MIRACLE ZBX パッケージのアップデート方法
[概要]
本ドキュメントでは、MIRACLE ZBX パッケージのマイナーバージョンをアップデートする方法を案内します
マイナーバージョンのアップデート例:
マイナーバージョン1.8.* のアップデート(赤字の個所がマイナーバージョン)
アップデート前のバージョン: 1.8.15-4
アップデート後のバージョン: 1.8.16-2
※メジャーバージョンをアップデートする方法ではありません
メジャーバージョンのアップデートの例:
メジャーバージョン 1.8から2.0へのアップデート
(青字の個所がメジャーバージョン)
アップデート前のバージョン: 1.8.15
アップデート後のバージョン: 2.0.6-1
[対象となるパッケージとバージョン]
Linux 用 MIRACLE ZBX パッケージ
バージョン:1.6.x,1.8.x,2.0.x
[準備]
パッケージのダウンロード
下記のURLのページにてログインを行い、「ユーザー情報」-「MIRACLE ZBX ソフトウェアダウンロード」からパッケージをダウンロードすることができます。
※ご使用の環境[OS、アーキテクチャ、バージョン]にあわせて全てのパッケージをダウンロードして下さい。
ユーザー情報 ログイン
https://www.miraclelinux.com/user/cdb/login.php
現在使用しているZabbixサーバのOSリリース番号、アーキテクチャの確認方法。
※OSリリース番号
$ cat /etc/redhat-release
※Zabbixサーバパッケージアーキテクチャ
$ rpm -q --qf "%{arch}\n" zabbix
[パッケージのアップデート手順]
※[手順3]の間、監視が停止しますのでご注意ください。
[手順1] 対象のZabbix サーバー/エージェントに root ユーザーでログインします。
[手順2] 下記コマンドを実行し、パッケージをアップデートします。
※事前に[手順1]にてダウンロードしたパッケージをカレントディレクトリに配置してください。
# rpm -Fvh zabbix*
※zabbix-serverとzabbix-agent両方のパッケージが、1つのホストに導入されている場合は、依存関係の問題によりzabbix-serverパッケージのみをアップデートすることはできません。Zabbix-serverとzabbix-agentの両方をアップデートする必要があります。
※実際にパッケージのアップデートは行わずアップデートコマンドの確認のみを行うため、”--test” オプションを付与して実行します。
# rpm -Fvh zabbix* --test
実行例)
# rpm -Fvh zabbix* --test
# <-コマンドの実行に問題がない場合は何も出力されません。
※以下コマンドにてパッケージがアップデートされていることを確認することが可能です。
# rpm -qa "zabbix*"
[手順3] 下記のコマンドを実行し、zabbix サービスを再起動します。
3.1) zabbix-server のみを使用している場合
# service zabbix-server restart
Shutting down zabbix server:[OK]
Starting zabbix server:[OK]
3.2) zabbix-agent のみを使用している場合
# service zabbix-agent restart
Shutting down zabbix agent:[OK]
Starting zabbix agent:[OK]
3.3) zabbix-serverとzabbix-agentの両方を使用している場合
# service zabbix-server restart
Shutting down zabbix server:[OK]
Starting zabbix server:[OK]
#
# service zabbix-agent restart
Shutting down zabbix agent:[OK]
Starting zabbix agent:[OK]
[注意事項]
本ドキュメントの内容は、予告なしに変更される場合があります。
本ドキュメントは、限られた評価環境における検証結果をもとに作成しており、 全ての環境での動作を保証するものではありません。
本ドキュメントの内容に基づき、導入、設定、運用を行なったことにより損害が 生じた場合でも、弊社はその損害についての責任を負いません。あくまでお客様のご判断にてご使用ください。
[更新履歴]
2013年7月5日 新規作成