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multipathでデバイス名を変更する方法について

 

[対象となる製品のバージョン]

 

Asianux Server 3 for x86(32bit)

Asianux Server 3 for x86-64(64bit)

 

 

[概 要]

Asianux Server 3multipathを使用する事によって、デバイスファイル名を変更する方法を記述します。

 

 

[説 明]

1. 各デバイスのwwidを以下のコマンドを使用し確認します。
wwidはファイバーチャネルやSCSIに割り振られた固有のIDです
 

# /sbin/scsi_id -g -u -s /block/sd[a-q]

 
(sd[a-q]はご使用環境に合わせてお読み替え下さい)

 

 

2. /etc/multipath.confに以下の設定を行います。

 

2-1. ユーザーフレンドリオプションをyesに設定します。
 

defaults {

             user_friendly_names yes

}

 

2-2.  "1."のコマンドで確認したwwidを使いデバイス名の紐付けを行います。

 

multipaths {

            multipath {

                       wwid                 6d00112744ac7f00023f6c15c0ff8313c

                       alias                 mpath0

            }

}

 

 

 

3. 設定の反映,確認方法について

 

3-1. device mapをクリアします。

 

# /sbin/multipath -F

 

3-2. 以下のコマンドで設定を反映した新しいdevice mapを作成します

 

# /sbin/multipath -v2 -l

 
 
3-3. マルチパスサービスを起動する設定を行い、起動させます。
 

# chkconfig multipathd on

# service multipathd start

 

3-4. サービス起動後、以下のコマンドで状態を確認します。

 

# multipath -ll

 

上記のコマンドを実行すると以下の様な結果が返ってきます。
 

# multipath -ll

mpath0 (xxxxxxxxxxxx) dm-0 xxxxx,xxxxx

[size=204G][features=0][hwhandler=0][rw]

\_ round-robin 0 [prio=0][active]

\_ 1:0:0:0 sda 8:0 [active][ready]

\_ 2:0:0:0 sdb 8:16 [active][ready]

 

実行結果のパスの状態が[active][redy]または[active][ghost]となっている場合、
正常に動作していることを示しています。

 

 

[関連情報]
障害発生時のパス回復後の動作について
障害が発生した場合、パス回復後の動作についてdeviceセクション内のfailbackの項目で
下記の様に設定することが出来ます。

 

)

devices {

           device {

                      vendor                           "YYYYY"

                      product                          "xxxx RAID"

                      path_grouping_policy          multibus

                      getuid_callout                  "/sbin/scsi_id -g -u -s /block/%n"

                      prio_callout                     "/bin/true"

                      features                         "0"

                      path_checker                   readsector0

                      failback                         immediate

           }

}

 

failbackに指定可能な設定は以下の通りです。

immediate
障害発生時、パス回復後すぐにパスを有効にします。
<数字>
障害発生時、パス回復後<数字>秒後にパスを有効にします。
manual
障害発生時、パス回復後手動で復旧させる必要があります。

 

 

 

[参考情報]

udevを使用してデバイスファイル名を固定する方法

http://www.miraclelinux.com/support/?q=node/269

 
 
[注意事項]
本ドキュメントは、各ソフトウェア開発元の情報およびマニュアル等を元にした参考情報です。
本ドキュメントの内容は、予告なしに変更される場合があります。
本ドキュメントは、限られた評価環境における検証結果をもとに作成しており、全ての環境での動作を保証するものではありません。
本ドキュメントの内容に基づき、導入、設定、運用を行なったことにより損害が生じた場合でも、弊社はその損害についての責任を負いません。あくまでお客様のご判断にてご使用ください。

 

 

[更新履歴]
2010 1216日 新規作成

 

SSHで接続したリモートホストのGUIアプリケーションを使用する方法

 

[対象となる製品のバージョン]

 

Asianux Server 3 for x86(32bit)

Asianux Server 3 for x86-64(64bit)

MIRACLE LINUX V4.0 - Asianux Inside

MIRACLE LINUX V4.0 - Asianux Inside for x86-64

 

 

[概 要]

OpenSSH X11 forwarding 機能を使用すると、sshで接続した先のホスト(SSHサーバ)のGUIアプリケーションを接続元のホスト(SSHクライアント)で使用することができます。

 

 

[設定方法]

1. 接続先のホスト(SSHサーバ)において、sshdの設定を行います。

 

下記設定ファイルの"X11Forwarding"パラメータを"yes"にします。
デフォルトでは"yes"が設定されています。
 

設定ファイル: /etc/ssh/sshd_config

 

X11Forwarding yes

 

2.設定を有効にするため、sshdを再起動します。

 

# service sshd restart

 

 

 

[使用方法]

1. 接続を行うホスト(SSHクライアント)から接続を行います。

 

# ssh -X -l ログイン名 ホスト名

 
  各オプションの意味

  -X : X11 forwarding機能を有効にする

  -lログイン名

 

 

2. 接続確立後、アプリケーションを実行します。SSHクライアント側にGUIアプリケーションが起動します。

 

例)

# firefox

 

 

複数のアプリケーションを同時に実行するには"&"をつけて実行します。

 

例)

# firefox &

# gvim &

 

 

 

[注意事項]
本ドキュメントの内容は、予告なしに変更される場合があります。
本ドキュメントは、限られた評価環境における検証結果をもとに作成しており、全ての環境での動作を保証するものではありません。
本ドキュメントの内容に基づき、導入、設定、運用を行ったことにより損害が生じた場合でも、弊社はその損害についての責任を負いません。あくまでお客様のご判断にてご使用ください。

 

 

[更新履歴]

2010年 12月 17日 新規作成

IPMI Watchdogが機能しない

 

[対象となる製品のバージョン]

 

Asianux Server 3 for x86(32bit)

Asianux Server 3 for x86-64(64bit)

kernel-2.6.18-194.1.AXS3Asianux Server 3 SP3収録)以降のバージョンをご使用の場合

 

 

[質 問]

IPMI watchdogが機能しません。ipmi_watchdog ドライバをロードすると下記のメッセージが出力されます。

 

IPMI Watchdog: Unable to register misc device

 

 

[原 因]

Asianux Server 3 SP3kernel-2.6.18-194.1.AXS3から追加されたiTCO_wdtドライバが、ipmi_watchdogドライバをロードするよりも先にロードされている場合この現象が発生します。

iTCO_wdtドライバは、インテルICHに内蔵されているwatchdogデバイス(intel TCO timer based watchdog device)のためのドライバです。

ご使用のマシンでこのデバイスが使用可能な場合、iTCO_wdtドライバが自動的にロードされます。

iTCO_wdtドライバとipmi_watchdogドライバは同時に使用することができません。

 

 

[対 処]

1.下記のコマンドで、iTCO_wdtドライバがロードされていることを確認します。

 

# lsmod grep iTCO_wdt

iTCO_wdt      17956 0

 

2.IPMI Watchdogを使用するには、iTCO_wdtドライバをロードさせない設定を行う下記の方法が考えられます。

 

方法1: ロードされるドライバを/bin/trueに置き換える。

 

1) 下記のファイルにinstallの行を追加します。

ファイル: /etc/modprobe.conf

install iTCO_wdt /bin/true

 

2) 設定を反映するためOSを再起動します。

 

 

方法2: iTCO_wdtドライバをロードしないようにする。

 

1) 下記のファイルにblacklistの行を追加します。

ファイル: /etc/modprobe.d/blacklist

blacklist iTCO_wdt

 

2) 設定を反映するためOSを再起動します。

 

 

 

[関連資料]

IPMI watchdogの設定方法

 

 

[注意事項]
本ドキュメントの内容は、予告なしに変更される場合があります。
本ドキュメントは、限られた評価環境における検証結果をもとに作成しており、全ての環境での動作を保証するものではありません。
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[更新履歴]

2010年 12月 17日 新規作成

snmpdから出力されるメッセージについて

 

[対象となる製品のバージョン]

 

