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Linux技術トレーニング 基本管理コース I第6章 GUIの操作
サーバとして使用されることが多いMIRACLE LINUXですが、ユーザの利便性を考え、GUIによる操作も提供しております。本章では、このGUI環境について学習していきます。
1. MIRACLE LINUX V4.0におけるGUI環境1.MIRACLE LINUX V4.0におけるGUI環境
X Window System
MIRACLE LINUXに限らず、UNIX系のOSでは、広く採用されているウィンドウシステムです。
統合デスクトップ環境 X Window Systemでは、非常に柔軟で自由度の高いシステムなため、特に何も既定せずに、アプリケーションを開発してしまうと、異なる操作性を持つユーザインターフェースがたくさんできあがる可能性があります。 例えば、あるアプリケーションでは、メニューを表示するために右クリックし、別のアプリケーションでは、左クリックしなければならないといった感じです。 このようなアプリケーションによって操作性が異なってしまうことは、ユーザにとってみれば、個々のアプリケーションごとに1から使用方法を学習しなければならず、非常に使い勝手の悪いものになってしまします。 したがって、ユーザの利便性を第一に考えた場合、システムユーティリティや一般のアプリケーションの両方で、統一したデザイン・操作性を実現することが望まれます。その目的で提供される一連の実行環境、開発環境を提供するソフトウェア群を「統合デスクトップ環境」と呼びます。 現在では、X Window System上で動作する 代表的な統合デスクトップ環境として、 「CDE」、「GNOME」、「KDE」などが存在します。MIRACLE LINUXでは、V3.0から、これらの内で、「KDE」を統合デスクトップ環境として採用しています。 |