Intel社製ネットワークドライバ(e1000)の変更について

[対象となる製品のバージョン]

 MIRACLE LINUX V4.0 - Asianux Inside

 MIRACLE LINUX V4.0 - Asianux Inside for x86-64

 

[詳  細]

既存のMIRACLE LINUX V4.0の環境に、rpmコマンドやMLUpdater を使用して、MIRACLE LINUX V4.0 SP3以降のkernelをインストールする場合、ネットワークコントローラの種類によっては、ネットワークドライバがe1000から e1000eに変更になるため、対処が必要になります。

(MIRACLE LINUX V4.0 SP3 を新たにインストールする場合には以下の対処は必要ありません。)

 

対象となるネットワークコントローラは以下のとおりです。

 

80003ES2LAN_COPPER_DPT

80003ES2LAN_COPPER_SPT

80003ES2LAN_SERDES_DPT

80003ES2LAN_SERDES_SPT

82571EB_COPPER

82571EB_FIBER

82571EB_QUAD_COPPER

82571EB_QUAD_COPPER_LP

82571EB_QUAD_FIBER

82571EB_SERDES

82571EB_SERDES_DUAL

82571EB_SERDES_QUAD

82571PT_QUAD_COPPER

82572EI

82572EI_COPPER

82572EI_FIBER

82572EI_SERDES

82573E

82573E_IAMT

82573L

ICH8_IFE

ICH8_IFE_G

ICH8_IFE_GT

ICH8_IGP_AMT

ICH8_IGP_C

ICH8_IGP_M

ICH8_IGP_M_AMT

 

使用しているネットワークコントローラは lspci コマンドの出力結果から確認することができます。

 

# lspci |grep Ether

 

上記リストにあるネットワークコントローラを使用している場合は、以下のように/etc/modprobe.confを変更する必要があります。

 

/etc/modprobe.conf変更例

(変更前)

alias eth0 e1000

 

(変更後)

alias eth0 e1000e

 

また、複数のNICが混在する環境でネットワークデバイス名が変更される場合は、以下のドキュメントを参照してください。

 

 複数のNICが混在する環境でネットワークデバイス名が変更される

 

[注意事項]
本ドキュメントの内容は、予告なしに変更される場合があります。

 

本ドキュメントは、限られた評価環境における検証結果をもとに作成しており、 全ての環境での動作を保証するものではありません。

本ドキュメントの内容に基づき、導入、設定、運用を行なったことにより損害が 生じた場合でも、弊社はその損害についての責任を負いません。あくまでお客様のご判断にてご使用ください。

 

[更新履歴]

2009年 1 30日 新規作成