Asianux Server 3 for x86(32bit)
Asianux Server 3 for x86-64(64bit)

 

 

[質  問]
OS起動時にsnmpdから以下のようなメッセージがsyslog(/var/log/messages)に出力されているときがあります。

 

 

snmpd[8904]: netsnmp_assert !"registration !=duplicate" failed agent_registry.c:536 netsnmp_subtree_load()

 

 

 

[原因・対処]
このメッセージはすでに登録されているMIBオブジェクトと同じOIDMIBオブジェクトが再登録されたときに出力されます。
H/Wベンダーのミドルウェアをインストールした環境で発生する場合がありますが、本メッセージが出力されても動作に影響はございません。

 

 

[注意事項]
本ドキュメントの内容は、予告なしに変更される場合があります。
本ドキュメントは、限られた評価環境における検証結果をもとに作成しており、全ての環境での動作を保証するものではありません。
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[更新履歴]

2010年 1129日 新規作成

proftpdを使用しているFTPサーバに対してFTPファイル転送中にABORを発行すると6分間停止してしまう

 

[対象となる製品のバージョン]

 

MIRACLE LINUX V4.0 - Asianux Inside
MIRACLE LINUX V4.0 - Asianux Inside for x86-64

 

[質  問]
ftpによるファイルの転送中にABOR(Ctrl+C)で中断すると、6分間操作不能に陥り、中断できない。

 

[原  因]

クライアントからABORが発行されると、サーバとクライアントの両方でお互いのセッションがク

ローズを待ってしまいデッドロック状態に陥ってしまいます。6分経過後、サーバ側でタイムアウ

トを検知し、セッションはクローズされます。

 

[対  処]

proftpd.confの終端に "TimeoutLinger 5"の設定を追記してください。

 

/etc/proftpd.conf

 

...中略

</Anonymous>

TimeoutLinger 5

 

 

設定後、proftpdは再起動またはrereadによる設定ファイルの再読み込みが必要となります。

 

[注意事項] 
本ドキュメントの内容は、予告なしに変更される場合があります。

本ドキュメントは、限られた評価環境における検証結果をもとに作成しており、 全ての環境での動作を保証するものではありません。

本ドキュメントの内容に基づき、導入、設定、運用を行なったことにより損害が 生じた場合でも、弊社はその損害についての責任を負いません。あくまでお客様のご判断にてご使用ください。

 

[更新履歴]

2010年 1119日 新規作成

異なるベンダーのハードディスクで同じブロック数に設定してパーティションを区切る方法

 

[対象となる製品のバージョン]

 

Asianux Server 3 for x86(32bit)

Asianux Server 3 for x86-64(64bit)

MIRACLE LINUX V4.0 - Asianux Inside
MIRACLE LINUX V4.0 - Asianux Inside for x86-64

 

[質  問]

Software RAID1(ミラー)で構成している環境で、1台ハードディスクを交換しようとしたが、異なるベンダーのハードディスクのため、パーティションを区切る際に同じブロック数にならず、RAID構成を復旧させることができませんでした。元のディスクと同一のブロック数にパーティションを切ることができれば、復旧できそうなのですが、パーティションのブロック数を指定する方法はありませんでしょうか?

 

 

元ハードディスク

Device Boot Start End Blocks Id System

/dev/sdak1 1 131 1052257 83 Linux

/dev/sdak2 132 262 1052257+ 83 Linux

 

新ハードディスク

Device Boot Start End Blocks Id System

/dev/sdy1 1 131 1052226 83 Linux

 

 

[原  因]

異なるベンダーのハードディスクでは、1シリンダ内に配置できるブロック数が異なる場合がある

ため、同じシリンダ数を指定したとしても、同じブロック数になりません。

 

[対  処]

fdiskコマンドを使用する場合は、セクタ単位に指定することで、ブロック数を一致させることが

できるようになります。詳細な手順については以下を参照してください。

 

ブロック数を1052257に設定する場合

 

1. fdisk /dev/sdak

2. セクタ単位に変更(u)

コマンド (m でヘルプ): u

セクタ数 の表示/項目ユニットを変更します

3. パーティションを作成

コマンド (m でヘルプ): n

コマンドアクション

e 拡張

p 基本領域 (1-4)

p

領域番号 (1-4): 1

最初 セクタ (1-1953520064, default 1):

Using default value 1

終点 セクタ または +サイズ または +サイズM または

+サイズK (1-1953520064, default 1953520064): +2104514

1セクタ512バイトの場合2104514セクタを使用すると1052257 blockになります

環境により適宜数値を変更する必要があります。

4. 確認(セクタで表示されます)

コマンド (m でヘルプ): p

255 heads, 63 sectors/track, 121601 cylinders, total 0 sectors

Units = セクタ数 of 1 * 512 = 512 bytes

デバイス Boot Start End Blocks Id System

sdak1 1 2104515 1052257+ 83 Linux

Partition 1 does not end on cylinder boundary.

5. 確認(シリンダ数(デフォルトの表示)で表示)

コマンド (m でヘルプ): u

シリンダ数 の表示/項目ユニットを変更します

コマンド (m でヘルプ): p

デバイス Boot Start End Blocks Id System

sdak1 1 132 1052257+ 83 Linux

Partition 1 does not end on cylinder boundary.

 

 

fdisk時に表示される"Partition 1 does not end on cylinder boundary."については、シリンダ終端 に合った設定では無いという意味になります。

1シリンダの途中でパーティションを切ることにより、シークが増え、パフォーマンスにペナルティが ある場合もありますので、ご注意ください。

 

[注意事項] 
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[更新履歴]

2010年 1119日 新規作成

ethtoolコマンドの-dオプションについて

 

[対象となる製品のバージョン]

 

MIRACLE LINUX V4.0 - Asianux Inside
MIRACLE LINUX V4.0 - Asianux Inside for x86-64

 

[質  問]
ethtoolコマンドの-dオプションにて情報が出力されません。

 

# /sbin/ethtool -d eth0

Cannot dump registers: Success

 

[原因 ・対処]

Miracle Linux 4 SP2までに含まれるethtool バージョン1.8-4-dオプションがサポートされておりません。下記URLよりethtool-6-1以上のバージョンをダウンロードし、アップデートしてください。

 

アップデート後にコマンドを実行すると以下のように出力されます。

 

# ethtool -d eth0

MAC Registers

-------------

0x00000: CTRL (Device control register) 0x180C0241

Endian mode (buffers): little

Link reset: normal

Set link up: 1

Invert Loss-Of-Signal: no

Receive flow control: enabled

・・・・・

 

 

[注意事項]
本ドキュメントの内容は、予告なしに変更される場合があります。
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[更新履歴]

2010年 1119日 新規作成

authdパッケージアップデートで出力されるメッセージについて

 

[質  問]

パッケージのアップデートをすると最後に”設定を再読み込み: [失敗]”と出力される

 

[対象となる製品のバージョン]

Asianux Server 3 for x86(32bit)

Asianux Server 3 for x86-64(64bit)

 

 

[原因 ・対処]

Asianux TSN Updateraxtu)やAsianux Server 3 ==MIRACLE LINUX V5 DVDメディアを使用して、SPのアップデートを実施した際に最後の以下のようなメッセージが出力されることがあります。

 

・・・・・

571:xorg-x11-drivers ##################################### [100%]

572:xorg-x11-drv-i810-devel##################################### [100%]

 設定を再読み込み: [失敗]

#

このメッセージはauthdパッケージのアップデートにより出力されます。authdはアップデートされるとxinetdを再起動し、authd自身が更新されたもので動作するようになっています。このときxinetdが停止しているとauthdも再起動されないため本メッセージが出力されます。本メッセージが出力されても動作に影響はございません。

 

 

[注意事項]

本ドキュメントは、各ソフトウェア開発元の情報およびマニュアル等を元にした参考情報です。

本ドキュメントの内容は、予告なしに変更される場合があります。

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[更新履歴]

2010 1115日 新規作成

 

