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MIRACLE LINUX V3.0 - Asianux Inside インストレーションガイド

インストールの前に

Linuxのインストールに不慣れな方は検証用に専用のマシンを用意することをお勧めします。
Windowsや他のLinux OS が入っているコンピュータにインストールする場合は、あらかじめ7GB以上のディスク領域を確保しておく必要があります。

(注意)
ハードディスク全体がWindows領域になっている場合は、パーティショニングツールを使ってWindows領域を縮め、Linux用の領域を作る必要があります。この作業には多少の経験と知識が必要となります。

推奨システム要件

CPU PentiumPro、AMD K7 以降必須、PentiumII以降を推奨(最大使用可能 CPU 数:32個)
メモリ 128MB 以上必須、256MB 以上を推奨
ハードディスク 3GB 以上推奨
※Oracleなどの商用データベースをインストールする場合は、さらに4Gバイト以上必要

インストール手順

  1. インストーラ・モードの選択

    Asianux1.0 ( 1 of 2)のCDをドライブにセットし、マシンを起動させるとインストーラが起動し、Asianuxのロゴが表示されます。インストーラには[グラフィカル・モード]と[テキスト・モード]がありますが、今回は[グラフィカル・モード]でのインストールをご紹介します。
    画面下に[boot:]と表示されたら、Enterキーを押します。

    インストーラ画面
  2. GUIインストーラの起動

    GUIモードのインストーラが起動したら、[Next]をクリックし次に進みます。

    GUIインストーラ画面
  3. 言語選択

    インストール後のシステムで使用する言語を選択します。

    言語選択画面
  4. ライセンスの表示

    [Next]をクリックすると使用に関するライセンスが表示されます。同意できるのであれば、[同意する]にチェックを入れます。
    http://www.miraclelinux.com/products/linux/download/trial_agreement30.html

    ライセンスの表示の画面
  5. キーボードの選択

    使用しているキーボードが日本語配列の場合は、[日本語]を選択します。

    キーボード選択画面
  6. ディスクパーティション設定ツール(自動/手動)の選択

    Linuxをインストールするパーティションの設定方法を指定します。
    インストーラが自動的にパーティションを割り当てる[自動パーティションの設定]と、ユーザーが手動で行う[Disk Druid]を使用する方法がありますが、ここでは自動設定の方法を紹介します。
    [次]をクリックして進みます。

    (注意)
    未使用のディスクを使用する場合、パーティションの情報が記録されていないため下記の警告メッセージが表示されます。システムには影響がありませんので、[はい]をクリックして次に進みます。
    [デバイスsdaのパーティションテーブルが壊れています。新規パーティションを作成するには初期化が必要ですが、本ドライブのデータをすべて喪失します。]

    ディスクパーティション設定ツール選択画面
  7. インストール先パーティションの選択

    空のハードディスクにインストールをする場合は、どれを選択しても構いません。Windowsや他のLinux OSがインストールされている環境に追加インストールする場合は、 [すべてのパーティションを保持し既存の空き領域を使用]を選択して[次]に進みます。

  8. パーティションの自動割当て

    自動的にrootディレクトリとswap領域用のパーティションが割り当てられますが、必要に応じて変更することも可能です。

    パーティションの自動割当て画面
  9. ブートローダの設定

    ブートローダとはハードディスクからOSを呼び出すプログラムのことです。通常、ブートローダのインストール場所は[マスターブートレコード(MBR)]にします。MIRACLE LINUXだけの場合はそのまま[次]に進みます。他のOSがある場合は、画面にブート可能なパーティション(OS)の一覧が表示されますので、デフォルトで起動するものにチェックを入れます。

    (注意)
    • 既にブートローダがMBRにインストールされている場合、GRUBをインストールする場所にMBRを指定すると、既存のブートローダが上書きされます。
    • xfsファイルシステムを使用する場合は、ブートローダのインストール先をパーティションの最初のセクタにはせずに、MBRにインストールしてください。

    ブートローダ設定画面
  10. ネットワークの設定

    同一ネットワーク内にDHCPサーバがある場合はそのまま[次]に進みます。DHCPサーバがない場合は、[編集]をクリックしてIPアドレスやネットマスクを設定します。そしてホスト名やゲートウェイ、ネームサーバのIPアドレスを入力して[次]に進みます。

    ネットワーク設定画面
  11. root(管理者)パスワードの設定

    システムのrootユーザーのパスワードを設定します。rootは全システムへのアクセス権など、強力な権限を持っているので英大文字、英小文字、数字を混ぜた複雑なパスワードを設定しましょう。

    root(管理者)パスワード設定画面
  12. インストールパッケージの選択

    インストールするパッケージを選択します。Oracleをインストールする場合は[すべて]を選択してください。

    インストールパッケージ選択画面
  13. インストールの開始

    インストールをするかどうかの確認画面が表示されます。[次]をクリックするとインストールを開始します。マシンのスペックにもよりますが、インストールに要する時間は20分〜40分程度です。
    途中インストールCDの入れ替えを要求されるので、Aianux1.0 (2 of 2)のディスクをセットして下さい。

    インストール確認画面
  14. 画面解像度とログイン画面の設定

    インストールが終了すると、モニタの設定画面が表示されます。[色の深さ]、[画面の解像度]を使用しているモニタに合わせて設定します。インストール後のシステムでX Window Systemを自動的に起動させたい場合は、ログインの種類に[グラフィカル]を選択します。サーバ用途での利用では[テキスト]を選択するとよいでしょう。

    画面解像度とログイン画面の設定画面
  15. インストールの完了

    MIRACLE LINUXのインストールは全て完了しました。
    CDを取り出して[終了]をクリックするとインストーラが終了し、MIRACLE LINUXが起動します。

    インストール完了画面

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