無いため、通常はこのオプションは利用しません。

 

修正パーティションの指定

修正パーティションのデバイス名指定は、物理ディスク、論理ディスクなど、環境によって代わります。

ご利用の環境に合わせてデバイス名を指定します。

 

例えば/homeの修正を行いたい場合は最初にmountコマンドで対象パーティションのデバイス名を確認します。

 

mountコマンドの実行例

# mount

/dev/mapper/VolGroup01-LogVol00 on / type ext3 (rw)

proc on /proc type proc (rw)

sysfs on /sys type sysfs (rw)

devpts on /dev/pts type devpts (rw,gid=5,mode=620)

/dev/sdb1 on /boot type ext3 (rw)

tmpfs on /dev/shm type tmpfs (rw)

none on /proc/sys/fs/binfmt_misc type binfmt_misc (rw)

none on /proc/fs/vmblock/mountPoint type vmblock (rw)

/dev/mapper/VolGroup00-LogVol00 on /home type ext3 (rw)

 

この場合は/home[/dev/mapper/VolGroup00-LogVol00]がデバイス名となります。

 

 

fsckの実行例

fsckは修正対象のパーティションを必ずマウント解除して行ってください。

fsckプログラム自身や関連ライブラリが含まれる/(root)、/usrファイルシステムを修正する場合は、インストールCD-ROMからレスキューモードで起動し、必ずマウント解除(unmount)状態で実行してください。

 

以下の例では/homeパーティションのファイルシステムをチェックします。

 

1.unmountコマンドを使用し、/homeパーティションのマウントを解除します。

 

# umount /home

 

2.fsckコマンドに、以下のように[-y]オプションを付加して実行します。これでも修正できない場合はさらに[-f]オプションを追加して、3.を実行してください。

 

# fsck -y /dev/mapper/VolGroup00-LogVol00

 

fsckコマンドに、以下のように [-f]オプションおよび [-y]オプションを付加して実行します。

 

# fsck -fy /dev/mapper/VolGroup00-LogVol00

 

fsckの実行結果は以下のように表示されます。

 

fsck 1.39 (29-May-2006)

e2fsck 1.39 (29-May-2006)

Pass 1: Checking inodes, blocks, and sizes

Pass 2: Checking directory structure

Pass 3: Checking directory connectivity

Pass 4: Checking reference counts

Pass 5: Checking group summary information

/dev/mapper/VolGroup00-LogVol00: 200314/9125888 files (0.7% non-contiguous), 8705642/18235392 blocks

 

 

[更新履歴]

2008年 325日 新規作成

 

rsyncコマンドを使用してデータを同期する方法(基本編)

[概  要]

rsync コマンドを使用すると、ネットワーク経由で複数マシンのデータを同期させることができます。

rsync コマンドは毎回ファイルを丸ごとコピーするのではなく、新旧ファイル間の差分をコピーしますので 初回以降は高速にデータの同期を取ることができます。

本ドキュメントでは rsync コマンドの基本的な使用方法と主なオプションについて説明します。

 

[注意事項]
本ドキュメントは、各ソフトウェア開発元の情報およびマニュアル等を元にした参考情報です。
本ドキュメントの内容は、予告なしに変更される場合があります。

 

本ドキュメントは、限られた評価環境における検証結果をもとに作成しており、全ての環境での動作を保証するものではありません。
本ドキュメントの内容に基づき、導入、設定、運用を行なったことにより損害が生じた場合でも、弊社はその損害についての責任を負いません。あくまでお客様のご判断にてご使用ください。

 

[確認環境]

Asianux Server 3 (x86)

rsync-2.6.8-3.1

 

[前提条件]

本ドキュメントでは、以下の条件下で確認を行っています。

(sshを使用していますが、cron等によるrsyncの自動実行を考慮し、パスワードおよびパスフレーズ入力を省略した接続を前提としています。)

 

・転送先のマシンに対して、DNSによる名前解決が可能であること。
・ホストベース認証または公開鍵認証による、パスフレーズ入力を省略したssh接続が可能であること。

 

[rsync実施図]

本ドキュメントの[基本的な使用方法]では、以下のような構成で実施した一例を提示しています。

 

 

[基本的な使用方法]

rsyncコマンドの基本的な構文は以下のとおりです。

 

rsync [options] source destination

 

1引数(source)には、同期したい(同期元)ファイルまたはディレクトリを指定します。

2引数(destination)には、同期先のマシン名とファイルまたはディレクトリを指定します。

マシン名とファイルまたはディレクトリの間は「:」(コロン)で区切ります。

 

以下に、ログインしているマシン(src.example.com)dst.example.comで同期を取る例を示します。(以下のコマンドはsrc.example.com側で実行します)

 

1同期対象をファイル「/home/user1/.bashrc」 とする場合

 

$ rsync -auvz /home/user1/.bashrc dst.example.com:/home/user1/.bashrc

 

2同期対象をディレクトリ「/home/user1/mydoc 」とする場合。

 

$ rsync -auvz /home/user1/mydoc/ dst.example.com:/home/user1/mydoc

 

ディレクトリの場合第1引数となる同期元のディレクトリ名の最後に 「/」をつけないと、1段階深い階層で同期されてしまうので注意が必要です。

 

[主要オプション]

-a 使用用途が高いオプション郡(-rlptgoD)をまとめて指定するオプションです。

再帰的かつ、シンボリックリンクやグループIDなどを保存して同期します。

 

-u 同期先のファイルが同期元より新しい場合は同期せずにスキップします。

 

-v 進行状況を詳細に表示します。

 

-z 転送の際にファイルを圧縮します。

 

[更新履歴]
2007310日 新規作成

 

DELL PowerEdge 2950 Ⅲ に ML4.0 SP2 をインストールする方法

[概  要]

本ドキュメントでは、DELL PowerEdge 2950 Ⅲ (PERC 6/i)MIRACLE LINUX V4.0 SP2をインストールする方法をご紹介します。

なおMIRACLE LINUX V4.0 SP2には、DELL PERC 6/i RAIDコントローラに対応したドライバが含まれていない為、ドライバディスクを使用してインストールを行います。

 

[注意事項]

本ドキュメントは、各ソフトウェア開発元の情報およびマニュアル等を元にした参考情報です。

本ドキュメントの内容は、予告なしに変更される場合があります。

 

本ドキュメントは、限られた評価環境における検証結果をもとに作成しており、全ての環境での動作を保証するものではありません。

本ドキュメントの内容に基づき、導入、設定、運用を行なったことにより損害が生じた場合でも、弊社はその損害についての責任を負いません。あくまでお客様のご判断にてご使用ください。

 

[確認環境]

DELL PowerEdge 2950 Ⅲ + PERC 6/i

MIRACLE LINUX V4.0 SP2 X86

MIRACLE LINUX V4.0 SP2 x86-64

 

[詳細手順]

1.MIRACLE LINUX V4.0 SP2 インストールCD-ROMを入手します

インストールCD-ROMは下記よりご入手頂けます。(製品のシリアル番号チェックが必要です。)

 

MIRACLE LINUX V4.0 SP2 のリリース

 

2.ドライバディスクを入手します

下記より対応のドライバディスクをダウンロードします。

 