CLUSTERPROでVMware ESXのHW障害をトリガーに仮想マシン上の業務をフェイルオーバさせる方法

[概要]

本書では、VMwareサービスコンソール上にCLUSTERPRO X Single Server Safe、ゲストOS上にCLUSTERPRO Xを構築し、それぞれ連携させることで、堅牢な仮想化環境ソリューションを構築します。

 

 

[使用した製品のバージョン]

MIRACLE CLUSTERPRO X2.1

- Asianux Server 3 ==MIRACLE LINUX V5 SP3

- clusterpro-2.1.5-1

 

VMware ESX4.0

- clusterprosss-2.1.5-1

 

 

[ 検証内容]

VMware ESX4.0のサービスコンソールにはCLUSTERPRO Single Server Safe(以下SSS) または

CLUSTERPRO X2.1 をインストールすることができます。

CLUSTERPROのクラスタ間処理要求機能を使い、VMware ESXのサービスコンソール-GuestOS間で連携を行い、物理マシン のHW障害からGuestOS上の業務までの障害に対応できるよう設定します。

 

 

 

 

 

本検証ではサービスコンソール上にCLUSTERPRO SSSGuestOSCLUSTERPROをインストールします。

 

GuestOS上のSW障害にはGuestOSにインストールされたCLUSTERPROが障害を検知し、待機系へ業務をフェイルオーバします。

 

物理サーバのHW障害時はサービスコンソールにインストールされたCLUSTERPRO SSSGuestOS上のCLUSTERPROにフェイルオーバのリクエストを送ります。リクエストを受けたGuestOS上で業務が待機系にフェイルオーバします。

 

上記のような構成をとることによって、物理サーバから仮想マシン上の業務まで障害を素早く検知し、速やかに業務をフェイルオーバ、業務を継続することが可能となります。

 

 

 

[環境構築]

環境構築方法を示します。

なお、本手順ではすでに物理サーバにVMware ESXがインストールされ、仮想マシンが作成されているものとします。

 

1.仮想マシンへGuestOSのインストール
仮想マシンにGuestOSをインストールします。
OSインストール後、VMwareToolsをインストール/設定を行ってください。

 

2.GuestOS上にCLUSTERPROの構築
GuestOS上にCLUSTERPROを構築します。

 

この際、クラスタ間処理要求機能を使って、サービスコンソール上のCLUSTERPRO SSSから仮想マシン上のCLUSTERPROへ処理要求を出せるよう、設定を行います。

 

GuestOS上にインストールされたCLUSTERPROにスクリプトを登録します。
以下のコマンドでディレクトリを作成し、スクリプトを配置します。

# mkdir /opt/nec/clusterpro/work/clptrnreq

 

以下は、VMware ESXサービスコンソール上のCLUSTERPRO SSSからフェイルオーバリクエストを受信したメッセージを出力させるスクリプトです。

#!/bin/bash

/usr/sbin/clplogcmd -m "Receive Failover Request from ESX" -l warn

 

 

ここでは以下のように設定しました。

 

 


クラスタシステム設定
クラスタ構成
クラスタ名
VMcluister
サーバ数
2
1台目のサーバ
サーバ名
CLP-1
OS
Asianux Server 3
パブリックのIPアドレス
10.2.102.51
インタコネクトのIPアドレス
192.168.10.1
10.2.102.51
2台目のサーバ
サーバ名
CLP-2
OS
Asianux Server 3
パブリックのIPアドレス
10.2.102.52
インタコネクトのIPアドレス
192.168.10.2
10.2.102.52

 

 


グループリソース設定
グループ名
failover
floating ip resource
グループリソース名
fip
IPアドレス
10.2.102.50
活性リトライ
5回
フェイルオーバー
1回
活性最終動作
何もしない(次のリソースを活性しない)
非活性リトライ
0回
非活性最終動作
クラスタデーモン停止とOSシャットダウン
mirror disk resource
グループリソース名
md
マウントポイント
/data
データパーティション
/dev/sda4
クラスタパーティション
/dev/sda3
ディスクデバイス名
/dev/sda
ファイルシステム
ext3
活性リトライ
0回
フェイルオーバー
1回
活性最終動作
何もしない(次のリソースを活性しない)
非活性リトライ
0回
非活性最終動作
クラスタデーモン停止とOSシャットダウン
execute resource
グループリソース名
exec
活性リトライ
0回
フェイルオーバー
1回
活性最終動作
何もしない(次のリソースを活性しない)
非活性リトライ
0回
非活性最終動作
クラスタデーモン停止とOSシャットダウン

 

 

 


モニタリソース設定
user mode monitor
(自動登録)
モニタソース名
userw
監視方法
softdog

NIC Link Up/Down
 monitor
(全物理NICごと)

モニタリソース名
miiw-eth0
監視デバイス
eth0
回復対象
vmcluster
活性リトライ
0回
フェイルオーバー
0回
活性最終動作
何もしない

NIC Link Up/Down
 monitor
(全物理NICごと)

モニタリソース名
miiw-eth1
監視デバイス
eth1
回復対象
vmcluster
活性リトライ
0回
フェイルオーバー
0回
活性最終動作
何もしない

mirror disk monitor

モニタリソース名
mdw1
ミラーディスクリソース
md
回復対象
VMcluster
活性リトライ
0回
フェイルオーバー
0回
活性最終動作
何もしない

mirror disk

connect monitor

モニタリソース名
mdnw1
ミラーディスクリソース
md
回復対象
VMcluster
活性リトライ
0回
フェイルオーバー
0回
活性最終動作
何もしない

 

 

3.VMware ESXサービスコンソール上にCLUSTERPRO SSSの構築

 

VMware ESXのサービスコンソールにCLUSTERPRO SSSをインストールします。

なお、GuestOSの障害対策はGuestOS上のCLUSTERPROで行うため、仮想マシン自体はCLUSTERPRO SSSの管理外とします。

 

VMware ESX4.0のサービスコンソールはRHEL5-x86_64に相当するため、Linux版のCLUSTERPRO SSSをインストールすることができます。

 

# rpm -ivh clusterprosss-2.1.5-1.x86_64.rpm

 

VMware ESXではデフォルトではFireWallが有効になっているため、CLSUTERPRO SSSを利用する上で必要なポートを開放します。

 

# esxcfg-firewall -o 29003,tcp,in,clpwebmgr

# esxcfg-firewall -o 29002,tcp,out,clptrnsrv

 

 

 

VMware ESXではuserwuser空間監視)でipmisoftdogを指定しているとエラーとなります。

そのため、userwを利用する場合は監視方法を[keepalive]に変更します。
 

 

 

クラスタ間処理要求の設定を行います。

VMware ESXハイパーバイザ上のCLUSTERPRO SSSのモニタリソースが反応したら、GuestOS上のCLUSTERPROにフェイルオーバリクエストを発行し、GuestOS上で動作している業務を待機系にフェイルオーバさせます。

 

モニタリソースの[異常検出]タブで[最終動作前にスクリプトを実行する]にチェックを入れ、[設定]を選択します。
 

 

 

 
ここで、モニタリソース反応時に実行するスクリプトを登録します。

 

ここでは以下のようなスクリプトを実行しました。

 

preaction.sh

#! /bin/sh

#***********************************************

#* preaction.sh *

#***********************************************

*****************************************

ulimit -s unlimited

# ホストマシンが起動する仮想マシンのリソース名を記述

CLPRSC="exec"

# カンマ区切りで各ホストマシンの IP を記述

CLPIP="10.2.102.51,10.2.102.52"

/usr/sbin/clplogcmd -m "Send Failover Request to CLP-1" -l warn

/usr/sbin/clptrnreq -t EXEC_SCRIPT -h $CLPIP -s failover_message.sh

/opt/nec/clusterpro/bin/clptrnreq -t GRP_FAILOVER -r $CLPRSC -h $CLPIP

 

exit 0

 

 

以上で設定は完了です。

 

