MIRACLE ZBX エージェントを複数 MIRACLE ZBX サーバーからアクティブチェック監視する設定
[概 要]
本ドキュメントでは、log[]、logrt[]キーなどのログ監視で特に使用されるアクティブチェック監視において、単一の Zabbix エージェントを複数の Zabbix サーバーから監視可能にするための設定をご紹介します。
[注意事項]
この機能はミラクル・リナックスで独自に追加した機能であるため、ミラクル・リナックス配布の zabbix-agent 1.6.9-12 以降の 1.6 系バージョン、もしくは、zabbix-agent 1.8.3-3 以降の 1.8 系バージョンにて利用可能です。
[確認環境]
Zabbixサーバー: ミラクル・リナックス配布のLinux版 zabbix-server 1.6.9-12 以降もしくは、zabbix-server 1.8.3-3 以降
Zabbixエージェント: ミラクル・リナックス配布のLinux版 zabbix-agent 1.6.9-12 以降もしくは、zabbix-agent 1.8.3-3 以降
[手 順]
■zabbix_agentd.conf ファイルに「ActiveCheckServer」設定を追加
以下のように /etc/zabbix/zabbix_agentd.conf ファイルに「ActiveCheckServer」オプションを設定し、アクティブチェックを行う Zabbix サーバーのアドレスを設定してください。
以下はアクティブチェック監視を行う Zabbix サーバーのアドレスが「xxx.xxx.xxx.xxx」と「yyy.yyy.yyy.yyy」だった場合の設定になります。「Server」の設定と同じ内容を「ActiveCheckServer」として登録していただければ問題ありません。
なお、「ActiveCheckServer」オプションを設定しない場合には、オリジナルの Zabbix と同様の動作になり、「Server」オプションの先頭に記述されたホスト1つのみに対してアクティブチェックの動作を行います。
Server=xxx.xxx.xxx.xxx,yyy.yyy.yyy.yyy
ActiveCheckServer=xxx.xxx.xxx.xxx,yyy.yyy.yyy.yyy ← この行を追加
■Zabbix エージェントサービスの再起動
「ActiveCheckServer」の設定後、Zabbix エージェントサービスの再起動を行います。
以下は Linux での例になります。Windows の場合は[管理ツール]内の[サービス]からZabbix Agentを再起動してください。その他 Unix 系 OS においても同様にサービスの再起動を行ってください。
# service zabbix-agent restart
上記設定を完了すると、単一の Zabbix エージェントを複数の Zabbix サーバーからアクティブチェック監視することが可能になります。
[更新履歴]
2010年 2月 3日 新規作成