ドライバディスクの更新

   (LSI Logic MegaRAID SASコントローラー対応ドライバ )

 

3.ディスクイメージからドライバディスクを作成します

 

例) Linux上で作成する場合

 

# dd if=ml40-i686-drv-megaraid_sas-20080304.img of=/dev/fd0 bs=1

 

Windows上で作成する場合は下記をご参照下さい。

 

ドライバディスク・アップデートディスクの作成方法

 

4.OSをインストールします

 

(1)サーバーにインストールCD-ROMをセットし起動します。

 

(2)CD-ROMから起動した後のプロンプトで下記オプションを入力しEnterします。

 

boot: linux dd

 

(3)インストーラが起動しドライバディスクの挿入が要求されましたら、上記で作成したドライバディスクを挿入し、ドライバを読み込ませます。

 

以降のインストール手順は下記の資料をご参照下さい。
 

MIRACLE LINUX V4.0 - Asianux Inside インストレーションガイド


5.kernel パッケージのアップデートを行う場合、下記バージョン以降のパッケージをご使用下さい。下記より古いバージョンでは、該当のデバイスにドライバが対応しておりません。

 

2.6.9- 42.11AX

 

最新版のカーネルは下記より入手頂けます。

 

 アップデート情報 MIRACLE LINUX V4.0

 

 

[更新履歴]

・2008年 3月 19日 新規作成

 

 

 

 

 

Linux 110番 ガジェット/ウィジェット配布ページ

 


 
 

iGoogle/Googleデスクトップ用ガジェット

・左下の [+Google] ボタンをクリックすることでiGoogleページに追加されます。

・Googleデスクトップのサイドバーに追加するには以下手順になります。

1.サイドバーの [+] 記号をクリックして [ガジェットを追加] ウィンドウを開きます。

2.検索ボックスに以下 URL を貼り付け、検索することで追加可能になります。

http://www.miraclelinux.com/support/files/u1/google-gadget/miraclelinux_support_gadget.xml

 

 
 

 

 
 

MacOS用ウィジェット

linux110ml.zipをダウンロードし展開した後に、linux110mlをダブルクリックしてください。

 

 

IRC(Internet Relay Chat)サーバを構築するには

本ドキュメントの内容はサポートサービスの対象外です。

 

[概  要]

本ドキュメントでは、IRC (チャット)サーバを ircd-hybrid パッケージを使用して構築する方法について説明します。

本ドキュメントでは、最も簡単な設定でサーバ起動までを説明します。
 

[注意事項]

本ドキュメントは、各ソフトウェア開発元の情報およびマニュアル等を元にした参考情報です。

本ドキュメントの内容は、予告なしに変更される場合があります。

 

本ドキュメントは、限られた評価環境における検証結果をもとに作成しており、全ての環境での動作を保証するものではありません。

本ドキュメントの内容に基づき、導入、設定、運用を行なったことにより損害が生じた場合でも、弊社はその損害についての責任を負いません。

 

また、本ドキュメントの内容に関するサポートのお問い合わせはお受けしておりません。あくまでお客様のご判断にてご使用ください。

 

[確認環境]

 

Asianux Server 3 (x86)

ircd-hybrid-7.2.3-1.1AX

 

MIRACLE LINUX V4.0 (x86 )

ircd-hybrid-7.2.3-1.1AX

 

[設定方法]

 

ircd-hybridパッケージのインストールと設定

 

1.以下URLよりrpm/tmpへダウンロードします。

 

RPMS:

Asianux Server 3

ircd-hybrid-7.2.3-1.1AX.i386.rpm

ircd-hybrid-7.2.3-1.1AX.x86_64.rpm

 

MIRACLE LINUX V4.0

ircd-hybrid-7.2.3-1.1AX.i386.rpm

ircd-hybrid-7.2.3-1.1AX.x86_64.rpm

 

SRPMS:

Asianux Server 3

ircd-hybrid-7.2.3-1.1AX.src.rpm

 

MIRACLE LINUX V4.0

ircd-hybrid-7.2.3-1.1AX.src.rpm


 

2.以下のコマンドを実行し、rpmをインストールします。

 

i386の場合:

 

# rpm -ivh /tmp/ircd-hybrid-7.2.3-1.1AX.i386.rpm

 

 

x86_64の場合:

 

# rpm -ivh /tmp/ircd-hybrid-7.2.3-1.1AX.x86_64.rpm

 

 

 

3.デフォルトで用意されている simple.conf を使って設定します。

 

 

# cd /etc/ircd/

# mv ircd.conf ircd.conf.bkup ircd.confファイルをバックアップします。

# cp -p /usr/share/doc/ircd-hybrid-7.2.3/simple.conf /etc/ircd/ircd.conf simple.confファイルをircd.confにコピーします。

 

 

# vi /etc/ircd/ircd.conf ircd.confファイルを編集します

 

serverinfo {

name = "irc.example.com"   任意のサーバ名を設定します

sid = "_CHANGE_ME_"; "001”に変更します(必須設定)

description = "Test IRC Server";  任意のサーバの説明を設定します

hub = no;

};

 

administrator {

description = "Example, Inc Test IRC Server";  任意の管理者の説明を設定します

name = "John Doe";  任意の管理者名を設定します

email = "jdoe@example.com";  任意の管理者のメールアドレスを設定します

};

 

ircd デーモンを起動します

# service ircd start

ircd を起動中: [ OK ]

 

設定ファイルにエラーがあっても、service コマンドでエラー検出しない場合があるので、

ircd デーモンが起動していないと思われる場合は、以下のログを確認します

# tail /var/log/ircd/ircd.log

[2008/3/11 20.37] Module m_quit.so [version: $Revision:465$] loaded at 0x1ad000

[2008/3/11 20.37] Module m_server.so [version: $Revision:33$] loaded at 0x1af000

[2008/3/11 20.37] Module m_sjoin.so [version: $Revision:632$] loaded at 0x1b3000

[2008/3/11 20.37] Module m_squit.so [version: $Revision:33$] loaded at 0xc10000

[2008/3/11 20.37] Server Ready  起動に成功

 

OS起動時にサービスを自動で起動するように設定するには下記を行います。

# chkconfig ircd on

 

[IRC サーバの確認]

IRC クライアントを使って、接続できることを確認します。

この例では xchat を使って IRC サーバへ接続しています。(xchat の使用法については省略します)

 

 

[更新履歴]
2008年 3月 11日 新規作成

 

Kxkbを使った多言語入力の方法(Asianux Server 3)

[概  要]

本ドキュメントでは、Asianux Server 3 で、Kxkb(KDEのキーボード設定ツール)を使った多言語入力の方法を説明します。

 

[注意事項]

本ドキュメントは、各ソフトウェア開発元の情報およびマニュアル等を元にした参考情報です。

本ドキュメントの内容は、予告なしに変更される場合があります。

 

本ドキュメントは、限られた評価環境における検証結果をもとに作成しており、全ての環境での動作を保証するものではありません。

本ドキュメントの内容に基づき、導入、設定、運用を行なったことにより損害が生じた場合でも、弊社はその損害についての責任を負いません。あくまでお客様のご判断にてご使用ください。

 

[Kxkbの設定]

 

