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Linux技術トレーニング 基本管理コース II第3章 バックアップ/ リストア3. afio3-1. afioコマンドによるバックアップ方法
afioコマンドで使用する主なオプション
-o、-i、-t、-pはどれか1つを指定
この場合は、/home以下の「.jpg」ファイルをバックアップ対象から除外しています。 # /usr/bin/find /home |grep -v “.jpg” | /bin/afio -ovZ \ -L/tmp/full.log /dev/nst0
バックアップしたファイルの内容を確認するには以下のように-tオプションを指定します。-vオプションを指定することで、「ls -l」の情報と同等の詳細なリストが表示されます。
# /bin/afio -tvZ /dev/nst0afioでの差分バックアップ afioでの差分バックアップは、フルバックアップで作成したログファイルを元に実行します。 # /usr/bin/find /home/ -cnewer /tmp/full.log | \ /bin/afio -ovZ -L /tmp/sabun1.log /dev/nst0
# /usr/bin/find /home/ -cnewer /tmp/sabun1.log | \ /bin/afio -ovZ -L /tmp/sabun2.log /dev/nst0 3-2. afioコマンドによるリストア方法
フルリストアを行う場合
# /bin/afio -ivZ /dev/nst0
上記の例を実行すると、バックアップ媒体に格納されているファイルがすべてカレントディレクトリに展開されます。なおバックアップ取得時に-Zオプションを指定しなかった場合には、リストア時にも同様に-Zオプションを指定しないでください。 -y オプションを利用することで、部分リストアを行うことができます。-yオプションの引数には、“パターン” を指定でき、“パターン”にマッチしたファイルやディレクトリがリストアされます。しかし、バックアップ取得時に「/」からのパスを指定した場合、最初の「/」がパスから取り除かれているので注意が必要です。 たとえば、/home/hoge/test.txtファイルを指定するには次のようにします。 # /bin/afio -ivZ -y “home/hoge/test.txt” /dev/nst0 ディレクトリ/home/hogeを指定するには次のようにします。 # /bin/afio -ivZ -y “home/hoge*” /dev/nst0 |