snmpdのメッセージ”Connection from UDP: [XX.XX.XX.XX]:Y”について
[質 問]
syslogにsnmpdのメッセージ”Connection from UDP: [XX.XX.XX.XX]:Y”が大量に出力される
[対象となる製品のバージョン]
Asianux Server 3 for x86(32bit)
Asianux Server 3 for x86-64(64bit)
[問題詳細]
snmpwalkコマンドを使用してsnmpdにリクエストを送信すると、snmpdを運用しているホストのsyslogに、“Connection from UDP: [XX.XX.XX.XX]:Y”というメッセージが大量に出力されます。
(XX.XX.XX.XXはsnmpwalkを実行したホストのIPアドレス、Yはポート番号)
[原 因]
本メッセージはsnmpdがSNMPのリクエストを受信した際に出力するもので、1リクエストにつき1メッセージが出力されます。snmpwalkコマンドは1つの情報につき1リクエスト送信するため、取得する情報の数に応じて本メッセージが出力されます。
[対処方法]
snmpdのオプションを変更することにより、メッセージの出力抑制が可能です。
1./etc/snmp/snmpd.options というファイルを作成し、以下の内容で保存します。
OPTIONS="-LS 5 d -Lf /dev/null -p /var/run/snmpd -a"
2.snmpdを再起動します。
service snmpd restart
上記の設定によりsnmpdはNOTICE以上のプライオリティのメッセージのみを出力するようになります。当該メッセージはINFOであり、NOTICEよりプライオリティが低いため、出力されなくなります。
snmpdのオプションの詳細につきましてはオンラインマニュアル (man 8 snmpd および man 1 snmpcmd)をご参照ください。
[注意事項]
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[更新履歴]
2008年 7月31日 新規作成