OSインストール時のメッセージ selinux-policy-targeted について

[対象となる製品のバージョン]

 Asianux Server 3 ==MIRACLE LINUX V5 for x86(32bit)

 Asianux Server 3 ==MIRACLE LINUX V5 x86-64(64bit)

 

[質  問]
install.logに以下のメッセージが記録されることがあります。

 

 

libsepol.policydb_write: Discarding booleans and conditional rules

libsepol.policydb_write: Discarding booleans and conditional rules

libsepol.context_read_and_validate: invalid security context

libsepol.policydb_to_image: new policy image is invalid

libsepol.policydb_to_image: could not create policy image

/usr/sbin/load_policy: Can't load policy: No such file or directory

libsemanage.semanage_reload_policy: load_policy returned error code 2.

libsemanage.semanage_install_active: Could not copy /etc/selinux/targeted/modules/active/policy.kern to /etc/selinux/targeted/policy/policy.21.

semodule: Failed!

 

 

[原   因]

SELinux のポリシーを設定ファイル通りに設定(label張り)を行う際、target の設定ができなかったことを示しています。

この問題は、/etc/sysconfig/selinux の設定が SELINUX=disabled になっている場合に発生します。

OSインストールの際に、デフォルトでは SELINUX=disabledのため、このメッセージが表示されても運用上特に問題ありません。

 

[補  足]
SELinuxを後からpermissiveにする場合においても、SELinuxのポリシーをrelabelしたのち、OSを再起動することで設定が反映されるため、問題はありません。

 

[注意事項]
本ドキュメントの内容は、予告なしに変更される場合があります。

 

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[更新履歴]

・2009年 1 7日 新規作成