1.Kxkbの起動

GUI画面左下にある [Start] ボタンをクリックし、メニューから「設定」→「システム設定」→「キーボード配列」を選択し、クリックします。

あるいはコントロールパネルを開き、「システム設定」をクリックし、「キーボード配列」のアイコンをダブルクリックします。

 

2.キーボードの選択

「キーボード配列を有効にする(E)」にチェックを入れ、「利用可能な配列」から使用したいキーボードを選択し、[追加 >>] ボタンをクリックしてキーボードを追加します。

 

 

3.切替えのオプション

「切替えのオプション」タブをクリックし、「国旗を表示(L)」にチェックをいれておきますと、システムトレイに現在使用しているキーボードの種類が国旗で表示されます。

 

 

 

4.キーボードの切替え

設定が終わりましたら [OK] をクリックし、システムトレイの国旗をクリックするとキーボードを切替えることができます。

 

# vi memo.txt

ありがとう。 ←日本語

Thank you! ←英語

Danke schön! ←ドイツ語

Děkuju vám! ←チェコ語

 

 

[更新履歴]
        ・20083月 12日 新規作成

 

GUIによるサーバ遠隔操作(XDMCP接続)

[概  要]

Linuxサーバを遠隔から操作するには、さまざまな方法がありますが、ここではGUIの利用が可能な、XDMCP(X Display Manager Control Protocol)により接続して遠隔操作する方法を説明します。

 

[注意事項1]

本ドキュメントは、各ソフトウェア開発元の情報およびマニュアル等を元にした参考情報です。

本ドキュメントの内容は、予告なしに変更される場合があります。

 

本ドキュメントは、限られた評価環境における検証結果をもとに作成しており、全ての環境での動作を保証するものではありません。

本ドキュメントの内容に基づき、導入、設定、運用を行なったことにより損害が生じた場合でも、弊社はその損害についての責任を負いません。あくまでお客様のご判断にてご使用ください。

 

[注意事項2]

・ Xmingの導入、設定につきましてはサポート対象外となります。

. 本記事で使用しているソフトウェアのセキュリティ等の詳細な設定につきましては、マニュアル等をご参照ください。

. 本ドキュメントに記載する方法では、通信経路を暗号化しません。また、Linuxサーバ側の一部のTCPポートを新たに開ける場合は、サーバのセキュリティレベルが若干低下します。イントラネット外など、安全な遠隔操作が必要な場合は、各種VPNソフトウェアによるトンネリングなどを併用するか、他の遠隔操作手段の利用をお奨めします。

 

[動作環境]
本ドキュメントに記載する設定を適用可能な動作環境は、以下のとおりです。

 

Linuxサーバ(以下「Xホスト」と称します)

MIRACLE LINUX V2.1

MIRACLE LINUX V3.0 (Asianux 1.0)

MIRACLE LINUX V4.0 (Asianux 2.0)

Asianux Server 3

X86版、X86-64版共通。原則として、システムが最新の状態にアップデートされていることを前提とします。

 

操作クライアント(以下「X端末」と称します)

PC Xサーバソフトウェアをインストールした各種Windows等、XDMCP接続が可能なソフトウェアがインストールされたOS

Xウィンドウシステム一式がインストールされたLinuxUNIXライクOS

 

上記条件のいずれかに合致すれば原則として利用可能ですが、本ドキュメントでは、以下の2種類のX端末からの方法について説明します。

 

Asianux / MIRACLE LINUXから遠隔操作する

WindowsXmingをインストールし遠隔操作する

 

他については、本ドキュメントで説明するLinuxサーバ側の設定をした上で、XDMCP接続に関するOS付属のドキュメントを確認してください。

 

[Xホスト側の設定]

初期状態では、XDMCPによる遠隔からのログインができないように設定されているため、次の設定変更を行う必要があります。先に設定ファイルの変更を行い、最後にまとめて反映を行います。

 

1.XDMCPのアクセスコントロールの設定変更の指定

XDMCPの接続制限の変更を指定し、ユーザーがログイン画面にアクセスできるようにします。

 

MIRACLE LINUX V2.1の場合

 

/etc/X11/gdm/gdm.confファイルを編集し、xdmcpの接続を有効にします。

 

(変更前)

[xdmcp]

Enable=0

 

(変更後)

[xdmcp]

Enable=1

 

 

MIRACLE LINUX V3.0 (Asianux 1.0) / MIRACLE LINUX V4.0 (Asianux 2.0) / Asianux Server 3 の場合

 

MIRACLE LINUX V3.0(Asianux 1.0)以降では、/usr/share/config/kdm/Xaccessを編集して、XDMCPによる接続制限の変更を細かく行えます。

 

Xaccessファイルは様々な指定方法がありますが、ここでは特定のX端末からの直接接続のみを許可する設定を紹介します。Xaccessファイルに以下のように記述し、それ以外の行は全てコメント(#)にするか削除します。

 

1) X端末 xterminal.example.com からのアクセスを許可する

xterminal.example.com

 

2) ドメインexample.comに所属する全てのX端末からのアクセスを許可する

*.example.com

 

Xaccessファイルの編集後、/usr/share/config/kdm/kdmrcファイルを編集し、xdmcpの接続を有効にします。

 

(変更前)

[Xdmcp]

Enable=false

 

(変更後)

[Xdmcp]

Enable=true

Asianuxのバージョンによっては、2つの文字列間にコメント行が挟まっていることがあります。

 

2.フォントサーバのTCPポートの開放の指定

通常Xサーバソフトウェアには、表示用のフォントが、一通り取り揃えられています。

しかし、Xアプリケーションが、厳密にXホストにインストールされているものと同じフォントを使わなければならない場合や、フォントが崩れて操作に支障が出る場合は、Xホスト側のフォントの供給を受ける必要があります。

 

X端末にフォントを供給するよう指定するには、フォントサーバの設定ファイル/etc/X11/fs/config"no-listen” 行にコメント(#) を付けて無効にします。

 

(変更前)

no-listen = tcp

 

(変更後)

# no-listen = tcp

 

 

3.変更の反映

以下の手順で、上記の設定変更を反映させます。

 

(1)ランレベル3Xを使用中の場合はXを終了させます。

 

(2)フォントサーバからフォントを供給する場合はxfsサービスを起動します。

# service xfs restart

 

(3)ランレベル3で使用していた場合は、ランレベル5に移行します。

# telinit 5

 

ランレベル5で使用していた場合は、XのプロセスをKill、または一旦ログアウトします。

# kill -HUP `pidof X`

ランレベルの移行時には、異なるサービスが起動しないよう、あらかじめchkconfigコマンドなどで調整してください。

 

4.スプラッシュスクリーンの停止

 

Asianux Server 3の場合、スプラッシュスクリーンの設定がされている場合(デフォルト)に、XDMCP接続時にメニューの表示がされない場合があります。以下の手順で、スプラッシュスクリーンを無効にします。

 

(1)[スタート]-[ルック&フィール]-[スプラッシュスクリーン]-[なし]を選択。

 

以上で、Xホスト側の設定は完了です。

 

 

[X端末側の設定]

 

Asianux / MIRACLE LINUXから接続する場合

 

Linuxから接続する場合は、Xnestの使用が便利です。Xnestは、既に動作中のXのスクリーンの1ウィンドウとして、更にXを起動することができます。

 