ここでは以下のように設定しました。

 

 


クラスタシステム設定
クラスタ構成
クラスタ名
bay7-esx
サーバ数
1
1台目のサーバ
サーバ名
bay7-esx
OS
VMware ESX 4
パブリックのIPアドレス
10.2.102.17

 

 

 


モニタリソース設定
user mode monitor
(自動登録)
モニタソース名
userw
監視方法
keepalive

NIC Link Up/Down
 monitor
(全物理NICごと)

モニタリソース名
miiw-vmnic0
監視デバイス
vmnic0
回復対象
bay7-esx
活性リトライ
0回
活性最終動作
何もしない

NIC Link Up/Down
 monitor
(理NICごと全物)

モニタリソース名
miiw-vmnic1
監視デバイス
vmnic1
回復対象
bay7-esx
活性リトライ
0回
最終活性動作
何もしない

custom monitor

(必要に応じて)
モニタリソース名
genw-CLP1
監視方法
ユーザアプリケーション
スクリプト
ファイル
Genw.sh
監視スクリプト
前述の仮想マシン監視スクリプト
監視タイプ
同期
非同期
ログ出力先

 

正常な戻り値
0
回復対象
bay7-esx
活性リトライ
0回
活性最終動作
何もしない

custom monitor

(必要に応じて)
モニタリソース名
genw-CLP2
監視方法
ファイル
Genw.sh
監視スクリプト
前述の仮想マシン監視スクリプト
監視タイプ
ログ出力先

 

正常な戻り値
0
回復対象
bay7-esx
活性リトライ
0回
活性最終動作
何もしない

 

 

 

本検証では、VMware ESXがインストールされた物理マシンのNIC(vmnic1) を抜き、CLUSTERPRO SSSNICLink Up/Down monitorがリンクダウンを検知したら、GuestOS上で動作しているApacheをフェイルオーバさせます。

 

VMware ESXサービス近ソース上のCLUSTERPRO SSS

 

 

 

アラートログ詳細

2010/09/24 21:18:18 bay7-esx rm Detected an error in monitoring miiw-vmnic1. (20 : NIC vmnic1 link was down.) ←vmnic1リンクダウン検知

2010/09/24 21:18:18 bay7-esx logcmd Send Failover Request to CLP-1 最終動作前のスクリプト実行

 

 

 

 

 

GuestOS上のMIRACLE CLUSTERPRO

 

アラートログ詳細

2010/09/24 21:18:18 CLP-1 logcmd Receive Failover Request from ESX メッセージ出力

2010/09/24 21:18:18 CLP-2 logcmd Receive Failover Request from ESX メッセージ出力

2010/09/24 21:18:19 CLP-1 apisv There was a request to move group(failover) from the clpgrp command(IP=::ffff:192.168.10.101). フェイルオーバ開始

2010/09/24 21:18:19 CLP-1 rc Stopping group failover has started.

2010/09/24 21:18:19 CLP-2 rc Moving group failover has started.

2010/09/24 21:18:31 CLP-1 rc Stopping group failover has completed.

2010/09/24 21:18:31 CLP-2 rc Activating group failover has started.

2010/09/24 21:18:42 CLP-2 rc Activating group failover has completed.

2010/09/24 21:18:42 CLP-2 rc Moving group failover has completed.フェイルオーバ完了

 

上記のように正しくフェイルオーバリクエストが送信されて、仮想マシン上で業務がフェイルオーバされることを確認できました。

 

 

 

 

 

[注意事項]

 

本ドキュメントの内容は、予告なしに変更される場合があります。

本ドキュメントは、限られた評価環境における検証結果をもとに作成しており、 全ての環境での動作を保証するものではありません。

本ドキュメントの内容に基づき、導入、設定、運用を行なったことにより損害が生じた場合でも、
弊社はその損害についての責任を負いません。あくまでお客様のご判断にてご使用ください。

 

VMware上でのCLUSTERPRO製品の販売、構築につきましては以下にご相談ください。
 

 

NetVault Backupの障害発生時の初動調査および情報採取のための事前準備

[概要]

障害発生に備え、あらかじめ初動調査を把握しておくことや、情報採取のために準備しておくことは、障害の原因を調査するうえで大変重要です。

本ドキュメントでは、NetVault Backupで障害発生時に、お問合せの前に事前に確認、準備すべき内容について説明します。

 

[対象となる製品のバージョン]

NetVault Backup 8.1以降

 

[注意事項]

本ドキュメントの内容は、予告なしに変更される場合があります。

 

[初動調査]

障害発生の際には、以下の点についてご確認ください。これらは、サポート窓口へお問合せいただいた際にも質問される内容ですので、事前に準備していただくことにより問題の早期解決に役立ちます。
使用環境の確認
・ハードウェアの構成
NetVaultサーバ、バックアップ対象のOSとバージョン
・シリアルナンバー
NetVaultバージョン
・利用しているAPM

 

現象内容についての把握
・現象発生日時
・現象と問題点の詳細
・現象の再現性の有無について
・現象に再現性がある場合、その再現手順
・現象発生日時の近辺に行っていた操作内容
・コンソールに表示されるエラーメッセージ
・その他の気づいた点について

 

[情報採取のための事前準備]

ミラクル・リナックス カスタマーサポートセンターでは、[初動調査]と併せて、現象に応じた情報採取をお願いしています。採取依頼のあった情報を採取できるように、事前に準備をしていただくことをお勧めします。

 

OSの情報採取

MIRACLE LINUXAsianuxをお使いの場合は、/usr/sbin/mcinfo を利用します。

mcinfoコマンドは、現在稼動しているホストの各種ログやハードウェア情報、インストールされているパッケージ情報など、さまざまな情報を取得するコマンドです。

なお、mcinfoの取得情報の中には、rootユーザーでしか取得できないものもあるため、/usr/sbin/mcinfo コマンドはrootユーザーで実行します。

 

MIRACLE LINUX v4.0 SP2 より前のバージョンをご使用の場合

mcinfoコマンドの結果(mcinfo.log.gz)
 

# mcinfo | gzip > mcinfo.log.gz

 

MIRACLE LINUX v4.0 SP3Asinaux Server 3 == MIRACLE LINUX V.5 以降をご使用の場合

mcinfoコマンドの結果(mcinfo-***.tar.bz2)
 

# mcinfo

 

NetVault Backupのバイナリログ取得

NetVault BackupではNetVault GUILogsからログの参照が可能です。

障害を解析するには上記で参照できるログが必要となるため、ログの保存方法をご紹介します。

 

NetVault backupのログ収集はNetVault GUIを使いGUIで行う方法と、コマンドで行う方法があります。これらは、どちらの方法でも同じ情報が取得されます。

 

NetVault GUIからログを取得する方法

以下のコマンドを実行してnetVault GUIを起動します。

 

# nvgui

 

netVault GUIが起動したら、[ログ]を選択します。

 

 

 

以下のようなログウィンドウが表示されます。
メニューの[オプション]→[ログファイルへ保存]を選択します。
 

 

 

ログの保存先ファイル名を入力し、形式が[バイナリ]になっていることを確認してください。
このとき、テキスト形式でログを保存すると、障害解析に必要な一部のログが保存されません。
 

 

 

上記で[OK]を選択すると、/usr/netvault/logs/dumps/binary以下に指定したファイル名でログが保存されます。

 

・コマンドでログを取得する場合
先ほどは、ログの取得をGUI上から行いましたが、まったく同じことがコマンドラインからも行えます。最低限、ファイル名と開始と終了の日時を指定する必要があります。

以下の例では "nvbinlog20040607_02.nlg"というファイル名で20041100:00.002004123123:59.59までのログをとるよう指定しています。

 

# cd /usr/netvault/util/

# ./nvlogdump -filename nvbinlog20040607_02 -starttime 20040101000000 -endtime 20041231235959

 

上記コマンドを実行すると、NetVault GUIを使ってのログ取得と同様、/usr/netvault/logs/dumps/binary以下に指定したファイル名でログが保存されます。

