X Window System 上での画面設定

[対象となる製品のバージョン]

 MIRACLE LINUX V4.0 - Asianux Inside
 MIRACLE LINUX V4.0 - Asianux Inside for x86-64
 Asianux Server 3 == MIRACLE LINUX V5 for x86(32bit)
 Asianux Server 3 == MIRACLE LINUX V5 for x86-64(64bit)

 

[設定方法]

[ MIRACLE LINUX V4.0 - Asianux Inside をお使いの場合 ]

 

MIRACLE LINUX 4.0 では、画面の設定を行うためにGUI(XConfig)CUI(Xconfigurator)2つのツールが用意されています。それぞれの使い方は以下の通りです。

 

GUIツール(XConfig)の使い方

 

GUIツールは以下のいずれかの方法で起動できます。

 

a) デスクトップで右クリックし「Video Property」を選択する

b) スタートメニューから「システム」=>「コントロールパネル」を選択し、コントロールパネルから 「display」を選択する

 

起動したら「画面設定」タブを選択します。すると以下のような画面が表示されます。

 


 

各設定項目の意味は次の通りです。

 


スクリーンサイズ
画面の解像度を変更できます。
カラー設定
画面の色数を変更できます。
ビデオカード
ビデオカードのドライバを変更できます。お使いのビデオカードに合わせて選択してください。通常インストール時に自動的に設定されますので、変更の必要はありません。
モニター
お使いのモニターを選択します。通常インストール時に自動的に設定されますので、変更の必要はありません。

 

新たに変更した設定を反映させるには「適用」または「OK」を押します。するとその設定で画面が正しく見えるかどうかの確認画面が表示されますので、正しく見える場合は「はい」を選択してください。「はい」を選択すると、X Windowをすぐに再起動するか確認してきますので、すぐに設定を反映させたい場合はそこでX Windowを再起動してください。以上で設定は完了です。

 

 

CUIツール(Xconfigurator)の使い方

 

CUIツールは以下のいずれかの方法で起動できます。

 

a) ターミナルから/usr/sbin/Xconfiguratorとタイプして直接起動

b) /usr/sbin/setupコマンドのメニューから「Xの設定」を選択して起動

 

起動すると設定に関していくつか質問されますので、変更したい値を選択して進めてください。なお、CUIツールは最後にX Windowの再起動を行いませんので、手動でX Windowを再起動する必要があります。方法としては、システムをリブートするか、下記の方法でXサーバにシグナルを送って下さい。

 

 

# ps -e | grep X

4542 ? 00:00:02 X <= XサーバのPIDを確認します

# kill -HUP 4542 <= PIDを指定してHUPシグナルを送ります

 

 

 

[ Asianux Server3 == MIRACLE LINUX V5 をお使いの場合 ]

 

Asianux Server 3 では、画面の設定を行うためにGUI(system-config-display)ツールが用意されています。使い方は以下の通りです。

 

GUIツールは以下のいずれかの方法で起動できます。

 

a) デスクトップで右クリックし「ビデオカードを設定」を選択する

b) コントロールパネルから「ディスプレイ」を選択する

c) スタートメニューから「設定」=>「ハードウェア」=>「ディスプレイ」を選択する

d) /usr/sbin/setupコマンドのメニューから「Xの設定」を選択する

 

起動すると以下のような画面が表示されます。

 


 

設定項目の意味はMIRACLE LINUX V4.0と同様です。ビデオカードとモニターに関しては、ウインドウ上部の「ハードウェア」タブから設定できます。新たに変更した設定を反映させるには「OK」を押してウインドウを閉じ、その後再度ログインしなおす必要があります。

 

[注意事項]
本ドキュメントの内容は、予告なしに変更される場合があります。

 

本ドキュメントは、限られた評価環境における検証結果をもとに作成しており、 全ての環境での動作を保証するものではありません。

本ドキュメントの内容に基づき、導入、設定、運用を行なったことにより損害が 生じた場合でも、弊社はその損害についての責任を負いません。あくまでお客様のご判断にてご使用ください。

 

[更新履歴]

2009年 35日 新規作成