以下のようにXnestを起動させると、Xホストのログイン画面が表示されます。

(フォントサーバを使用しない場合は、-fp以降は不要です。)

 

$ Xnest :1.0 -geometry 1024x768 -query <接続先ホスト名> -fp tcp/<接続先ホスト名>:7100

ディスプレイ番号(:1.0)は、複数のXを起動させるときは順次インクリメント(:2.0,:3.0...)させます。

 

Windowsから接続する場合

 

Windows用には、豊富な種類のPC Xサーバソフトウェアがあり、好みのものを使用して接続することができます。ここでは、例としてオープンソースライセンスで配布されているXming (Windows XP以降に対応)を利用した方法を説明しますが、どのソフトウェアでも必須となる設定項目はほぼ同じです。

 

1.インストール

Xmingは下記Webサイトが開発サイトとなっています。

 

http://sourceforge.net/projects/xming

 

Xming本体、およびXming-fonts(ローカルにフォントを揃える場合)をダウンロードし、インストールします。

 

2.接続設定ファイルの作成

インストール後、XLaunchを起動し接続のための設定を行います。

 

Select display settings

One window”を選択します。“Display number”は複数ウィンドウを同時に開く場合以外は0のままで構いません。

 

Select how to start Xming

Open session via XDMCP”を選択します。

 

Configure a remote XDMCP connection

Connect to a host”を選択し、接続先のXホストを入力します。

 

Specify parameter settings

フォントサーバに接続したい場合は、“Remote font server (if any)”にフォントサーバのホスト名を指定します。

 

Configuration complete

Save configuration”をクリックすると、設定ファイルに書き出せます。そのまま完了をクリックするとすぐに接続にいきますが、この後は設定ファイルのダブルクリックで接続が可能です。

 

[更新履歴]
2007311日 新規作成

 

input-padを使った文字入力方法(Asianux Server 3)

[概  要]

input-padを使用すると、GUIの一覧表示から、簡単に記号や文字を入力することができます。

本ドキュメントでは、Asianux Server 3 input-padを使った文字入力の方法を説明します。

 

[注意事項]

本ドキュメントは、各ソフトウェア開発元の情報およびマニュアル等を元にした参考情報です。

本ドキュメントの内容は、予告なしに変更される場合があります。

 

本ドキュメントは、限られた評価環境における検証結果をもとに作成しており、全ての環境での動作を保証するものではありません。

本ドキュメントの内容に基づき、導入、設定、運用を行なったことにより損害が生じた場合でも、弊社はその損害についての責任を負いません。あくまでお客様のご判断にてご使用ください。

 

[確認環境]

 

Asianux Server 3

scim-input-pad-0.1.1-7.2AX

 

[入力方法]

 

1.input-padの起動

GUI画面右下の、システムトレイのキーボードアイコンを右クリックし、メニューから「入力パッド」を選択します。

 

 

あるいはコマンドラインからscrim-input-padを実行します。

 

$ scim-input-pad &

 

 

2.文字入力

文字種をタブから選択し、入力したい文字をクリックします。

 

 

 

[更新履歴]
20083月 12日 新規作成

 

Oracle10g, PHP, Apacheの連携環境構築方法(Asianux Server 3)

[概  要]

本ドキュメントでは、Oracle,Apache,PHPを連携させるための最低限の設定例と、動作確認の方法をご紹介します。

 

[注意事項]

本ドキュメントは、各ソフトウェア開発元の情報およびマニュアル等を元にした参考情報です。

本ドキュメントの内容は、予告なしに変更される場合があります。

 

本ドキュメントは、限られた評価環境における検証結果をもとに作成しており、全ての環境での動作を保証するものではありません。

本ドキュメントの内容に基づき、導入、設定、運用を行なったことにより損害が生じた場合でも、弊社はその損害についての責任を負いません。あくまでお客様のご判断にてご使用ください。

 

本ドキュメントで使用しているソフトウェアのセキュリティ等の詳細な設定につきましては、マニュアル等をご参照ください。

  

[確認環境]

Asianux Server 3 for x86(32bit)

Oracle Database 10g Enterprise Edition Release 10.2.0.4.0

Oracleのインストール及び、初期データベースが作成され、データベースが動作している環境が前提となります。

.動作の確認はOSをインストールした後、初期状態から行っています。

 

[設定方法]
 

1.Oracleのインストール

Oracle 10g Release 2 (10.2.0.1)のインストール、サンプルの初期データベースの作成を行います。

 

2.パッチの適用とOracleディレクトリにOtherユーザの実行権を設定

Oracle Database 10g  Release 2 Patch Set 10.2.0.4 for Linux x86を適用後、
$ORACLE_HOME/install/changePerm.shを実行します。
詳細は下記Patch Set Notes をご参照下さい。

 

ファイル: Disk1/patch_note.htm

9.4 Running changePerm.sh Script on an Oracle Database Server Home

 

3.Oracleの動作確認

SQL*Plus等を使用し下記例の様に scott/tiger で接続出来ることを確認します。

 

)

$ sqlplus scott/tiger@localhost:/orcl

SQL> select sal from emp;

SQL> select ename, sal from emp;

 

4.Apache + PHPの動作確認

下記ファイルを作成し、PHPの動作確認を行います。

 

ファイル: info.php

設置ディレクトリ:/var/www/html

 

<?php

phpinfo();

?>

 


 

5.Oracleに接続するPHPスクリプトを作成

下記ファイルを作成します。スクリプトでは PDOPHP Data Object)を利用してOracleに接続しています。

 

ファイル:oracle.php

設置ディレクトリ: /var/www/html/

 

6.動作確認

ブラウザから下記URLにアクセスし登録した表が正常に見えることを確認します。
 

http://ホスト名/oracle.php

 

 

[参考URL]

ORANAVIを利用したOracle Database インストレーションガイド

 

[更新履歴]
2008年 3月 12日 新規作成

 

 

 

 

 

GRUB でイコール "=" を入力する方法

[概  要]

MIRACLE LINUX V3.0, V4.0 Asianux Server 3 をインストールすると GRUB と呼ばれるブートローダーがインストールされます。

GRUB は起動時にLinux のカーネルパラメーターを追加・変更したり、複数のOSがインストールされている場合には起動するOSを選択するなどの操作が可能です。

 

通常GRUB のキーボード配列は英語配列となっているため日本語キーボード接続時には一部の記号がキーボードの刻印と食い違っています。

本ドキュメントでは、日本語キーボードを英語配列の設定で使う場合のキーの位置について説明します。
 

[注意事項]

本ドキュメントは、各ソフトウェア開発元の情報およびマニュアル等を元にした参考情報です。

本ドキュメントの内容は、予告なしに変更される場合があります。

 

本ドキュメントは、限られた評価環境における検証結果をもとに作成しており、全ての環境での動作を保証するものではありません。

本ドキュメントの内容に基づき、導入、設定、運用を行なったことにより損害が生じた場合でも、弊社はその損害についての責任を負いません。あくまでお客様のご判断にてご使用ください。

 

[動作環境]
本ドキュメントに記載の方法を適用可能な動作環境は、以下のとおりです。

MIRACLE LINUX V3.0 (Asianux 1.0)