 

 

[更新履歴]
2010715日 新規作成

 

CLUSTERPROの障害発生時の初動調査および情報採取のための事前準備

[概要]

障害発生に備え、あらかじめ初動調査を把握しておくことや、情報採取のために準備しておくことは、障害の原因を調査するうえで大変重要です。
本ドキュメントでは、CLUSTERPRO環境で障害発生時に、お問合せの前に事前に確認、準備すべき内容について説明します。

 

[対象となる製品のバージョン]

CLUSTERPRO X3

CLUSTERPRO X2.1

CLUSTERPRO X2.0

CLUSTERPRO X1.0

CLUSTERPRO for Linux Ver3.x SE/LE

 

[注意事項]

本ドキュメントの内容は、予告なしに変更される場合があります。

 

[初動調査]

障害発生の際には、以下の点についてご確認ください。これらは、サポート窓口へお問合せいただいた際にも質問される内容ですので、事前に準備していただくことにより問題の早期解決に役立ちます。
使用環境の確認
・ハードウェアの構成
・使用OSとバージョン
・アプリケーションの種類、バージョン

 

現象内容についての把握
・現象発生日時
・現象と問題点の詳細
・現象の再現性の有無について
・現象に再現性がある場合、その再現手順
・現象発生日時の近辺に行っていた操作内容
・コンソールに表示されるエラーメッセージ
・その他の気づいた点について

 

[情報採取のための事前準備]

ミラクル・リナックス カスタマーサポートセンターでは、[初動調査]と併せて、現象に応じた情報採取をお願いしています。採取依頼のあった情報を採取できるように、事前に準備をしていただくことをお勧めします。

 

OSの情報採取

MIRACLE LINUXAsianuxをお使いの場合は、/usr/sbin/mcinfo を利用します。

mcinfoコマンドは、現在稼動しているホストの各種ログやハードウェア情報、インストールされているパッケージ情報など、さまざまな情報を取得するコマンドです。

なお、mcinfoの取得情報の中には、rootユーザーでしか取得できないものもあるため、/usr/sbin/mcinfo コマンドはrootユーザーで実行します。

 

MIRACLE LINUX v4.0 SP2 より前のバージョンをご使用の場合

mcinfoコマンドの結果(mcinfo.log.gz)
 

# mcinfo | gzip > mcinfo.log.gz

 

MIRACLE LINUX v4.0 SP3Asinaux Server 3 == MIRACLE LINUX V.5 以降をご使用の場合

mcinfoコマンドの結果(mcinfo-***.tar.bz2)
 

# mcinfo

 

CLUSTERPROの情報採取
CLUSTERPROにはCLUSTERPROの状況確認に必要なログと設定を全クラスタメンバで一括収集する機能があります。
CLUSTERPROの情報収集はブラウザを使いGUIで行う方法と、コマンドで行う方法があります。これらは、どちらの方法でも同じ情報が取得されます。

 

・ブラウザで行う方法
ブラウザより以下のURLへ接続し、WebManagerを起動します。
http://<サーバのIPアドレス>:29003
 

 

 

[ログ収集]ボタンをクリックすると以下の画面がポップアップされます。
 

 

 

パターンが両サーバとも[パターン1]となっていることを確認し、[OK]を選択します。
 

 

 

進捗ウィンドウが表示されます。進捗状況が100%となると、以下のウィンドウがポップアップされますので、ファイルを任意の場所に保存してください。

 

 

 

 

・コマンドで行う場合
/usr/sbin/clplogccコマンドはrootユーザで実効します。本コマンドは全クラスタメンバから情報を収集するため、完了するまでに時間がかかる場合があります。
 

# clplogcc -o <ログ出力先ディレクトリパス>

 
上記コマンドを実効すると指定したログ出力先ディレクトリに<ホスト名>-log.tar.gzが作成されます。

 

 

[更新履歴]
20107月15日 新規作成
2017年12月4日 対象バージョン追加
 

 

ネットワーク帯域制御CBQを使用するときの注意事項

 

[対象となる製品のバージョン]

Asianux Server 3 for x86(32bit)

Asianux Server 3 for x86-64(64bit)

 

[質  問]

CBQ(Class Baased Queueing)を使用しネットワークの帯域制御をすると極端にスループットが低下する

 
[問題詳細]

一部のネットワークカードで、CBQによる送信パケットの帯域制御を行うと設定値よりも大幅にスループットが制限されることがあります。

 

[対処方法]

本問題の対処方法としてTSOを無効にすることで改善される場合があります。

 

例) eth0として認識しているネットワークカードのTSOを無効にする場合

 

# ethtool -K eth0 tso off

# ethtool -k eth0

Offload parameters for eth0:

Cannot get device udp large send offload settings: Operation not supported

rx-checksumming: on

tx-checksumming: on

scatter-gather: on

tcp segmentation offload: off ← offであることを確認してください

udp fragmentation offload: off

generic segmentation offload: off

 

 

[注意事項]
本ドキュメントは、各ソフトウェア開発元の情報およびマニュアル等を元にした参考情報です。
本ドキュメントの内容は、予告なしに変更される場合があります。
本ドキュメントは、限られた評価環境における検証結果をもとに作成しており、全ての環境での動作を保証するものではありません。
本ドキュメントの内容に基づき、導入、設定、運用を行なったことにより損害が生じた場合でも、弊社はその損害についての責任を負いません。あくまでお客様のご判断にてご使用ください。

 

[更新履歴]

2010年 526日 新規作成

 

『/var/log/rflogview』ディレクトリが肥大化する

 [対象となる製品のバージョン]

Asianux Server 3 ==MIRACLE LINUX V5 for x86(32bit)

Asianux Server 3 ==MIRACLE LINUX V5 for x86-64(64bit)

MIRACLE LINUX V4.0 - Asianux Inside for x86(32bit)

MIRACLE LINUX V4.0 - Asianux Inside for x86-64(64bit)

 

[質 問]

ディレクトリ 『/var/log/rflogview』 が肥大化する

 
[問題詳細]
 

『/var/log/rflogview』は後述のlime-logview(rflogview)※が使用するディレクトリです。サーバーのご使用の方法によってはこのディレクトリの容量が非常に大きくなることがありご運用の際は注意が必要です。

※プログラムの名称はOSにより下記のように異なります。

 


OS

プログラム名

Asianux Server 3 ==MIRACLE LINUX V5

lime-logview

MIRACLE LINUX V4.0

rflogview

 

[lime-logview(rflogview)とは]

ログファイルを整形し、GUIで表示するツールです。syslogメッセージをシステム、ブート、セキュリティ、メールに分類して表示します。

 

[対処方法]

lime-logview(rflogview)を使用しない場合は下記の手順にて、このディレクトリへのログ出力を止め、ログファイルとパッケージを削除することが可能です。

 

1. 下記 syslogの設定ファイルから rflogview の設定項目を削除します。

ファイル: /etc/syslog.conf

下記の行を削除します。

###rflogview_begin#### this is begin flag line , do not midify it !

#do not insert your own rules between the begin flag line to the end flag line.

 

#system

kern.err;cron.err;daemon.err;lpr.err;news.err;uucp.err;syslog.err -/var/log/rflogview/system_errors

kern.=info;kern.=notice;cron.=info;cron.=notice;daemon.=info;daemon.=notice;lpr.=info;lpr.=notice;uucp.=info;uucp.=notice;sysl

og.=info;syslog.=notice;news.=info;news.=notice -/var/log/rflogview/system_info

kern.=warn;cron.=warn;daemon.=warn;lpr.=warn;news.=warn;uucp.=warn;syslog.=warn -/var/log/rflogview/system_warnings

 

#user

user.=info;user.=notice -/var/log/rflogview/user_info

user.=warn -/var/log/rflogview/user_warnings

user.err -/var/log/rflogview/user_errors

 

#mail

mail.=info;mail.=notice -/var/log/rflogview/mail_info

mail.=warn -/var/log/rflogview/mail_warnings

mail.err -/var/log/rflogview/mail_errors

 

#secure

auth.=info;auth.=notice;authpriv.=info;authpriv.=notice -/var/log/rflogview/secure_info

auth.=warn;authpriv.=warn -/var/log/rflogview/secure_warnings

auth.err;authpriv.err -/var/log/rflogview/secure_errors

 

#boot

local7.=info;local7.=notice -/var/log/rflogview/boot_info

local7.=warn -/var/log/rflogview/boot_warnings

local7.err -/var/log/rflogview/boot_errors

 

###rflogview_end#### this is end line flag line ,do not modify it!

