IBM DB2をAsianux Server 3 for x86(32bit) にインストールする方法
[概 要]
本ドキュメントでは、Workgroup Server Edition/Personal Edition/Express Edition/Express-C EditionをAsianux Server 3 for x86(32bit)にインストールする方法について説明します。
前提として、Linux版のDB2の導入には、DB2 9.5本体およびNational Language Packの2つが必要です。
本手順ではDB2 Workgroup Server Edition 32-Bit版を例として説明しますが、Workgroup Server Edition/Express Edition/Express-C Editionにおいても同様の手順でインストールが可能です。
Asianux Server 3 for x86(32bit)
DB2 Workgroup Server Edition V9.5 For Linux On 32-Bit
DB2 National Language Pack V9.5 For Linux On 32-Bit
他の Edition をご使用の場合はファイル名を適宜読み替えてください。
DB2 Workgroup Server Edition : DB2_WSE_V95_Linux_x86.tar
DB2 National Language Pack : DB2_NL_Pack_V95_Linux_x86.tar
1.rootユーザでログイン、またはsuでrootユーザになります。
2.ワークフォルダにDB2本体のインストール媒体を展開します。
# mkdir db2
# cd db2
# tar xvf DB2_WSE_V95_Linux_x86.tar
3.セットアップ
GUI環境でワークフォルダ直下のdb2setupを起動します。
# ./db2setup
4.GUIインストーラ起動
[製品のインストール]-[新規インストール]から手順に従ってインストールを行います。
DB2 Workgroup Server Editionのセットアップ時に入力する項目として下記の項目があります。
ソフトウェア・ライセンスの確認
インストールタイプの選択(標準:630-760MB/コンパクト:580-700MB /カスタム:580-1020MB)
応答ファイルのファイル名(デフォルト:/root/db2wse.rsp)
インストール・ディレクトリーの選択(デフォルト:/opt/ibm/db2/V9.5)
SAMP Base Componentのインストール選択(デフォルト:インストールする)
DB2 Administration Serverのユーザ情報の設定
DB2インスタンスのセットアップ(DB2インスタンスを作成する/作成しない)
DB2インスタンス用のパーティション・オプションのセットアップ
DB2インスタンス所有者のユーザ情報の設定
DB2インスタンスfencedユーザ情報の設定
DB2ツール・カタログ(準備する/準備しない)
通知のセットアップ(セットアップする/セットアップしない)
5.セットアップ完了
DB2本体のセットアップが完了します。
6.サンプルデータベースを構成した場合は、National Language Pack 適用前にデータベースを停止しておきます。
DB2インスタンスユーザ名がdb2inst1の場合は、以下のように停止します。
(例)
#su – db2inst1
$db2stop
SQL1064NDB2STOP processing was successful.
$exit
7.National Language Pack用のワークフォルダを作成し、National Language Packインストール媒体を展開します。
# mkdir db2nl
# cd db2nl
# tar xvf DB2_NL_Pack_V95_Linux_x86.tar
8. GUI環境でdb2setupを起動します。
# ./db2setup
9.GUIインストーラ起動
[製品のインストール]-[既存の製品を操作]から手順に従ってインストールを行います。
National Language Packのセットアップ時に入力する項目として下記の項目があります。
処理するDB2コピーの選択
応答ファイルのファイル名(デフォルト:/root/db2nlpack.rsp)
インストール・ディレクトリーの選択(デフォルト:/opt/ibm/db2/V9.5)
インストールする言語の選択(デフォルト:英語および日本語)
10.National Language Packのセットアップが完了します。
11.DB2コントロールセンター(db2cc) などを使用して、DBインスタンスが起動可能であることを確認します。
DB2インスタンスユーザ名がdb2inst1の場合は、以下のように確認します。
(例)
# xhost +localhost
# su – db2inst1
$ db2cc &
一般ユーザでの作業が終ってrootに戻ったら、xhostの許可を元に戻しておきます。
# xhost -localhost
またはDB2インスタンスユーザでXを起動してdb2cc等の動作を確認してください。
スクリプトインストール方法
1.ファイルの展開
以下URLよりdb2_v95scripts.zipをダウンロード、展開し、IBMdb2、DB2adminを/etc/init.d にコピーします。
# unzip db2_v95scripts.zip
# cp db2_v95scripts/IBMdb2 /etc/init.d
# cp db2_v95scripts/DB2admin /etc/init.d
2.サービスの登録
# chmod +x /etc/init.d/IBMdb2
# chmod +x /etc/init.d/DB2admin
# chkconfig --add IBMdb2
# chkconfig --add DB2admin
3.サービスの動作確認
# service IBMdb2 start
# service DB2admin start
DB2コントロールセンター(db2cc) などでインスタンス起動を確認します。
# service DB2admin stop
# service IBMdb2 stop
DB2コントロールセンター(db2cc) などで停止を確認します。
IBM DB2 Database for Linux, UNIX, and Windows インフォメーション・センター
2008年 4月23日 新規作成