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カテゴリ:その他
2007年05月11日
GAM (Global Array Manager) のインストール及び設定方法
MIRACLE LINUX V3.0 対応 MIRACLE LINUX V4.x 対応 etc

[質問]

富士通 PRIMERGY での GAM (Global Array Manager) のインストール方法

[対象となる製品のバージョン]

OS:
MIRACLE LINUX V.3.0 SP3 IA32
MIRACLE LINUX V.4.0 SP2 x86_64
MIRACLE LINUX V.4.0 SP2 IA32

GAM(Global Array Manager):
7.00-25

[動作確認済みの機種]

富士通 PRIMERGY(プライマジー) TX200 S3
富士通 PRIMERGY(プライマジー) RX300 S3
富士通 PRIMERGY(プライマジー) RX600 S3
富士通 PRIMERGY(プライマジー) BX620 S3

[回答]

本記事では、富士通 PRIMERGY シリーズでアレイコントローラの設定や監視に使用する アプリケーション GAM(Global Array Manager)のインストール方法についてご説明し ます。

GAMはGAM ServerとGAM Clientから構成され、GAM ClientからGAM Serverに対しRAIDの 設定や監視指示を発行します。

GAM ClientはWindows XP / 2000 / 2003で動作しますがLinuxでは動作しません。
サーバをLinuxで動作させる場合は、そのサーバにGAM Serverをインストールし、 GAM ClientはWindows系のパソコンやサーバにインストールして、GAM Serverの操作を 行います。

1. パッケージの入手

GAM は下記、富士通の「PRIMERGY ダウンロード検索」より入手出来ます。
http://www.fmworld.net/cgi-bin/drviasearch/drviaindex.cgi

GAMは、インストールキットに収録されています。製品名、型名を選択して、"インス トールキット"を検索頂きます。

MIRACLE LINUXでご使用頂くパッケージは下記の通りです。
※ ML30 x86_64 対応のパッケージは提供されておりません。

MIRACLE LINUXOS名称
ML40 IA32Red Hat Enterprise Linux AS (v.4 for x86)インストールキット(2.6.9-34.EL版)
ML40 x86_64Red Hat Enterprise Linux AS (v.4 for EM64T)インストールキット(2.6.9-34.EL版)
ML30 IA32Red Hat Enterprise Linux AS (v.3 for x86)インストールキット(2.4.21-40.EL版)
2. インストール前の準備
1) 入手したパッケージを展開します。
# tar zxvf F1004509.tar.gz
INST_KIT/Readme.txt
INST_KIT/UpdtDrvCD-RHEL-AS4-Up3-EM64T-v1.0l20.iso
Install_Document.pdf

インストール方法はご使用機種により、異なる場合がございますので、以降の手順は必 ずインストールガイドをご参照下さい。

インストールガイド: Install_Document.pdf

※以下は、PRIMERGY RX600 S3 と ML40 x86_64 の環境にインストールした場合の例とな ります。

(1) GAMをご使用頂くには下記サービスが起動している必要があります。

  • xinetd
  • snmpd

下記コマンドで、サービスが起動しているかご確認下さい

 #service xinetd status
 #service snmpd status

サービスが起動していない場合、下記のコマンドで サービスを起動してください。

  • xinetd
 # service xinetd start
 # chkconfig xinetd on
  • snmpd
 # service snmpd start
 # chkconfig snmpd on
(2)isoイメージのマウント
# cd inst_kit/
# ls
Readme.txt  UpdtDrvCD-RHEL-AS4-Up3-EM64T-v1.0l20.iso
# mount -o loop UpdtDrvCD-RHEL-AS4-Up3-EM64T-v1.0l20.iso /mnt/cdrom
(3)パッケージのインストール
# cd /media/cdrom/RHEL4EM64T/UTY/GAM/Linux
# rpm -ivh gam-server-6.02-31.i386.rpm
# rpm -ivh gam-agent-6.02-31.i386.rpm
(3)isoイメージをアンマウント
#cd /
#umount /mnt/cdrom
3. インストール後の設定
1) 管理用ユーザアカウント "gamroot"の作成
#useradd gamroot
#passwd gamroot
Changing password for user gamroot
New UNIX password           ←パスワードを入力
Retype new UNIX password       ←再度パスワードを入力

2)設定ファイル /etc/sysconfig/gam の編集

テキストエディタにて、下記箇所を編集します。

[変更前]

START_GAMEVENT=n
GAMEVENT_OPTIONS=""
〜 中略 〜
START_GAMEVLOG=n

[変更後]

START_GAMEVENT=y          ←「n」を「y」に変更します。
GAMEVENT_OPTIONS="-h IPアドレス" ←GAM Clientがインストールされている管理用
                  WindowsシステムのIPアドレスを設定します。
〜 中略 〜
START_GAMEVLOG=y         ←「n」を「y」に変更します。

4. システムの再起動
上記を設定後システムの再起動を行います。
# shutdown -r now
5. GAM クライアントのインストール

GAMはGServer/Client構成のソフトウェアです。設定や監視はGAM Client から行います。
GAM ClientはWindows XP/2000/2003で動作しますがLinuxでは動作しません。
GAM ClientはWindows系のパソコンやサーバにインストールして下さい。

GAM クライアントソフトウェアはインストールキットisoイメージの下記 ディレクトリに収録されています。
/RHEL4EM64T/UTY/GAM/Windows

インストール及び、使用方法は、下記インストールガイドの頁をご参照下さい。
インストールガイドはインストールキットに収録されています。

インストールガイド: Install_Document.pdf

6. GAMクライアントの起動画面
・GAMクライアントを起動後、グループに監視対象のサーバを登録します。
・監視対象のサーバをダブルクリックすると Sign on の画面が表示されます。 登録した gamroot アカウントでログインします。
・監視画面(正常状態)
・監視画面(RAIDアレイ障害状態)

[更新履歴]

 2007年05月11日 新規作成


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