MIRACLE LINUX V3.0 - Asianux Inside
BIOSによるUSBのレガシーサポートに関連し、BIOSの処理状態によりカーネルが予期していない割り込みやレジスタの変更が起こることにより問題が発生します。
usb-handoffオプションを指定することにより、ブート処理の初期時にUSBレガシーサポートを無効にし、この問題を回避することが出来ます。 ただし、MIRACLE LINUX V3.0 において、このオプションは 2.4.21-37.18AX から追加されましたので、それ以前のカーネルでは使用できません。
GRUBのブート画面で起動するカーネルを選択し、カーネルパラメータを変更するために "e" を押してください。
kernel 行を選択し、usb-handoffオプションを追加するために "e" を押してください。下記は、kernel 行の例です:
kernel /boot/vmlinuz-2.4.21-47.21AX ro root=LABEL=/ hda=ide-scsi
usb-handoffを追加し、変更を完了するためにENTERを押してください。下記は、usb-handoffを追加後の例です:
kernel /boot/vmlinuz-2.4.21-47.21AX ro root=LABEL=/ hda=ide-scsi usb-handoff
"b" を押してブートしてください。
起動後/boot/grub/menu.lstを編集しカーネルパラメータusb-handoffを追加し再起動をします。
title Asianux 1.0 SP3 (2.4.21-47.21AX) root (hd0,0) kernel /boot/vmlinuz-2.4.21-47.21AX ro root=LABEL=/ hda-ide-scsi usb-handoff initrd /boot/initrd-2.4.21-47.21AX.img
MIRACLE LINUX V3.0 をインストールする際、CDからのブート画面(インストール方法の選択画面)で入力を行ってからanacondaが動き出すまでの間、キーボード及びマウスの入力をできるだけ行わないでください。
linux-2.4.21-47.21AXでEHCI用の処理を行う為のusb-handoff=2が追加されました。usb-handoff=2が指定された場合、usb-handoffの処理に加えEHCIの処理も行います。
2006年11月17日 新規作成