 

 

2. syslog の設定を有効にするため、サービスの再起動を行います。

# service syslog restart

 

3. ログファイルの削除

# rm -rf /var/log/rflogview

 

4. パッケージの削除

下記のコマンドでパッケージを削除します。パッケージのバージョン番号は適宜お読みかえ下さい。

 

1) Asianux Server 3 ==MIRACLE LINUX V5 の場合

# rpm -e lime-logview-1.1.10-2AXS3

 

2) MIRACLE LINUX V4.0 の場合

# rpm -e rflogview-1.0-29AXS2

 

 

[注意事項]

本ドキュメントの内容は、予告なしに変更される場合があります。

本ドキュメントは、限られた評価環境における検証結果をもとに作成しており、 全ての環境での動作を保証するものではありません。

本ドキュメントの内容に基づき、導入、設定、運用を行なったことにより損害が生じた場合でも、

弊社はその損害についての責任を負いません。あくまでお客様のご判断にてご使用ください。

 

[更新履歴]

2010524日 新規作成

 

「warning: many lost ticks.」について

[対象となる製品のバージョン]
 

 MIRACLE LINUX V4.0 - Asianux Inside
MIRACLE LINUX V4.0 - Asianux Inside for x86-64

 

 

[質  問]

syslogに以下のようなメッセージが出力されることがあります。

 

1. ネットワークが高負荷の場合

Warning : meny lost ticks.

If your CPU support 'CPU Frequency scaling',You could ignore this warning

else your time source seems to be instable or some driver is hogging interupts

rip e1000_update_stats+0x781/0x788[e1000]

 

2.システムが高負荷の場合

Warning: many lost ticks.

If your CPU support 'CPU Frequency scaling',You could ignore this warning

else your time source seems to be instable or some driver is hogging interupts

rip __do_softirq+0x4d/0xd0

 

[対処方法]

1のメッセージは Miracle Linux V4.0 SP2( kernel-2.6.9-42.7AXsmp)で出力されることを確認しております。これはe1000ドライバの不具合によるものです。アップデートパッケージにて修正されています。kernel-2.6.9-42.10AX以上のバージョンにアップデートをお願いいたします。

 

2のメッセージはMiracle Linux V4.0 SP4で出力されることを確認しております。これはシステムが高負荷状態で、かつDVD-ROM装置などIDEデバイスにアクセスしている場合に出力されることがあります。その場合、2のメッセージに加えて、以下のようなメッセージが出力されることがあります。

 

hda: command error: status=0x51 { DriveReady SeekComplete Error }

hda: command error: error=0x54

ide: failed opcode was 100

ATAPI device hda:

Error: Illegal request -- (Sense key=0x05)

Illegal mode for this track or incompatible medium -- (asc=0x64, ascq=0x00)

The failed "Read 10" packet command was:

"28 00 00 04 b6 40 00 00 02 00 00 00 00 00 00 00 "

end_request: I/O error, dev hda, sector 1235200

Buffer I/O error on device hda, logical block 308800

Buffer I/O error on device hda, logical block 308801

 

このような場合はIDEデバイスへのアクセスを控えるか、またはカーネルのブートパラメータに”hda=none”を設定し、IDEデバイスを無効にすることで、メッセージ出力が解消される可能性があります。

 

grub edit> kernel /boot/vmlinuz-2.6.18-128.7AXS3 ro root=LABEL=/ hda=none

 

ただし”hda=none”を設定した場合は対象のIDEデバイスが使用できなくなります。

warning: many lost ticks.」のメッセージが出力されることでOSの時刻がずれることはございません。

 

 

[注意事項]
 
本ドキュメントは、各ソフトウェア開発元の情報およびマニュアル等を元にした参考情報です。
本ドキュメントの内容は、予告なしに変更される場合があります。

 

本ドキュメントは、限られた評価環境における検証結果をもとに作成しており、全ての環境での動作を保証するものではありません。
本ドキュメントの内容に基づき、導入、設定、運用を行ったことにより損害が生じた場合でも、弊社はその損害についての責任を負いません。あくまでお客様のご判断にてご使用ください。

 

 

[更新履歴]

 

2010年 46日 新規作成

 

 

/usr を別パーティションにしている場合のアップグレードの諸注意

[対象となる製品のバージョン]

 

Asianux Server 3 for x86(32bit)

Asianux Server 3 for x86-64(64bit)

 

[質  問]

/usr を別パーティションで構成している環境の場合、device-mapper-1.02.32-1.AXS3にアップデートをした後、再起動を行うとvmsetupfsckにて「libreadline.so.5」が見つからないと表示されOSが起動できなくなる問題があります。
この問題はdevice-mapper-1.02.39-1.1.AXS3以降のバージョンで修正されていますので、 パッケージを最新バージョンにアップデートいただくことで解決します。また、下記の[対処]方法によっても解決することが可能です。

 

device-mapperのアップデート情報

https://tsn.miraclelinux.com/tsn_local/index.php?m=errata&a=detail&eid=1030

 

[対  処]

/usr を別パーティションで構成している環境の場合は、device-mapper-1.02.32-1.AXS3へのアップデートは行わないでください。

device-mapperのアップデートを必要とする場合は、device-mapper-1.02.32-1.AXS3へアップデートをした後、再起動する前に、以下の作業を行ってください。

 

# cp /usr/lib64/libncurses.so.5.5 /lib64/

# cp /usr/lib64/libreadline.so.5.1 /lib64/

# cp /usr/lib64/libdmraid.so.1.0.0.rc13-17 /lib64/

# ldconfig

 

x86-64版での例です。X86版ではlib64libに読みかえてください。

 

上記手順を行わず再起動した場合は、インストールCDまたはDVDrescueモードで起動し、上記ライブラリをコピーした後、システムをsingleモードで起動し、ldconfigを行ってください。

 

[注意事項]
本ドキュメントの内容は、予告なしに変更される場合があります。
本ドキュメントは、限られた評価環境における検証結果をもとに作成しており、全ての環境での動作を保証するものではありません。
本ドキュメントの内容に基づき、導入、設定、運用を行ったことにより損害が生じた場合でも、弊社はその損害についての責任を負いません。あくまでお客様のご判断にてご使用ください。

 

[更新履歴]

2010年 330日 新規作成

2010年 419日 修正

 

"detected DSPD enabled in EEPROM"について

[対象となる製品のバージョン]

 

Asianux Server 3 for x86(32bit)

Asianux Server 3 for x86-64(64bit)

MIRACLE LINUX V4.0 - Asianux Inside

MIRACLE LINUX V4.0 - Asianux Inside for x86-64

 

[質  問]

intel社製のギガビット・イーサネットワークカード 82573(V/L/E)を使用しているハードウェア構成の場合、syslogに以下のようなメッセージが記録されることがあります。

 

kernel: e1000e 0000:0a:00.0: Warning: detected DSPD enabled in EEPROM

 

[原  因]

このメッセージは、intel社製のギガビット・イーサネットワークカード 82573(V/L/E)の省電力機能である、DSPD(Deep Smart Power Down)が有効(ON)になっていることを示すメッセージです。

DSPDが有効(ON)の場合は、通信障害が発生する可能性があるため、DSPDは無効(OFF)にすることを推奨いたします。詳細はintel社のURL先にある、"82573(V/L/E) TX Unit Hang Messages"

ドキュメントを参照ください( http://downloadmirror.intel.com/9180/eng/README.txt )

 

[対  処]
DSPDを無効(OFF)にするため、82573(V/L/E)EEPROMを書き換えることにより、このメッセージは出力されなくなります。
82573(V/L/E)EEPROMDSPDを無効(OFF)にするためのスクリプトは以下のURLから入手できます。

 

82573(V/L/E)eth0の場合の使用方法

 

# bash fixeep-82573-dspd.sh eth0

eth0: is a "82573E Gigabit Ethernet Controller"

This fixup is applicable to your hardware

executing command: ethtool -E eth0 magic 0x109a8086 offset 0x1e value 0xdf

Change made. You *MUST* reboot your machine before changes take effect!

