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2004/05/18
MIRACLE LINUX Standard Edition V2.1 Update 3 使用時の制限事項
Standard Edition V2.1 対応

[題目]

MIRACLE LINUX Standard Edition V2.1 Update 3 使用時の制限事項

[対象となる製品のバージョン]

MIRACLE LINUX Standard Edition V2.x

[詳細]

MIRACLE LINUX Standard Edition V2.1 Update 3とは、MIRACLE LINUX Standard Edition V2.1に対し、2004年4月14日までに公開したアップデートパッケージを適用したものです。
(→ MIRACLE LINUX Standard Edition V2.1 Update 3 とは

インストールやアップグレードに関して、次のような制限事項がありますので、ご注意ください。

インストールの場合の制限事項

  • Windows で、フロッピディスクイメージからブートディスクやドライバディスク を作成するためのツール RAWRITE.EXE インストール CD に含まれておりませんのでお手数ですが 以下の URL からダウンロードできるアーカイブを展開していただいて RAWRITE.EXE をご利用ください。

    http://ftp.miraclelinux.com/pub/Miracle/ia32/standard/2.1/boot-images/dosutils.zip

  • NFS インストールの際に、NFS アクセスが不安定だとインストーラがクラッシュすることがあります。インストール CD イメージをディスクにコピーし、ループバックマウントするかインストール CD の Miracle ディレクトリをディスクにコピーすることで、 この問題を回避することができます。

  • USB 接続の CD ドライブやフロッピードライブを利用したインストールには次のような制限事項があります

    1. USB フロッピーを利用したネットワークインストールはおこなえません。

    2. USB 接続の CD ドライブを経由してインストールした場合、ドライブによっては、インストール終了後に、CD-ROM をアンマウントしているところで停止してしまい、再起動されないことがあります。このような場合には、1 分程度お待ちいただいてから電源をお切り下さい。 初回の起動時に fsck コマンドが実行されますがファイルシステムに 不整合が発生することはありません。

    3. インストール時に USB フロッピーを接続していると、先頭の SCSI ディスク (/dev/sda) に見えてしまうことがあります。

      インストールに不必要な場合は、USB フロッピーを外してインストールを行なって下さい。ただし、ドライバディスクの使用する場合のように、どうしても USB フロッピードライブを接続する必要がある場合は、以下のようにして、問題を回避してください。

      • LILO の設定の画面で、LILO ブートレコードをインストールする場所が、デフォルトでは "/dev/sda マスターブートレコード (MBR)" となっているので、 "ブートパーティションの先頭のセクタ" を選択してください。

      • インストール完了の画面 "おめでとうございます" が出たあとに Alt キー / Ctrl キー / キーを同時に押して bash のプロンプトに移ります。

        または、そのまま終了させてインストール CD を使ってレスキューモードで起動します。

         boot : linux rescue dd 
      • 次のコマンドでシステムのルートに chroot してください。

         # chroot /mnt/sysimage/ 
      • /etc/fstab のデバイス名指定箇所を変更します。

        ラベル指定されているものは変更する必要がありませんので、通常は、スワップデバイスの指定箇所だけ変更してください。

        [例]
        /dev/sdb1 ⇒  /dev/sda1
        /dev/sdc1 ⇒  /dev/sdb1
        /dev/sdd5 ⇒  /dev/sdc5
                        
        変更前 : /dev/sdb3        swap    swap    defaults        0 0
        変更後 : /dev/sda3        swap    swap    defaults        0 0
                        
      • /etc/lilo.conf を修正します。

        先頭のブートセクタの指定を次のように変更してください。

        変更前 : boot=/dev/sdb1
        
        変更後 : disk=/dev/sdb bios=0x80
                 boot=/dev/sdb
                        

        各ブートイメージのルートパーティションの指定を /etc/fstab と同様に変更します。

        変更前 : root=/dev/sdb5
        変更後 : root=/dev/sda5
                        
      • lilo コマンドを実行します

         # /sbin/lilo 

        さきほど変更した /etc/lilo.conf で変更したブートセクタの指定箇所を、次回のカーネルアップデートなどに備えて修正しておきます。

        変更前 : disk=/dev/sdb bios=0x80
                 boot=/dev/sdb
        
        変更後 : boot=/dev/sda
                        
      • インストール画面にもどり終了ボタンをクリックしてください。レスキューモードの場合は、exit コマンドを実行します。

アップグレードインストールの場合の制限事項

  • MIRACLE LINUX Standerd Edition 2.0 および 2.1 からのアップグレードインストールのみ行なえます。

  • Tomcat のアップグレードについて

    Update3 に収録しているtomcat4-4.0.6は、従来提供していたtomcat4-4.0.3 と一部互換性がありません。tomcat4-4.0.6を使用する場合には tomcat4-4.0.6を手動でインストールしてください。

    Tomcatに関する注意事項は以下を参照してください。

    Tomcat4 パッケージアップデート情報

[参考]

 MIRACLE LINUX Standard Edition V2.1 Update 3 とは

[更新履歴]

2004/5/20 新規作成

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