MIRACLE LINUX V4.0 (Asianux 2.0)

Asianux Server 3

 

[主要な記号の位置]
よく使用される記号のキーの位置を以下に示します。その他のキーの位置については、[その他の記号の位置]をご参照ください。

 

"="の位置

 

ハイフン "-” キーの右隣のキーを単独で打鍵します。

 

 

 

 

"("の位置

 

"Shift” キー押し下げておいて "9” キーを打鍵します。

 

 

 

 

 

")"の位置

 

"Shift” キー押し下げておいて "0” (ゼロ)キーを打鍵します。

 

 

 

 

 

[その他の記号の位置]

106 / 109 日本語キーボードを英語配列の設定で使用すると記号の位置は以下のようになります。

 

 

 

 

[更新履歴]
2008311日 新規作成

 

D01NEを使用したインターネット接続方法(Asianux Server 3)

本ドキュメントの内容はサポートサービスの対象外です。

 

[概  要] 

本ドキュメントでは、Asianux Server 3にてイー・モバイル株式会社(以下イー・モバイル社のデータ通信カードD01NEを使用してインターネット接続する方法を説明します。 

 

[注意事項]

本ドキュメントは、各ソフトウェア開発元の情報およびマニュアル等を元にした参考情報です。

本ドキュメントの内容は、予告なしに変更される場合があります。

 

本ドキュメントは、限られた評価環境における検証結果をもとに作成しており、全ての環境での動作を保証するものではありません。

本ドキュメントの内容に基づき、導入、設定、運用を行なったことにより損害が生じた場合でも、弊社はその損害についての責任を負いません。

 

また、本ドキュメントの内容に関するサポートのお問い合わせはお受けしておりません。あくまでお客様のご判断にてご使用ください。

 

[前提条件] 

以下の環境を前提とします。

(1)PCカードスロットを持つPCにインストールされたAsianux Server 3環境(以下PC)

(2)上記PCroot権限を持つこと

(3)イー・モバイル社と契約したSIMカードをセットアップしたデータ通信カードD01NE(以下D01NE)

 

[設定手順] 

1.デバイスの挿入とdmesgの確認

 

(1)PCカードスロットにD01NEを挿入します。

 

(2)PCに認識されたことをdmesgで確認します。

注意:認識完了まで数分程度、時間がかかることがあります。

 

$ dmesg

(中略)

hub 5-0:1.0: USB hub found

hub 5-0:1.0: 1 port detected

ohci_hcd 0000:03:00.0: wakeup

usb 5-1: new full speed USB device using ohci_hcd and address 2

usb 5-1: configuration #1 chosen from 1 choice

cdc_acm 5-1:1.0: ttyACM0: USB ACM device

 

上記は、(内部的な)HUB5に接続された(/dev/)ttyACM0としてD01NEが認識されたことを意味しています。

 

(3)PCに認識されたことをlsコマンドで確認します。

 

$ ls -l /dev/ttyACM0

crw-rw---- 1 root uucp 166, 0 xx xx:xx /dev/ttyACM0

 

2.シンボリックリンクの作成

 

(1)suコマンド等でrootユーザ権限を取得します。

 

()

$ su -

パスワード:(rootユーザパスワード)

#

 

(2)/dev/ttyACM0から/dev/modemにシンボリックリンクを作成します。

 

# ln -s /dev/ttyACM0 /dev/modem

 

(3)作成されたシンボリックリンクを確認します。

# ls -l /dev/modem

lrwxrwxrwx 1 root root 12 xx xx:xx /dev/modem -> /dev/ttyACM0

 

(4)root権限の作業を終了します。

# exit

$

 

3.kpppの設定

 

(1)kpppを起動します。

 

$ /usr/sbin/kppp

 

(2)[新規接続先を作成]のウィンドウが起動した場合はキャンセルします。

 

(3)[新規デバイスを作成]のウィンドウまたは[デバイス]タブ-[新規]からデバイスを作成します。

デバイス名:(任意) ()D01NE

デバイスタイプ:モデム

デバイス情報:/dev/modem

 

4[接続先一覧]タブ-[新規]-[対話的セットアップ]から接続先を作成します。

下記の情報を入力します

[ダイアル]タブ:

接続名:(任意)()emobile

電話番号:*99***1#

デバイス:(3)で作成したデバイス名(D01NE)

[DNS]タブ:

ドメイン名:(任意)():example.net

接続時に既存のDNSサーバを無効にする:チェック

 

その他の設定は必要があれば行ってください。

 

4.ダイアルアップ接続の開始

 

(1)イー・モバイルのサービス圏内であることをD01NEアンテナ/電源ランプで確認します。

 

2kpppを起動します。

 

$ /usr/sbin/kppp

 

(3)3.で作成した接続先(:emobile)を指定して[接続]します。

 

(4)アカウント情報の入力

ログインID:em

パスワード:em

 

(5)電話番号およびデバイスが正しいこと、圏内であることを確認して[接続]します。

  

(6)接続が完了するとデスクトップ右下にkpppのアイコンが格納されます。

 

5.ダイアルアップ接続の終了

 

(1)デスクトップ右下のkpppのアイコンを右クリックして[切断]してください。

 

(2)切断後、必要に応じてPCカードスロットからD01NEを取り外してください

 

6.注意事項

 

(1)Asianux Server 3付属(SP無し)kpppモデムデバイスとして/dev/ttyACM0を検索しません。

また、任意のデバイスを指定することができませんので、ご注意ください。

 

(2)接続後、DNSの解決に時間がかかる場合は、[DNS]タブに記載した内容が、

接続後/etc/resolv.confに正しく反映されているか確認してください

 

[商標等] 

商標等取り扱い事項

 

[更新履歴]

2008年 3月 10日 新規作成

SSHの公開鍵認証設定

[概  要]

OpenSSHでは複数のユーザ認証方式がサポートされており、デフォルトの状態では、「パスワード認証」が可能となっています。

本ドキュメントでは、それらのユーザ認証方式のうち、「公開鍵認証の設定方法について説明します。

なお、本ドキュメントでは、sshサーバ、クライアントとも、Asianux Server 3を使用しています。

  

[注意事項]

本ドキュメントは、各ソフトウェア開発元の情報およびマニュアル等を元にした参考情報です。

本ドキュメントの内容は、予告なしに変更される場合があります。

 

本ドキュメントは、限られた評価環境における検証結果をもとに作成しており、全ての環境での動作を保証するものではありません。

本ドキュメントの内容に基づき、導入、設定、運用を行なったことにより損害が生じた場合でも、弊社はその損害についての責任を負いません。あくまでお客様のご判断にてご使用ください。

 

[公開鍵認証とは]

公開鍵認証とは、秘密鍵と公開鍵という鍵ペアを使用する認証方式です。公開鍵認証では、パスワードを入力しないため、パスワードがネットワーク上を流れることがありません。そのため、パスワードの盗難や推測などの攻撃を防ぐことができより安全な通信を実現します。

 

[確認環境]