     EEPROMを書き換えた場合は、再起動を行ってください。

 

[注意事項]
本ドキュメントの内容は、予告なしに変更される場合があります。
本ドキュメントは、限られた評価環境における検証結果をもとに作成しており、全ての環境での動作を保証するものではありません。
本ドキュメントの内容に基づき、導入、設定、運用を行ったことにより損害が生じた場合でも、弊社はその損害についての責任を負いません。あくまでお客様のご判断にてご使用ください。

 

[更新履歴]

2010年 31日 新規作成

 

HP社SmartArrayに接続したTAPEドライブが使用できない

[対象となる製品のバージョン]

 

Asianux Server 3 ==MIRACLE LINUX V5

MIRACLE LINUX V4.0 - Asianux Inside

MIRACLE LINUX V3.0 - Asianux Inside

MIRACLE LINUX Standard Edition V2.1

 

[問題]

HPSmartArrayに接続したTAPEドライブが使用できない。

 

[注意事項]

本ドキュメントは、各ソフトウェア開発元の情報およびマニュアル等を元にした参考情報です。本ドキュメントの内容は、予告なしに変更される場合があります。本ドキュメントは、限られた評価環境における検証結果をもとに作成しており、全ての環境での動作を保証するものではありません。本ドキュメントの内容に基づき、導入、設定、運用を行なったことにより損害が生じた場合でも、弊社はその損害についての責任を負いません。あくまでお客様のご判断にてご使用ください。本ドキュメントで使用しているソフトウェアのセキュリティ等の詳細な設定につきましては、マニュアル等をご参照ください。

 

[問題詳細]

HP社のSmartArrayTAPEドライブを接続した場合、通常のインストール作業だけではTAPEドライブは認識させず使用できません。

 

[回答]

1.TAPEドライブを使用する前に、以下のコマンドを実行します。

起動時に自動的に認識させるには/etc/rc.localに下記のコマンドを追記してください。

 

# echo "engage scsi" > /proc/driver/cciss/cciss0

 

すべてのファイル(/proc/driver/cciss/cciss[数字])に対して同様にコマンドを実行します。

# echo "engage scsi" > /proc/driver/cciss/cciss0

# echo "engage scsi" > /proc/driver/cciss/cciss1

...

 

2.TAPEドライブが認識されたことを確認します。

 

 

# cat /proc/scsi/scsi

Host: scsi2 Channel: 00 Id: 00 Lun: 00

Vendor: HP Model: Ultrium 3-SCSI Rev: Q25W

Type: Sequential-Access ANSI SCSI revision: 05

Host: scsi2 Channel: 00 Id: 01 Lun: 00

Vendor: HP Model: 1x8 G2 AUTOLDR Rev: 2.80

Type: Medium Changer ANSI SCSI revision: 05

 

3.TAPEドライブのデバイスファイルが正常に作成されていることを確認します。

 

 

# ls -l /dev/st* /dev/nst*

crw-rw---- 1 root disk 9, 128 1225 04:24 /dev/nst0

crw-rw---- 1 root disk 9, 0 1225 04:24 /dev/st0

 

[参考情報]

・このドキュメントはHP社のページを参考に作成しました。あわせて以下のURLをご確認ください。

SmartArray/ccissでの TAPE(SCSI)サポートについて

http://h50146.www5.hp.com/products/software/oe/linux/mainstream/support/doc/option/array/tape_cciss-scsi.html

 

SmartArray/ccissでの TAPE(SAS)サポートについて

http://h50146.www5.hp.com/products/software/oe/linux/mainstream/support/doc/option/array/tape_cciss-sas.html

 

・詳細情報は下記のドキュメントにも記載されています。

/usr/share/doc/kernel-doc-バージョン番号/Documentation/cciss.txt

 

 

[更新履歴]

  2010 225日 新規作成

 

php実行時のWarningメッセージ出力について

[対象となる製品のバージョン]

 

Asianux Server 3 for x86(32bit)

Asianux Server 3 for x86-64(64bit)

MIRACLE LINUX V4.0 - Asianux Inside

MIRACLE LINUX V4.0 - Asianux Inside for x86-64

MIRACLE LINUX V3.0 - Asianux Inside

MIRACLE LINUX V3.0 - Asianux Inside for x86-64

 

[注意事項]

本ドキュメントは、各ソフトウェア開発元の情報およびマニュアル等を元にした参考情報です。本ドキュメントの内容は、予告なしに変更される場合があります。本ドキュメントは、限られた評価環境における検証結果をもとに作成しており、全ての環境での動作を保証するものではありません。本ドキュメントの内容に基づき、導入、設定、運用を行なったことにより損害が生じた場合でも、弊社はその損害についての責任を負いません。あくまでお客様のご判断にてご使用ください。

 

[現象]

一般ユーザー、または、rootユーザー権限で、コマンドラインからphpを実行すると以下の様なWarningメッセージが出力される場合があります。

 

# php -v

PHP Warning: PHP Startup: Unable to load dynamic library'/usr/lib/php/modules/oci8.so'

/usr/lib/php/modules/oci8.so: undefinedsymbol: xxxxxxx in Unknown on line 0

(xxxxxxxにはoci8.soライブラリ内のシンボル名が表示されます。)

 

[詳細]

このWarningメッセージは、php-oci8が使用するOracle Databaseのライブラリが正しく読み込まれなかったことを意味し、Oracle Databaseのライブラリへのパスが正しく設定がされていない場合に出力されます。 php-oci8phpOracle Databaseを操作する為のパッケージです。Oracle Databaseと連携していない場合、このWarningメッセージが出力されたとしても、phpの動作に影響はありません。Oracle Databaseを使用している場合、phpからOracle Databaseの操作が出来無い可能性があります。

 

[対処方法]

本問題の対処方法はOracle Databaseのインストールの有無によって異なります。

ご使用の環境に当てはまる方法を行って下さい。

 

  • Oracle Databaseを使用していない場合

Oracle Databaseと連携をしない場合、このWarningメッセージは無視することができます。また、php-oci8のパッケージを削除することでWarningメッセージを止める事ができます。このパッケージを削除することによるphpの動作への影響はありません。

# rpm -qa |grep php-oci8

php-oci8-5.1.6-23.2AXS3

# rpm -e php-oci8-5.1.6-23.2AXS3

 

  • Oracle Databaseを使用している場合

実行するユーザーの環境変数ORACLE_HOME,LD_LIBRARY_PATHにパスを正しく設定して頂く事でライブラリが正しく読み込まれるようになり、Warningメッセージの出力を止める事が出来ます。

 

インストールされているOracle Databaseのライブラリを設定します。

# export ORACLE_HOME=/opt/app/oracle/product/xx.x.xx/db_1

(ORACLE_HOMEにはOracle Databaseのインストール先ディレクトリを指定してください。)

# export LD_LIBRARY_PATH=$ORACLE_HOME/lib

 

常時使用する場合にはユーザーの設定ファイルに以下の設定を追記します。

例)ユーザー”user1”に対して設定を行う場合

/home/user1/.bashrc

export ORACLE_HOME=/opt/app/oracle/product/xx.x.xx/db_1

(ORACLE_HOMEにはOracle Databaseのインストール先ディレクトリを指定してください。)

export LD_LIBRARY_PATH=$ORACLE_HOME/lib

 

