一般ユーザでjfbtermを起動し、コンソールで日本語を表示する方法

[概  要]

Asianux Server3runlevel 3で起動した場合等に、コンソールで日本語を表示させると文字化けすることがあります。

また、コンソールで使用できるjfbtremは、デフォルトでは一般ユーザでは使用できない設定になっています。
本ドキュメントでは、一般ユーザでjbtermを起動し、コンソールで日本語を表示する方法について説明します。

  

[注意事項]
本ドキュメントは、各ソフトウェア開発元の情報およびマニュアル等を元にした参考情報です。
本ドキュメントの内容は、予告なしに変更される場合があります。

 

本ドキュメントは、限られた評価環境における検証結果をもとに作成しており、全ての環境での動作を保証するものではありません。
本ドキュメントの内容に基づき、導入、設定、運用を行なったことにより損害が生じた場合でも、弊社はその損害についての責任を負いません。あくまでお客様のご判断にてご使用ください。

 

[確認環境]

Asianux Server 3

jfbterm-0.4.7-9.1AX

 

[設定手順]

1.rootユーザでログインします。

 

2.適切なフレームバッファドライバを読み込みます。

フレームバッファドライバは/lib/modules/使用中のカーネル/kernel/drivers/video/以下に複数あります。

環境(使用しているビデオカード)に合わせて適切なものを選択してください。

 

() 一般的なビデオカード用のフレームバッファドライバ(vga16fb)を読み込む場合

 

# modprobe vga16fb

 

3.次回起動時にドライバを自動的に組み込む場合は、/etc/rc.localファイルの末尾に、適切なドライバの組み込みを追記します。

 

() vga16fbドライバを組み込む場合の記述

modprobe vga16fb

 

4.jfbtermSet UIDします。

 

# chmod u+s /usr/bin/jfbterm

 

5.ログアウトし、一般ユーザでログインします。

 

6.一般ユーザでjfbterm起動

 

$ jfbterm -q

 

7.環境変数を設定します。

 

$ export LANG=ja_JP.eucJP

 

8.この後 lv,man などを使用して、日本語が表示可能となります。

 

$ man man

 

[補足注意事項]

jfbtermSet UIDを行うことによるセキュリティの考慮についてはマニュアル等でご確認ください。

jfbtermパッケージのアップデート等を行うと、Set UIDが解除され、一般ユーザでのjfbterm起動ができなくなる場合があります。その場合は再度Set UIDを行ってください。

 

[更新履歴]

200844日 新規作成