MIRACLE ZBX エージェントのインストール(Windows Server 2003)

[概  要]

本ドキュメントではWindows Server 2003ZABBIXエージェントをインストールし、監視を開始するための手順をご紹介します。

 

 

[注意事項]
本ドキュメントは、各ソフトウェア開発元の情報およびマニュアル等を元にした参考情報です。
本ドキュメントの内容は、予告なしに変更される場合があります。 
本ドキュメントは、限られた評価環境における検証結果をもとに作成しており、全ての環境での動作を保証するものではありません。
本ドキュメントの内容に基づき、導入、設定、運用を行なったことにより損害が生じた場合でも、弊社はその損害についての責任を負いません。
また、本ドキュメントの内容に関するサポートのお問い合わせはお受けしておりません。あくまでお客様のご判断にてご使用ください。

 

 

[確認環境]
ZABBIXサーバ

 ・OS: Asianux Server 3 ==MIRACLE LINUX V5(32bit)

 ・ブラウザ: Mozilla Firefox 3

 ・ZABBIXサーババージョン: 1.4.5

 

ZABBIXエージェント

 ・OS: Windows Server 2003 Enterprise Edition(32bit)

 ・ZABBIXエージェントバージョン: 1.4.5

  ※ZABBIXサーバはすでに動作している環境を想定しています。

 

[事前準備]
ZABBIXエージェントのバイナリを入手してください。
Windows版はZABBIXのソースコードに32bit版、64bit版のバイナリが含まれています。
以下のURLよりダウンロードしてください。

 

 

[手  順]

Windows Server 2003(32bit)へのZABBIXエージェントインストール

1.ZABBIXエージェントの設定

ダウンロードしたzabbix-1.4.5.tar.gzを展開すると、zabbix-1.4.5/bin/以下にwin32win642つのフォルダが含まれています。それぞれ32bit用、64bit用のバイナリとなります。

今回はWindows Server 2003(32bit)へインストールを行うため、win32を使用します。

展開したzabbix-1.4.5/bin /Win32のフォルダをC:\Program Files\以下へzabbixという名称で配置します。

 

テキストエディタでC:\Program Files\zabbix\以下へ、zabbix_agentd.confというファイルを作成し、以下のように記述します。

 

Server=127.0.0.1  ← ZABBIXサーバのIPアドレス 1

Hostname=localhost  ← ZABBIXエージェントを動作させるホスト名

ListenIP=127.0.0.1  ← ListenするIPアドレス2

LogFile=C:\Program Files\zabbix/zabbix_agentd.log

1 ZABBIXサーバの設定ファイル/etc/zabbix/zabbix_server.conf ListenPort と同じIPアドレスを設定する必要があります。

2 ZABBIXサーバの監視設定で、監視対象として登録する際に指定する IPアドレスです。

 

2.ZABBIXエージェントのインストール

スタートメニューより[プログラム] → [アクセサリ] → [コマンドプロンプト]を起動し、インストールします。

> cd "C:\Program Files\zabbix"

> zabbix_agentd.exe -i -c "C:\Program Files\zabbix\zabbix_agentd.conf"

zabbix_agentd.exe [196]: Service "ZABBIX Agent" installed successfully.

zabbix_agentd.exe [196]: Event source "ZABBIX Agent" installed successfully.

 

以上でインストールは終了です。

 

3.ZABBIXエージェントの起動

スタートメニューより、[すべてのプログラム] → [管理ツール] → [サービス]ZABBIX Agentが登録されているので、開始してください。

 

 

または、コマンドプロンプトより、以下のようにサービスを開始させることも可能です。

> zabbix_agentd.exe -s -c "C:\Program Files\zabbix\zabbix_agentd.conf"

zabbix_agentd.exe [4352]: Service "ZABBIX Agent" started successfully.

 

ZABBIXエージェントの監視

ブラウザよりZABBIXサーバへ接続し、ログインします。

 

メニューから[設定] → [ホスト]をクリックし、右上のプルダウンメニューより[ホスト]が選択されていることを確認し、[ホストの作成]をクリックします。

 

 

表示された監視対象の設定画面にて各項目を記入します。

 

 

 

名前
必須項目
ホストの表示名を記入します。
zabbix_agentd.confHostnameに設定した名称を記入してください。
グループ
登録したホストをグループで分類し管理することが可能です。所属させたいグループをチェックしてください。
新規グループ作成
グループで表示されていグループ以外に、新たにグループを作成する場合、新たなグループの名称を記入してください。

DNS

監視対象のDNS名を記入します。
接続方法で[DNS]を設定した場合必須
IPアドレス
必須項目
監視対象のIPアドレスを記入します。

zabbix_agentd.confListen IPに設定した値を記入してください。

接続方法
必須項目
監視対象へIPアドレスを使って接続、ホスト名より名前解決して接続するかを選択します。通常は[IPアドレス]を使用します。
ポート
必須項目
ZABBIXエージェントとの通信に使用するポートを指定します。
zabbix_agentd.confにて指定していない場合は変更する必要はありません。
ステータス
必須項目
監視の有効/無効を選択します。
監視を開始する場合は[有効]を選択してください。
テンプレートとのリンク
テンプレート(監視内容のセット)とのリンクを設定します。
設定する場合は[追加]をクリックし、選択してください。

Windows Server2003では[Template_Windows]を使用します。

プロファイルを使用
サーバのプロファイルを設定する場合に使用します。

 

上記のような設定を行い、[保存]をクリックすると、監視対象が登録され、監視が開始されます。

 

 

 

 

[更新履歴]

2009年 41日 新規作成