Oracle10g, PHP, Apacheの連携環境構築方法(Asianux Server 3)

[概  要]

本ドキュメントでは、Oracle,Apache,PHPを連携させるための最低限の設定例と、動作確認の方法をご紹介します。

 

[注意事項]

本ドキュメントは、各ソフトウェア開発元の情報およびマニュアル等を元にした参考情報です。

本ドキュメントの内容は、予告なしに変更される場合があります。

 

本ドキュメントは、限られた評価環境における検証結果をもとに作成しており、全ての環境での動作を保証するものではありません。

本ドキュメントの内容に基づき、導入、設定、運用を行なったことにより損害が生じた場合でも、弊社はその損害についての責任を負いません。あくまでお客様のご判断にてご使用ください。

 

本ドキュメントで使用しているソフトウェアのセキュリティ等の詳細な設定につきましては、マニュアル等をご参照ください。

  

[確認環境]

Asianux Server 3 for x86(32bit)

Oracle Database 10g Enterprise Edition Release 10.2.0.4.0

Oracleのインストール及び、初期データベースが作成され、データベースが動作している環境が前提となります。

.動作の確認はOSをインストールした後、初期状態から行っています。

 

[設定方法]
 

1.Oracleのインストール

Oracle 10g Release 2 (10.2.0.1)のインストール、サンプルの初期データベースの作成を行います。

 

2.パッチの適用とOracleディレクトリにOtherユーザの実行権を設定

Oracle Database 10g  Release 2 Patch Set 10.2.0.4 for Linux x86を適用後、
$ORACLE_HOME/install/changePerm.shを実行します。
詳細は下記Patch Set Notes をご参照下さい。

 

ファイル: Disk1/patch_note.htm

9.4 Running changePerm.sh Script on an Oracle Database Server Home

 

3.Oracleの動作確認

SQL*Plus等を使用し下記例の様に scott/tiger で接続出来ることを確認します。

 

)

$ sqlplus scott/tiger@localhost:/orcl

SQL> select sal from emp;

SQL> select ename, sal from emp;

 

4.Apache + PHPの動作確認

下記ファイルを作成し、PHPの動作確認を行います。

 

ファイル: info.php

設置ディレクトリ:/var/www/html

 

<?php

phpinfo();

?>

 


 

5.Oracleに接続するPHPスクリプトを作成

下記ファイルを作成します。スクリプトでは PDOPHP Data Object)を利用してOracleに接続しています。

 

ファイル:oracle.php

設置ディレクトリ: /var/www/html/

 

6.動作確認

ブラウザから下記URLにアクセスし登録した表が正常に見えることを確認します。
 

http://ホスト名/oracle.php

 

 

[参考URL]

ORANAVIを利用したOracle Database インストレーションガイド

 

[更新履歴]
2008年 3月 12日 新規作成