本ドキュメントの評価環境は以下のとおりです。

 

sshサーバ

使用OS Asianux Server 3

ホスト名:server.example.com

IPアドレス:10.1.1.100

関連パッケージバージョン:

openssh-4.3p2-16.1AX

openssh-server-4.3p2-16.1AX

openssl-0.9.8b-8.3

sshログインユーザ:userA

 

sshクライアント

使用OS Asianux Server 3

ホスト名:client.example.com

IPアドレス : 10.1.1.200

関連パッケージバージョン:

openssh-4.3p2-16.1AX

openssh-clients-4.3p2-16.1AX

openssl-0.9.8b-8.3

公開鍵認証設定ユーザ:userA

 

[公開鍵認証の流れ]

 

 

アクセスするユーザ名をサーバへ送信

クライアントに向けて、あらかじめ登録されたユーザの 公開鍵で暗号化したメッセージを送信

ペアとなる秘密鍵でメッセージを復号化し、そのハッシュ値をサーバへ送信

ハッシュ値を比較し、メッセージが正しく復号化されていれば、クライアントの秘密鍵所有が証明され、ログイン許可

ユーザの秘密鍵は、それ自体が暗号化されており、秘密鍵を復号化するためにパスフレーズを使用します。

 

[設定方法]

 

クライアント側設定

 

コマンドライン行頭の $ は、ユーザ(本ドキュメントではuserA)のコマンドプロンプトをあらわします。

 

1.ssh公開鍵と秘密鍵を作成します。(以下の例ではdsa方式の鍵ペアを作成しています。)

本ドキュメントでは鍵ペアの保存ディレクトリはデフォルトのままで設定しています。

 

 

$ ssh-keygen -t dsa

Generating public/private dsa key pair.

Enter file in which to save the key (/home/userA/.ssh/id_dsa): そのままEnter

Created directory '/home/userA/.ssh'.

Enter passphrase (empty for no passphrase): ←秘密鍵用のパスフレーズを入力

Enter same passphrase again: ←再度パスフレーズを入力

Your identification has been saved in /home/userA/.ssh/id_dsa.

Your public key has been saved in /home/userA/.ssh/id_dsa.pub.

The key fingerprint is:

97:3a:59:0c:28:0d:6f:c9:6e:dd:9b:e8:42:cd:4b:6a userA@client.example.com

 

 

2.作成された鍵ペアは、ユーザのホームディレクトリ以下の .ssh ディレクトリに保存されます。

公開鍵(id_dsa.pub)と秘密鍵(id_dsa)が作成されたことを確認します。

 

 

$ ls ~/.ssh

id_dsa id_dsa.pub

 

 

3.sshサーバへ公開鍵(id_dsa.pub)をコピーします。

以下の例では、クライアント側でscpコマンドを使用し、sshサーバの/tmpディレクトリへコピーしています。

sshサーバ側でsshサービスが起動している必要があります。sshサービスの起動方法は、「sshサーバ側設定」手順1をご参照ください。

 

 

$ scp ~/.ssh/id_dsa.pub server.example.com:/tmp

 

 

4.~/.sshディレクトリと、秘密鍵を保存したid_dsaファイルのパーミッションを、それぞれ700600に設定します。

 

 

$ chmod 700 ~/.ssh

$ chmod 600 ~/.ssh/id_dsa

 

 

 

sshサーバ側設定

 

1.sshサービスが起動していない場合は起動します。

(先頭の#rootユーザのコマンドプロンプトをあらわします)

 

 

# service sshd start

 

 

次回以降、OS起動時に自動でsshサービスを起動させる場合、以下のコマンドを実行します。

 

 

# chkconfig sshd on

 

 

2.公開鍵認証を使用するユーザ(本ドキュメントではuserA)のホームディレクトリに.sshディレクトリが無い場合は作成します。(以下の作業はuserAで行います。)

 

 

$ mkdir ~/.ssh

 

 

3.ユーザの~/.sshディレクトリのパーミッションを700に変更します。

 

$ chmod 700 ~/.ssh

 

 

4.クライアントからコピーした公開鍵を、ユーザの~/.ssh/authorized_keysファイルへ追加します。

以下の例では、前述のクライアント側設定で、/tmpに保存した公開鍵(id_dsa.pub)を追加しています。(authorized_keysファイルが存在していない場合でも新規作成されます)

 

 

$ cat /tmp/id_dsa.pub >> ~/.ssh/authorized_keys

 

 

5.authorized_keysファイルのパーミッションを600に変更します。

 

 

$ chmod 600 ~/.ssh/authorized_keys

 

 

 

接続確認

 

公開鍵認証の設定を行ったユーザで、sshコマンドを実行すると、秘密鍵のパスフレーズを要求されます。(公開鍵認証が使われている)

パスフレーズを入力し、ログインできることを確認します。

(以下の表示は、サーバに初めて接続する際の、サーバのホスト公開鍵登録時のメッセージを含んでいます。2回目以降の接続の際には、パスフレーズの入力行のみが表示されます。)

 

$ ssh userA@server.example.com

The authenticity of host 'server.example.com (10.1.1.100)' can't be established.

RSA key fingerprint is 71:8f:ab:81:75:61:e7:9c:44:79:d8:e3:28:dd:72:78.

Are you sure you want to continue connecting (yes/no)? yes ←yesを入力

Warning: Permanently added 'server.example.com,10.1.1.100' (RSA) to the list of known hosts.

Enter passphrase for key '/home/test/.ssh/id_dsa': ←パスフレーズを入力

 

 

 

[更新履歴]

2008年 3月 5日 新規作成

 

シリアルコンソールの設定(Linux minicom編)

[概  要]

本ドキュメントでは、サーバの障害時の情報採取に有効なシリアルコンソールの設定について説明します。

なお、本ドキュメントでは、シリアルコンソール端末にはMIRACLE LINUX V4.0(x86)をインストールしています。

 

[注意事項]

本ドキュメントは、各ソフトウェア開発元の情報およびマニュアル等を元にした参考情報です。

本ドキュメントの内容は、予告なしに変更される場合があります。

 

本ドキュメントは、限られた評価環境における検証結果をもとに作成しており、全ての環境での動作を保証するものではありません。

本ドキュメントの内容に基づき、導入、設定、運用を行なったことにより損害が生じた場合でも、弊社はその損害についての責任を負いません。あくまでお客様のご判断にてご使用ください。

 

[シリアルコンソールとは]
「コンソール」とは、一般的にシステムのメッセージ出力装置のことを指し、「シリアルコンソール」とは、サーバのシリアルポートとシリアルケーブルで直接つながっている端末のモニタとキーボードを指します。

 

シリアルコンソールは、以下のようなサーバの障害時に有効です。

 

・ カーネルパニック時の情報採取

カーネルパニック時にコンソールに出力されるメッセージは、サーバ上のログには残されません。シリアルコンソールの設定を行っている場合には、サーバのコンソールと同時にシリアルコンソール端末にもメッセージが送られるため、情報を採取できる可能性が高くなります。

  

・ ハングアップ時の情報採取

シリアルコンソールの設定を行っている場合には、サーバが何らかの障害でキーボード操作不可能となり、Shellのコマンド入力ができない状態になった場合でも、SysRqの機能を使用してシリアルコンソール端末に情報を採取できる可能性が高くなります。

(SysRq については[参考情報] に記載のドキュメント等をご参照ください。)

 

 

