snapshotドライバを含んだbootイメージ作成方法

[概  要]

MIRACLE LINUX V4.0では、インストール時に作成したルートパーティションがlvm領域の場合は、snapshotを使用するのに必要なドライバは自動で読み込まれます。

しかし、そうでは無い場合は、ドライバを手動で読み込むか、snapshotドライバを含むbootイメージを再作成する必要があります。

 

snapshotドライバが読み込まれていない状態で、snapshotを作成しようとすると、以下のようなエラーが出力されます。

 

# lvcreate --snapshot -L 24.41G -n snap /dev/VolGroup00/LogVol00

snapshot: Required device-mapper target(s) not detected in your kernel

lvcreate: Create a logical volume

 

本ドキュメントでは、snapshotドライバを含むbootイメージの作成方法について説明します。

 

[注意事項]
本ドキュメントは、各ソフトウェア開発元の情報およびマニュアル等を元にした参考情報です。
本ドキュメントの内容は、予告なしに変更される場合があります。

 

本ドキュメントは、限られた評価環境における検証結果をもとに作成しており、全ての環境での動作を保証するものではありません。
本ドキュメントの内容に基づき、導入、設定、運用を行なったことにより損害が生じた場合でも、弊社はその損害についての責任を負いません。あくまでお客様のご判断にてご使用ください。

 

[確認環境]

MIRACLE LINUX V4.0

kernel-2.6.9-42.7AX

 

[作成方法]
以下の手順は、カーネルをアップデートする度に必要です。

 

1.念のため現在使用しているbootイメージをバックアップします。

 

# cp -p /boot/initrd-2.6.9-42.7AXsmp.img /tmp/

 

2.mkinitrdコマンドを使用して、bootイメージを作成します。

 

# mkinitrd -f --with="dm-snapshot" /boot/initrd-`uname -r`.img `uname -r`

 

3.OSを再起動します。

 

# shutdown -r now

 

4.snapshotドライバ(dm_snapshot)が読み込まれていることを確認します。

 

# lsmod|grep snap

dm_snapshot 17220 0 ←snapshotドライバが読み込まれている

dm_mod 59540 8 dm_snapshot,dm_zero,dm_mirror

 

 

[更新履歴]

2008年 6月 6日 新規作成