[題名]
論理CPUが多量に搭載された環境で、SMPカーネルが利用できない
[対象となる製品のバージョン]
MIRACLE LINUX Standard Edition V2.x
[原因]
対象製品に使用されているSMPカーネルでは、以下の制限があります。
- 論理CPU数とIO-APIC数の合計が16以上となるシステムでは正常に動作しない
- 論理CPU数が多量に搭載されたシステムでは正常に動作しない
- Dual Core CPUでHyper-Threadingを有効にすると正常に動作しない
上記の制限に該当する場合、パニックやフリーズ等の現象が発生する可能性があります。
ただし、UPカーネルを使用される場合、上記の制限はありません。
[対処方法]
SMPカーネルを使用する場合、以下の対処方法を実施ください。
- 論理CPU数とIO-APIC数の合計が16以上となる場合、カーネルの起動パラメータ
でmaxcpusやnoapicを用い、合計数を制限してください。
- 設定例
kernel /boot/vmlinuz-2.4.9-e.25.98ml ro root=LABEL=/ maxcpus=1 noapic
- Dual Core CPUをご使用の場合、Hyper-Threadingを無効にしてください。
[更新履歴]
2007/ 4/24 新規作成
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