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Linux技術トレーニング 基本管理コース II

第6章 トラブルシューティング


3. mcinfoによるシステム情報収集
/usr/sbin/mcinfoによるシステム情報収集
  • 様々な情報を一度に収集できるツール
    • ホストの各種ログやハードウェア情報
    • インストールされているパッケージ情報
    rootユーザーで実行

usr/sbin/mcinfoによるシステム情報収集

/usr/sbin/mcinfo は、現在稼動しているホストの各種ログやハードウェア情報、インストールされているパッケージ情報など、さまざまな情報を取得するコマンドです。
取得情報の中には、rootユーザーでしか取得できないものもあるので、/usr/sbin/mcinfo コマンドはrootユーザーで実行してください。また、実行結果を標準出力に出力するので、必要に応じてリダイレクトを使ってファイルに書き込んでください。

# /usr/sbin/mcinfo > mcinfo.log
取得される情報の一例を次に示します。
  • MIRACLE LINUXのバージョン(/etc/miraclelinux-release)
  • 起動時のメッセージ、デバイスの初期化処理など(dmesg)
  • CPUの種類と個数(/proc/cpuinfo)
  • 実メモリとswapの状態(/proc/meminfo、/proc/swaps)
  • マウントしているデバイス(df)
  • ディスクのドライブ割り当て(fdisk -l)
  • PCIデバイスのリスト(lspci)
  • ロードされているモジュールのリスト(lsmod)
  • インストールされているRPM のリスト(rpm -qa)
  • 最近のsyslog(messages*)

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