[動作環境]
本ドキュメントの動作環境は以下のとおりです。
 

 

[準  備]
RS-232C(シリアル)クロスケーブルを用意し、双方のシリアルポートを直接つないでおきます。

 

[サーバ側設定]

 

出力設定

以下の設定は、サーバのコンソールに出力されたメッセージを、シリアルコンソールへ同時に出力するための設定です。/boot/grub/grub.confを編集します。

 

1.背景イメージの指定をコメントアウトします。

 

 

#splashimage=(hd0,0)/grub

 

 

2."kernel"行にカーネルパラメータを追加します。

DOS WindowsにおけるCOM1COM2を、Linuxでは ttyS0(シリアルポート1)、ttyS1(シリアルポート2)とあらわします。

また、以下の設定では通信速度を9600パリティおよびデータビット数はデフォルト(パリティビット数 0、データビット数 8)に設定しています。必要に応じて変更してください。

 

[変更前]

kernel /vmlinuz-2.6.9-34.28AXsmp ro root=LABEL=/1

 

[変更後] (1行で記述しています)

kernel /vmlinuz-2.6.9-34.28AXsmp ro root=LABEL=/1 console=tty0 console=ttyS0,9600

 

ログイン設定

以下の設定は、シリアルコンソール端末から、サーバへログイン出来るようにする為の設定です。

 

1./etc/inittab ファイルに以下の記述を追加します。

 

)シリアルポートttyS0を使用し、通信速度の指定を9600とする

 

 

co:12345:respawn:/sbin/agetty ttyS0 9600

  

 

2./etc/securetty の編集

rootでのログインを可能にする為 /etc/securettyファイルに ttyS0 を追記します。

 

3.設定を反映させるため、サーバを再起動します。

 

[シリアルコンソール端末側設定]
本ドキュメントでは、ターミナルソフトとしてminicomを使用する場合の設定を示します。

 

設定ファイル作成

初回起動時には、システム全体の設定ファイルである/etc/minirc.dflを作成します。

 

1.minicomsetupオプションを付けて起動します。

 

 

# minicom -s

 

 

[configuratioin]画面が開きます。

 

[configuration]

Filenames and paths

File transfer protocols

Serial port setup

Modem and dialing

Screen and keyboard

Save setup as dfl

Save setup as..

Exit

 

 

2."Serial port setup"を選択して[Enter]キーを押します。

以下の表示は、minicom-2.00.0-19 のデフォルト値です。

 

A - Serial Device : /dev/ttyS1

B - Lockfile Location : /var/lock

C - Callin Program :

D - Callout Program :

E - Bps/Par/Bits : 38400 8N1

F - Hardware Flow Control : Yes

G - Software Flow Control : No

 

Change which setting?

 

 

3.項目の値を必要に応じて変更します。

"Change which setting?”の右にカーソルが点滅している状態で、項目左端のアルファベットを入力します。

本ドキュメントでは、"Serial Device”"Bps/Par/Bits”のみを変更しています。

 

"Serial Device”変更

(1)"Change which setting?”"A”を入力します。

(2)デバイス名にカーソルが移動し、入力可能な状態になります。適切なデバイス名を入力します。

 

"Bps/Par/Bits”変更

[サーバ側設定]で通信速度を9600に設定しているため、ここでは"Bps/Par/Bits”9600に変更します。

(1)"Change which setting?”"E”を入力します。

(2)[Comm Parameters]画面で"E”(9600)を入力します。

(3)[Enter]キーで[Comm Parameters]画面を終了します。

 

設定後の表示は以下のようになります。

 

A - Serial Device : /dev/ttyS0

B - Lockfile Location : /var/lock

C - Callin Program :

D - Callout Program :

E - Bps/Par/Bits : 9600 8N1

F - Hardware Flow Control : Yes

G - Software Flow Control : No

 

Change which setting?

 

 

4.[Enter]キーで[configuration]画面に戻り、"Save setup as dfl”を選択します。

設定ファイル/etc/minirc.dflが作成されました。

 

5."Exit”を選択して[configuration]画面を終了します。

 

設定後、minicomを終了します。終了する場合は、[Ctrl]+Aキーを押してから、Xキーを押します。
(minicomのコマンドキーについては、[Ctrl]+Aキーを押してから、Zキーを押して一覧を表示することができます。)

 

 

[メッセージ出力テスト]

 

1.minicomを起動します。

 

 

# minicom

 

 

minicomが起動すると、シリアルコンソール画面上にログインプロンプトが表示されます。

 

 

2.シリアルコンソールで接続した場合は、minicom[Ctrl]+Aキーを押してからFキーを押すことで、サーバ側でSysRqキー([Alt]+Printscreenキー)を押す場合と同じ動作をさせることができます。

以下の操作方法では、この機能を利用して、minicomの画面上にカーネルのメッセージを出力させています。

 

(操作方法)

[Ctrl]+Aキーを押してから、Fキーを押します。画面中央に「Sending Break」と表示されますので、そのEnterキーを押します。シリアルコンソール端末のminicomの画面上に、以下のようなSysRqHELP が出力されることを確認してください

 

 

SysRq : HELP : loglevel0-8 reBoot Crash tErm kIll saK showMem powerOff showPc unRaw Sync showTasks Unmount shoWcpus

 

 

ここではHELPの出力を行いましたが、他のSysRqのコマンドキーについては、[参考情報] 等をご確認ください。

 

[メッセージ保存設定]

シリアルコンソール端末minicom画面上に出力されるメッセージをキャプチャするための設定を行います。シリアルコンソール端末側でminicomが起動している状態で、以下の設定を行います。

 

[Ctrl]+Aキーを押してから、Lキーを押します。

以下のように、キャプチャデータの保存先を入力する画面が表示されます。

デフォルトでは、カレントディレクトリにminicom.capというファイルが作成されます。

必要に応じて任意のファイル名(パス)を指定し、ログを保存します。

 

 

Capture to which file?

>minicom.cap

 

 

 

[参考URL]

JF: Remote Serial Console HOWTO

JF: Linux Kernel 2.2 Documentation: sysrq.txt

 

 

[更新履歴]

2008年 3月 3日 新規作成

 

 

MySQL, PHP, Apacheの連携環境構築方法

[概  要]

本ドキュメントでは、Mysql,PHP,Apache を連携させるための最低限の設定例と、動作確認の方法をご紹介します。

 

[注意事項]

本ドキュメントは、各ソフトウェア開発元の情報およびマニュアル等を元にした参考情報です。

本ドキュメントの内容は、予告なしに変更される場合があります。

 

本ドキュメントは、限られた評価環境における検証結果をもとに作成しており、全ての環境での動作を保証するものではありません。

本ドキュメントの内容に基づき、導入、設定、運用を行なったことにより損害が生じた場合でも、弊社はその損害についての責任を負いません。あくまでお客様のご判断にてご使用ください。

また、本ドキュメントで使用しているソフトウェアのセキュリティ等、詳細な設定についてはマニュアル等でご確認ください。

 

[確認環境]

Asianux Server 3 for x86(32bit)

Asianux Server 3 for x86-64(64bit)

 

.動作の確認はOSのすぺてのパッケージをインストールした後、初期状態から行っています。


[設定方法]

 

関連サービスの起動

 

.関連のサービスを起動します。

 

# service mysqld start

# service httpd start

 

OS起動時にサービスを自動で起動するように設定するには下記を行います。

# chkconfig mysqld on

# chkconfig httpd on

 

MySQLの動作確認

 

1.root権限でMySQLにログインします。

 

# mysql -u root -p test

Enter password: <--- 空欄のままEnterします。

Welcome to the MySQL monitor. Commands end with ; or \g.

