|
||||
Linux技術トレーニング 基本管理コース II第7章 各種サーバ機能の設定2.DHCPサーバー2-1.DHCPサーバーの概要
DHCPの概要
DHCP(Dynamic Host Configuration Protocol)は、IP ネットワーク上の個々の機器が、自分自身のネットワーク設定情報(IPアドレス、サブネットマスク、ブロードキャストアドレスなど)をDHCP サーバーから得られるようにするプロトコルで、その主な目的は大規模なネットワークの管理を容易にすることです。 DHCP サーバーの設定は/etc/dhcpd.conf を記述することで行います。DHCP サーバーの設定にはさまざまなオプションがあり/etc/dhcpd.conf を直接編集して設定することもできますが、Webmin を使用するとさらに容易に設定を行うことができます。 (1)サブネットと共有ネットワークの主な設定項目
(2)クライアントオプションの主な設定項目
(3)ホストに対する主な設定項目
サブネット192.168.0.0/24 のネットワークで192.168.0.10-254 をリースして、デフォルトのリース期間を3 日(最大を6 日)とし、DNS サーバーを指定し、MAC アドレス(12:34:56:78:9A:BC)のホストに固定アドレスを指定した場合の/etc/dhcpd.confの例を以下に示します。 subnet 192.168.0.0 netmask 255.255.255.0 { option domain-name-servers 192.168.0.1; option domain-name "your.domain.name"; option routers 192.168.0.1; max-lease-time 518400; default-lease-time 259200; range 192.168.0.10 192.168.0.254; host server { hardware ethernet 12:34:56:78:9A:BC; fixed-address 192.168.0.5; } }DHCPクライアント MIRACLE LINUXでは、DHCP クライアントとしてdhclientを採用しています。
# /sbin/dhclient
上記のコマンドを実行すると、インターフェイスもダウンするので注意してください。インター フェイスがダウンしたときには、dhclientコマンドを実行してインターフェイスをアップさせてください。 # /sbin/dhclient -r |