ntpdを指定したNICインターフェイスのみ待ち受ける様にしたい

 

[対象となる製品のバージョン]

 

Asianux Server 3 for x86(32bit)

Asianux Server 3 for x86-64(64bit)

 

 

[回答]

ntpdで指定したNICインターフェイスのみ待ち受けるには"-L"オプションを使用する事で可能です。"-L"オプションを使用すると、指定NICインターフェイス以外からのパケットは無視され、指定したNICインターフェイスのみが通信に使用される様になります。

 

下記の設定はeth0経由のパケットのみ使用する設定となります。

 

1.サービスを停止します。

 

# service ntpd stop

 

2.下記のファイルを編集します。

 

ファイル: /etc/sysconfig/ntpd

 

[変更前]

OPTIONS="-u ntp:ntp -p /var/run/ntpd.pid"

 

[変更後]

#OPTIONS="-u ntp:ntp -p /var/run/ntpd.pid"

OPTIONS="-L eth0 -u ntp:ntp -p /var/run/ntpd.pid"

 

3.サービス起動します。

 

# service ntpd start

 

注意事項

"-L"オプションには仮想IPを指定する事は出来ません。

インターフェイス名に":"(コロン)が含まるか、もチェックされており、 インターフェイス名に":"(コロン)が含まる場合、そのインターフェイス宛のパケットは無視されます。

 

 

[備考]
ntpdでは起動時に使用可能なインターフェイスを検出し、有効なNICインターフェイス全てに対して待ち受け用ソケットを作成します。待ち受け用ソケットが作成される毎に、下記の様なログが出力されます。この動作は"-L"オプションを使用した場合も同様です。
 

Listening on interface ethX, xxxxxxxx Enabled

 
 
 
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[更新履歴]
20101228日 新規作成