diskdumpにおけるblock_orderパラメータについて

[対象となる製品のバージョン]

 MIRACLE LINUX V4.0 - Asianux Inside

 MIRACLE LINUX V4.0 - Asianux Inside for x86-64

 

[問題詳細]

カーネルパニック時などにディスクダンプを生成できるよう、MIRACLE LINUX V4.0 では diskdump を搭載しています。以下のように /etc/modprobe.conf ファイルに block_order の値を設定しておくと、diskdump でのディスクダンプ生成時のパフォーマンスを向上することができます。

 

options diskdump block_order=5

 

block_order diskump 採取時の IO ブロックサイズで、デフォルトの値は 2 です。
詳細は、/usr/share/doc/diskdumputils-<version>/README を参照してください。

 

なお、x86-64 版の MIRACLE LINUX V4.0 SP3 では、この値を非常に大きな値にした場合には、IOMMU (Input/Output Memory Management Unit) Emergency Page (128KB) 以上取らないような値として認識します。

 

[補  足]
IA-32 版の場合であっても、この値を大きな値に変更すると、以下のような警告メッセージが表示、または /var/log/message に出力されます。

 

disk_dump: I/O size exceeds the maximum block size of SCSI device. Signature check may fail

 

上記メッセージが表示される場合は、正常にディスクダンプが生成できない場合があるため、値を小さくしてください。

  

[注意事項] 

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[更新履歴]

  2008 1 30日 新規作成