[題名]
外部パッケージでMIRACLE LINUX V3.0 SP2(以下SP2)のインストーラが落ちる
[対象となる製品のバージョン]
MIRACLE LINUX V3.0 - Asianux Inside
MIRACLE LINUX V3.0 - Asianux Inside for x86-64
[問題詳細]
MIRACLE LINUX V3.0収録以外の外部パッケージをインストールしてある環境でSP2のインストーラが落ちる場合があります。
[原因]
弊社Developer CDに含まれるchasenパッケージと同様、RPMデータベースに登録されるパッケージ情報の量が大きい場合、インストーラが受けきれず停止してしまいます。
[回避策]
次のどちらかの方法で回避可能です。
- 外部パッケージをアンインストール可能な場合
インストールされたパッケージが不要もしくは一時的にアンインストール可能な場合は次のコマンドでパッケージをアンインストールし、その後SP2を適用してください。
# rpm -e パッケージ名
- 外部パッケージがアンインストール不可能な場合
インストールされたパッケージがアンインストール不可能もしくはアンインストールしてもよいか不明な場合以下のコマンドでRPMデータベースから一旦外部パッケージの情報を削除し、その後SP2を適用してください。
(実際パッケージをアンインストールするわけではありません)
# rpm -e --noscripts --justdb パッケージ名
SP2適用後DBから削除したパッケージの情報の再登録を行います。
# rpm -ivh --noscripts --justdb パッケージ名
[備考]
現在確認しているSP2と干渉する外部パッケージは以下の通りです。
hp社製: cpq_cciss
hp社製: mptlinux
それ以外のパッケージで干渉しているかどうかの確認の目安としては
# rpm -qi パッケージ名
を実行し「Description:」部が2kBを超えているようでしたら本現象が発生しているものと判断できます。
[更新履歴]
2006年6月1日 新規作成
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