Your MySQL connection id is 9 to server version: 5.0.22

 

2.下記のようにtestデータベースが確認できることを確認します。

 

mysql> show databases;

+--------------------+

| Database |

+--------------------+

| information_schema |

| mysql |

| test |

+--------------------+

3 rows in set (0.03 sec)

 

mysql> show tables from test;

Empty set (0.00 sec)

 

mysql > exit

 

Apache + PHPの動作確認

 

1.下記内容のファイル info.php を作成します。

 

<?php phpinfo() ?>

 

2.作成したファイルを下記ディレクトリに置きます。

 

/var/www/html/info.php

 

3.ブラウザから下記URLにアクセスし、PHPの設定オプションが

表示されることを確認します。

 

http://ホスト名/info.php

 

 

 

表の作成

 

1.下記サンプルファイルを使用し、testデータベースにサンプルのEMP表を登録します。

 

# mysql -u root -p test < ./emp.sql

Enter password: <--- 空欄のままEnterします。

 

サンプルファイル: emp.sql.gz

※サンプルファイルは解凍してご使用下さい。

 

2.作成した表を確認します。

 

# mysql -u root -p test

Enter password: <--- 空欄のままEnterします。

Welcome to the MySQL monitor. Commands end with ; or \g.

Your MySQL connection id is 9 to server version: 5.0.22

 

mysql> use test;

mysql> select * from EMP;

 

+-------+--------+-----------+------+---------+---------+--------+

| EMPNO | ENAME | JOB | MGR | SAL | COMM | DEPTNO |

+-------+--------+-----------+------+---------+---------+--------+

| 7369 | SMITH | CLERK | 7902 | 800.00 | NULL | 20 |

| 7499 | ALLEN | SALESMAN | 7698 | 1600.00 | 300.00 | 30 |

...

14 rows in set (0.00 sec)

 

 

 

mysql> quit

Bye

 

MySQLに接続するphpスクリプトファイルを作成します。

スクリプトでは PDOPHP Data Object)を利用してMySQL接続しています。

 

サンプルファイル: mysql_pdo.php.gz

※サンプルファイルは解凍してご使用下さい。

 

設置ディレクトリ: /var/www/html/mysql_pdo.php

 

[動作確認]

 

.ブラウザから下記URLにアクセスし登録した表が正常に見えることを確認します。

 

http://ホスト名/mysql_pdo.php

 


 

 
 
[更新履歴]
2008年 3月 5日 新規作成

 

MailmanとPostfixを使用したメーリングリストサーバ構築手順

[概  要]

Mailmanpostfixを使用したメーリングリストサーバについて、動作確認が行える必要最低限の設定例をご紹介します。

 

メーリングリストは、PostfixMailmanaliasファイルを読み込むことにより実現されます。

Mailmanを使用すると、ユーザはコマンド、Web browserを使用してメーリングリストを管理できます。


 

[注意事項]

本ドキュメントは、各ソフトウェア開発元の情報およびマニュアル等を元にした参考情報です。

本ドキュメントの内容は、予告なしに変更される場合があります。

 

本ドキュメントは、限られた評価環境における検証結果をもとに作成しており、全ての環境での動作を保証するものではありません。

本ドキュメントの内容に基づき、導入、設定、運用を行なったことにより損害が生じた場合でも、弊社はその損害についての責任を負いません。あくまでお客様のご判断にてご使用ください。

本ドキュメントで使用しているソフトウェアのセキュリティ等の詳細な設定につきましては、マニュアル等をご参照ください。

 

[確認環境]

Asianux Server 3 for x86(32bit)

Asianux Server 3 for x86-64(64bit)

MIRACLE LINUX V4.0 SP2 - Asianux Inside

MIRACLE LINUX V4.0 SP2 - Asianux Inside for x86-64

DNSによるサーバの名前解決が行える環境が前提となります。

※動作の確認はOSのすぺてのパッケージをインストールした後、初期状態から行っています。 

 

[設定方法]

postfixの設定

 

下記例の様に postfix の設定ファイルを編集します。

 

) ホスト名: miraclelinux ドメイン名: example.com ネットワーク:192.168.0.0/24 の場合

 

設定ファイル: /etc/postfix/main.cf

 

<変更>

 myhostname = miraclelinux.example.com

 mydomain = example.com

 mynetworks = 192.168.0.0/24, 127.0.0.0/8

 inet_interfaces = all

 myorigin=$myhostname

 recipient_delimiter = +

 unknown_local_recipient_reject_code = 550

 alias_maps = hash:/etc/aliases, hash:/etc/mailman/aliases

 alias_database = hash:/etc/aliases, hash:/etc/mailman/aliases

 

<追加>

 owner_request_special = no

 default_database_type = hash

 

Mailmanの設定

 

1.下記例の様に Mailman の設定ファイルを編集します。

 

) デフォルトの言語を日本語とする場合

設定ファイル: /usr/lib/mailman/Mailman/mm_cfg.py

 

<追加>

 MTA = 'Postfix'

 DEFAULT_SERVER_LANGUAGE = 'ja'

 

2.Mailman alias ファイルを作成します。

 

#/usr/lib/mailman/bin/genaliases

     

3.作成した alias ファイルのオーナー、パーミションを適切にします。

 

<確認する場合>

# /usr/lib/mailman/bin/check_perms

 

<適切に変更する場合>

実行結果がno problemになるまで繰り返します。

# /usr/lib/mailman/bin/check_perms -f

 

変更後は下記のオーナー、パーミッションとなります

# ls -la /etc/mailman/

...

-rw-rw---- 1 root mailman 355 Feb 19 00:36 aliases

-rw-rw---- 1 mailman mailman 12288 Feb 19 00:36 aliases.db

 

 

4.管理者のパスワードを設定します。

# /usr/lib/mailman/bin/mmsitepass

 

5.管理用メーリングリストを作成します。

# /usr/lib/mailman/bin/newlist mailman

 

Apacheの設定

 

下記の設定ファイルを使用します。設定の変更は特に必要ありません。

/etc/httpd/conf.d/mailman.conf

 

動作確認

 

1.関連のサービスを起動します。

 

#service postfix start

#service httpd start

#service mailman start

 

OS起動時に自動で起動させる場合は下記を実行します。

 

# chkconfig postfix on

# chkconfig httpd on

# chkconfig mailman on

 

2.ウェブブラウザで下記URLにアクセスします。

下記例の様に必ずFQDN でアクセスします。

 

)

URL: http://miralelinux.example.com/mailman/listinfo

 

3.Mailmanの管理画面よりメーリングリストを作成します。

「新しいメーリングリストを作成する」 から、メーリングリストを作成し動作を確認します。

 

 

[参考URL]

http://mailman.sourceforge.net/

 

[更新履歴]

・2008年 3月 5日 新規作成

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