Oracle Database 11g Release 1 (11.1.0.x)のOUIの「製品固有の前提条件のチェック」画面で以下のようなエラーが発生する場合があります。

オペレーティング・システムの要件を確認中...
予期した結果:enterprise-4,enterprise-5,redhat-4,redhat-5,SuSE-10,asianux-2,asianux-3の1つ
実際の結果:asianux-n/a
チェックが完了しました。このチェックの全体的な結果: 失敗しました <<<<
問題: 現行オペレーティング・システムでは、Oracle Database 11gの動作は保証されていません。
推奨: ソフトウェアを適切なプラットフォームにインストールしていることを確認してください。

これは、Asianux Server 3の/etc/lsb-releaseの内容が正しくないために発生します。
しかし、製品自体の動作は確認されており、全く問題ありません。

Oracle Database 11g Release 1 (11.1.0.x)で発生します。

以下の3通りの回避策があります。

1. asianux-lsb パッケージのバージョンを 3.0-4AX 以上にアップグレードしてください。
   AXBA:2007-52:01-asianux-lsb-3.0-4AX
   https://tsn.miraclelinux.com/tsn_local/index.php?m=errata&a=detail&eid=57&sType=&sProduct=
   
   
2. OUIの警告メッセージを無視して、インストール作業を続行する。
   ※ 他の前提条件項目のチェックもスキップされます。
   
   
3. 以下のファイルを修正してOUIの「製品固有の前提条件のチェック」画面のチェックを実行してください。
   ※ 修正前にファイルのバックアップを取得してください。Oracleをインストールした後は、必ずバックアップファイルを使用して元の内容へ戻してください。

   $ cat /etc/asianux-release
   Asianux Server 3 (Quartet)
   

   $ vi /etc/asianux-release
   "Server"を"release"に修正する
   

   $ cat /etc/asianux-release
   Asianux release 3 (Quartet)