IPMIのSEL情報が満杯になると、その情報がすべて削除される

[対象となる製品のバージョン]

 

MIRACLE LINUX V4.0 - Asianux Inside
MIRACLE LINUX V4.0 - Asianux Inside for x86-64

 
[問題詳細]

MIRACLE LINUX V4.0はハードウェアのIPMI(Intelligent Platform Management Interface)情報の取得を行うことができますが、IPMISEL情報が満杯になるとその情報はすべて削除されます。

 

[原因]
SEL情報が満杯の場合には、ipmiutilパッケージに含まれるcronのジョブにてすべてクリアするためです。

 

[解決方法]
以下のように/etc/cron.daily/checkselのファイルパーミッションを変更して、SEL情報を削除するcronのジョブを実行しないようにします。

 

# chmod -x /etc/cron.daily/checksel

 

[補足]

IPMISEL情報は定期的にsyslogに出力されるため、SEL情報がクリアされた後であっても、syslogを参照することで出力されていた情報を参照することも可能です。

 

なお、/var/log/messages には以下のように出力されます。

 

Apr  1 11:28:19 localhost SEL: : 6428 04/01/09 20:00:14 BMC  05 Platform Security 05 - ef [40 8f ff]
Apr  1 11:28:19 localhost SEL: : 643c 04/01/09 20:00:56 SMI  1d System Boot Initiated a1 - 6f [40 8f ff]

 

[注意事項]
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[更新履歴]

2009年 46日 新規作成