NetVault Backupの障害発生時の初動調査および情報採取のための事前準備
[概要]
本ドキュメントでは、NetVault Backupで障害発生時に、お問合せの前に事前に確認、準備すべき内容について説明します。
[対象となる製品のバージョン]
NetVault Backup 8.1以降
[注意事項]
[初動調査]
[情報採取のための事前準備]
ミラクル・リナックス カスタマーサポートセンターでは、[初動調査]と併せて、現象に応じた情報採取をお願いしています。採取依頼のあった情報を採取できるように、事前に準備をしていただくことをお勧めします。
MIRACLE LINUX、Asianuxをお使いの場合は、/usr/sbin/mcinfo を利用します。
なお、mcinfoの取得情報の中には、rootユーザーでしか取得できないものもあるため、/usr/sbin/mcinfo コマンドはrootユーザーで実行します。
・MIRACLE LINUX v4.0 SP2 より前のバージョンをご使用の場合
# mcinfo | gzip > mcinfo.log.gz
・MIRACLE LINUX v4.0 SP3、Asinaux Server 3 == MIRACLE LINUX V.5 以降をご使用の場合
# mcinfo
■ NetVault Backupのバイナリログ取得
NetVault BackupではNetVault GUIのLogsからログの参照が可能です。
NetVault backupのログ収集はNetVault GUIを使いGUIで行う方法と、コマンドで行う方法があります。これらは、どちらの方法でも同じ情報が取得されます。
・NetVault GUIからログを取得する方法
以下のコマンドを実行してnetVault GUIを起動します。
# nvgui
netVault GUIが起動したら、[ログ]を選択します。
以下の例では "nvbinlog20040607_02.nlg"というファイル名で2004年1月1日 00:00.00〜2004年12月31日 23:59.59までのログをとるよう指定しています。
# cd /usr/netvault/util/
# ./nvlogdump -filename nvbinlog20040607_02 -starttime 20040101000000 -endtime 20041231235959
上記コマンドを実行すると、NetVault GUIを使ってのログ取得と同様、/usr/netvault/logs/dumps/binary以下に指定したファイル名でログが保存されます。