MIRACLE

メールサービス申込 ユーザー登録&ログイン パートナー情報
お問い合わせ FAQ サイトマップ
MIRACLE LINUXの特長 製品紹介 サービス案内 購入 サポート 技術フォーラム

テクノロジー情報


Linux技術トレーニング 基本管理コース I

第2章 パッケージ管理

3. mlupdaterの使用方法
3-1. mlupdaterの概要
  • アップデートパッケージの存在チェック機能
  • アップデートパッケージの一括ダウンロード機能
  • アップデートパッケージの一括アップデート機能

mlupdaterの概要

mlupdaterはMIRACLE LINUXに含まれるパッケージ群のアップデート作業を支援するためのツールです。mlupdaterには以下の機能が含まれます。

  • アップデートパッケージの存在チェック機能
    • ミラクル・リナックス社のサイトをチェックして、システムにインストールされているパッ ケージのアップデート版がリリースされている場合は、その一覧を表示します。
  • アップデートパッケージの一括ダウンロード機能
    • アップデート版を自由に選択してダウンロードすることが可能です。
  • アップデートパッケージの一括アップデート機能
    • アップデート版を自由に選択してアップデート/ インストールすることが可能です。

mlupdaterは以下の方が対象になります。

  • 有償サポートユーザー
  • 製品購入ユーザー

ミラクル・リナックス社のホームページでユーザー登録した後に、ライセンス申請が必要です。 また、有償サポートユーザー以外は、OSインストールから90日間のみ利用可能です。


3-2. mlupdaterの起動方法
  • 通常モードでの起動
    # /usr/sbin/mlupdater
  • テストモードでの起動
    (実際にインストール/アップデート処理は行われない)
    # /usr/sbin/mlupdater -t
  • デーモンでの起動
    (設定ファイルに記載している内容で自動アップデート/ダウンロードを行う)
    # /usr/sbin/mlupdaterd

mlupdaterの起動

mlupdaterの起動方法は、「通常モードでの起動」「テストモードでの起動」「デーモンでの起動」の3種類があります。
「デーモンでの起動」以外は、アップデートパッケージを手動で選択して実行します。


3-3. mlupdaterの使用方法

mlupdaterをデーモンで起動すると、設定ファイル(/etc/mlupdater/mlupdater.conf)に記述されている動作方法で実行されます。


(1) 起動

mlupdaterが起動されると最初に動作方法の選択画面が表示されます。
[PACKAGE UPDATE] または[DOWNLOAD ONLY]をスペースキーで選択して、[NEXT]ボタンを押します。

  • PACKAGE UPDATE −−最新パッケージのインストール/アップデートを実施
  • DOWNLOAD ONLY −−最新パッケージのダウンロードのみ実施

(2) アップデート情報の取得
  • ミラクル・リナックス社のサイトにアクセスして、自動的にアップデート版パッケージの情報を取得します。
  • アップデート版パッケージの一覧情報の取得が完了すると、システムにインストール済のパッケージとの比較処理が始まります。

(3) パッケージの選択

インストール/アップデートあるいはダウンロードするパッケージを選択します。
左端のチェックボックスで、パッケージをインストール/アップデートするか、ダウンロードするかを指定します。スペースキーで状態を切り替えます。

  • I (Install) --- 新規インストールするパッケージ
  • U(Update) --- アップデートするパッケージ
  • D(Detect) --- 他のパッケージに必要なパッケージ

チェックボックスの右には、そのパッケージがシステムに現在インストールされているかどうかが表示されます。

  • 「*」--- そのパッケージがシステムにインストールされていることを示す
  • 「−」 --- そのパッケージがシステムにインストールされていないことを示す

(4) ダウンロードおよびインストール/アップデート
  • 選択されたパッケージをダウンロードします。
    ダウンロードしたファイルは、デフォルトで /var/mlupdaterに保存されます。
  • ダウンロードしたパッケージのインストール/アップデートを自動的に実行します。
    DOWNLOAD ONLYモードの場合は、この画面は表示されません。
  • Developer CDに含まれるパッケージのアップデートを行うかどうか選択します。

(5) 終了

ダウンロードしたパッケージを、ローカル環境にそのまま残しておくか削除するかを選択します。

インストール/アップデートあるいはダウンロードが終了すると、下の画面が表示されます。

mlupdaterの終了後に、/tmp/mlupd.log ファイルを確認してください。


3-4. mlupdaterの設定
  • licpw
  • updater
  • proxy
  • mail
  • auto_download
  • auto_update
  • log
  • http
  • parameter

mlupdaterの設定

mlupdaterの設定は、/etc/mlupdater/mlupdater.conf で行います。設定項目は大きく分けて次の9項目になります。
(詳細は /etc/mlupdater/mlupdater.conf を参照して下さい。)

項目設定内容
licpwライセンスサーバーに関する設定を行う
updaterパッケージ配布サーバーに関する設定を行う
proxyproxyサーバーに関する設定を行う
mailmail送信機能に関する設定を行う
auto_download自動ダウンロード機能に関する設定を行う
auto_update自動アップデート機能に関する設定を行う
logログファイルに関する設定を行う
httphttpに関する設定を行う
parameterparameterサーバーに関する設定を行う

第2章 2へ 第3章 1へ

■この資料の評価をお願いします。
とても参考になった
参考になった
どちらでもない
あまり参考にならなかった
まったく参考にならなかった

コメントがある場合は以下に記述してください。技術資料として取り上げてほしいテーマも受け付けています。

以下は任意です。

お名前(フルネーム) :
会社名 :
メールアドレス :
 

会社情報 採用情報 個人情報保護方針 情報セキュリティ基本方針 商標等取り扱い事項 English
Copyright(c)2000-2015 MIRACLE LINUX CORPORATION. All Rights Reserved.