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Linux技術トレーニング 基本管理コース I

第4章 ユーザー・グループ管理

2. ユーザー管理
2-1. ユーザーの作成・削除
  • ユーザーの作成
    # /usr/sbin/useradd -g miracle foo
  • ユーザーの削除
    # /usr/sbin/userdel foo

ユーザーの作成

新規ユーザーの作成はuseraddコマンドを使用して行います。例えば、グループ miracleに所属するfooというユーザーを作成するには以下のコマンドを使います。

# /usr/sbin/useradd -g miracle  foo

ユーザーの削除

不要なユーザーを削除するには、userdelコマンドを使います。

# /usr/sbin/userdel  foo


2-2. パスワードの変更
  • 自分自身のパスワードを変更する場合
    $ /usr/bin/passwd
  • 他のユーザーのパスワードを変更する場合(rootユーザーが行う)
    # /usr/bin/passwd ユーザー名

自分のパスワード変更

ユーザーが自分のパスワードを変更するには次のコマンドを使用します。

$ /usr/bin/passwd
すると、現在のパスワード、新しいパスワード、確認用に再度新しいパスワードと3回の入力が要求されます。

他のユーザーのパスワード変更

rootユーザーは次のコマンドで他の一般ユーザーのパスワードを変更できます。

# /usr/bin/passwd ユーザー名
この場合、新しいパスワード、確認用に再度新しいパスワードと2回の入力が要求されます。


2-3. ログインユーザーIDの変更
  • ログイン中に他のユーザーに代わりたいとき(su)
    $ /bin/su - ユーザー名
    または
    $ /bin/su  ユーザー名
  • 現在の自分のログインIDの確認(id)
    $ /usr/bin/id
    uid=500(foo) gid=500(miracle) 所属グループ=500(miracle)

ログインユーザーIDの変更

ログイン中に他のユーザーに代わりたいときは、su(1)コマンドを使用します。たとえばrootでログイン中にユーザーfooで作業したいときには、次のコマンドを実行します。

# /bin/su - foo
一般ユーザーが他のユーザーに切り替わるときは、su実行時にパスワードの入力を要求されるので、不正に他のユーザーになりすますことはできません。

ハイフン(-)について

su(1)にハイフン(-)を付けると、切替後のユーザーに直接ログインした場合と同じ環境になりますが付けない場合は切替前のユーザー環境を引き継ぎます。


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