 

[更新履歴]

2010225日 新規作成

 

 

新 2010 インテル® Core™ プロセッサー・ファミリーでのAsianux Server 3のインストール方法

[対象となる製品のバージョン]

  Asianux Server 3 for x86(32bit)

  Asianux Server 3 for x86-64(64bit)

 

[問題詳細]

 

Core i5 600シリーズ、Core i3-500シリーズなどGPUが内蔵された新 2010 インテル® Core™ プロセッサー・ファミリー(開発コード名Clarkdale)を搭載した機種において、グラフィックが動作しない場合があります。その場合は通常のAsianux Server 3インストールに加え、アップデートをする必要があります。

 

[対処方法]

Asianux Server 3 ==MIRACLE LINUX V5 SP2のインストールを例に記述します。

1. Asianux Server 3 ==MIRACLE LINUX V5 SP2 をテキストモードでインストールします。

下記URLにあるAsianux Server 3 ==MIRACLE LINUX V5 SP2 製品版インストレーションガイド「 第5章 テキストモード」をご覧ください。

https://users.miraclelinux.com/products/linux/axs3/pdf/axs3_install_guide_sp2.pdf

 

2. Asianux Server 3 ==MIRACLE LINUX V5 SP2 を起動します。

  • 製品版インストレーションガイド5.12 ランレベルとX設定のカスタマイズ」においてDefault Loginの項目で、ログインの種類に[Graphical]を選択した場合は、grubのカーネル選択画面で以下のようにブートパラメータに 3と記述し、テキストモードで起動してください。

     

grub edit> kernel /boot/vmlinuz-2.6.18-128.7AXS3 ro root=LABEL=/ 3

 

  • [Text]を選択してインストールした場合はそのままOSを起動してください。

 

3. /etc/X11/xorg.conf の設定を変更してください。

xorg.confのModesの行をコメントアウトしてください。

# vi /etc/X11/xorg.conf
・・・・・

Section "Screen"

Identifier "Screen0"

Device "Videocard0"

DefaultDepth 24

SubSection "Display"

Viewport 0 0

Depth 24

# Modes "800x600" "640x480" <― この行をコメントアウトしてください

EndSubSection

EndSection

 

4. xorgのアップデートパッケージをダウンロードします。 

下記URLよりxorgに関するパッケージをダウンロードします。ご利用のOSに合わせてRPMパッケージをダウンロードしてください。

https://tsn.miraclelinux.com/tsn_local/index.php?m=errata&a=detail&eid=890&sType=&sProduct=&published=1

 

5. ダウンロードしたRPMパッケージをインストールします。 

# rpm -Uhv xorg-x11-server-*67*
準備中... ########################################### [100%]

1:xorg-x11-server-Xorg ########################################### [ 20%]

2:xorg-x11-server-Xdmx ########################################### [ 40%]

3:xorg-x11-server-Xnest ########################################### [ 60%]

4:xorg-x11-server-Xvfb ########################################### [ 80%]

5:xorg-x11-server-sdk ########################################### [100%] 

 

アップデート後、グラフィック画面の表示が可能となります。

 

 

[注意事項]

 

本ドキュメントは、各ソフトウェア開発元の情報およびマニュアル等を元にした参考情報です。

本ドキュメントの内容は、予告なしに変更される場合があります。

 

本ドキュメントは、限られた評価環境における検証結果をもとに作成しており、全ての環境での動作を保証するものではありません。

本ドキュメントの内容に基づき、導入、設定、運用を行ったことにより損害が生じた場合でも、弊社はその損害についての責任を負いません。あくまでお客様のご判断にてご使用ください。

 

 

[更新履歴]

 

2010年 216日 新規作成

 

 

IPMI watchdogの設定方法

[対象となる製品のバージョン]

 

Asianux Server4 SP1 for x86(32bit)
Asianux Server4 SP1 for x86-64(64bit)

Asianux Server 3 for x86(32bit)
Asianux Server 3 for x86-64(64bit)

 

[概要]

本ドキュメントではカーネルのIPMI watchdogの設定方法について説明します。

IPMI watchdogとはIPMI(Intelligent Platform Management Interface) watchdog timer機能により、なんらかの原因でシステムがフリーズした状態を検出する機能です。これによりシステムのデッドロック、または無限ループなどの不具合を検出することが可能です。

また検出後にダンプ採取、自動でハードウェアリセットなど任意の動作をさせることができます。

 

[前提条件]

IPMIコントローラがサーバに搭載されている必要があります。

 確認するにはサーバのスペックを確認していだくか、下記の方法で確認が可能です。

 

 IPMIコントローラが備わっている場合は以下のコマンドが成功しモジュールをロードすることができます。

 

# modprobe ipmi_si

 

[設定手順]

1.IPMI watchdogの設定

  /etc/sysconfig/ipmiを任意のエディタで開き以下の行を編集します。以下は設定例です。

 

・・・

IPMI_WATCHDOG=yes

・・・

IPMI_WATCHDOG_OPTIONS="timeout=60 action=reset pretimeout=30 preaction=pre_int preop=preop_panic"

・・・

 

  各パラメータの意味は以下になります。

 

timeout システムがフリーズ状態と判断する時間を指定します。watchdogが最後にリセットされてからaction=で指定した動作をさせるタイムアウト時間になります。単位は秒となります。
action

reset, none, power_cycle, power_offのいずれかを指定します。

・resetはH/Wリセットでリブートします。

・noneはなにもしません。

・power_cycleはいったん電源をオフにしたあと、オンにます。

・power_offは電源をオフにします。

pretimeout preaction=で指定した動作をさせるタイムアウト時間を指定します。単位は秒となります。
preaction

pre_none,pre_smi, pre_nmi, pre_intのいずれかを指定します。preopを動作させる通知手段を設定します。

・pre_noneはなにもしません。

・pre_smiはIPMI物理インターフェースであるSMI(System Management
  Interface)を使用しIPMIへ通知します。

・pre_nmiはNMI割り込みにより通知します。

・pre_intは割り込みにより通知します。

preop

preop_none, preop_panic のいずれかを指定します。

・preop_noneはなにもしません。

・preop_panicはカーネルパニックを発生させます。

 

 

2.IPMI watchdogドライバのロード

  () 以下のコマンドにて IPMI watchdogドライバをロードします。

 

# service ipmi start

Starting ipmi drivers: [ OK ]

Starting ipmi_watchdog driver: [ OK ]

 

  () システムの起動時に自動でIPMI watchdogを有効にするには、以下のコマンドを実行します。

 

# chkconfig ipmi on

 

  ドライバのロード後には以下のメッセージが出力されます。

 

# dmesg

・・・・

ipmi: Found new BMC (man_id: 0x0002a2, prod_id: 0x0000, dev_id: 0x20)

IPMI kcs interface initialized

ipmi device interface

IPMI Watchdog: driver initialized

 

以上でデバイスファイル/dev/watchdogが作成されます。

 

 

3.watchdogデーモンの起動

   () /etc/watchdog.confを開いて以下の行をコメントアウトします。

 

#watchdog-device = /dev/watchdog

 

 () watchdogデーモンを起動します。

 

# service watchdog start

 

 () システムの起動時に自動でwatchdogデーモンを起動するには、以下のコマンドを実行します。

 

# chkconfig watchdog on

 

 

[注意事項]

本ドキュメントの内容は、予告なしに変更される場合があります。

本ドキュメントは、限られた評価環境における検証結果をもとに作成しており、全ての環境での動作を保証するものではありません。

本ドキュメントの内容に基づき、導入、設定、運用を行ったことにより損害が生じた場合でも、弊社はその損害についての責任を負いません。あくまでお客様のご判断にてご使用ください。

 

[更新履歴]

  2012 1月27日 watchdogの起動方法を追加

  2010 2月  9日 新規作成

 

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