[題名]
MIRACLE LINUX V3.0 SP2の適用により、logrotateが実行されなくなる
[対象となる製品のバージョン]
MIRACLE LINUX V3.0 - Asianux Inside
MIRACLE LINUX V3.0 - Asianux Inside for x86-64
[関連パッケージ]
rflogview-1.0-18.i386.rpm以前のパッケージ
[問題詳細]
MIRACLE LINUX V3.0 SP2に同梱されているrflogviewパッケージをインストール、アップデート、またはアンインストールすると、以下のファイルが上書きされてしまいます。
/etc/cron.daily/logrotate
/etc/syslog.conf
この結果、logrotateはパーミッションが644となり、logrotateが実行されなくなる場合があります。
[確認手順]
/etc/cron.daily/logrotateのファイルパーミッションが644であれば、logrotateが実行されません。
通常は755です。
[回避策]
現在のrflogviewパッケージには問題がありますので、/etc/syslog.conf、および/etc/cron.daily/logrotateのバックアップを取得してから、一旦システムより削除してください。
# cp /etc/syslog.conf /root/syslog.conf.backup
# cp /etc/cron.daily/logrotate /root/logrotate.backup
# rpm -e rflogview
またlogrotateの復旧については、以下のどちらかの手順を実施してください。
- /etc/cron.daily/logrotateと/etc/syslog.confファイルのバックアップがある場合
バックアップしていたファイルをリストアしてください。
- バックアップがない場合
/etc/cron.daily/logrotateと/etc/syslog.confファイルへ、
お客様が独自に設定していた内容を再度反映させてください。
上記のどちらかを実施後、各ファイルのパーミッションが以下のように設定されているか確認してください。
ファイル | パーミッション |
/etc/cron.daily/logrotate | 755 |
/etc/syslog.conf | 644 |
パーミッションが違う場合には、以下のコマンドで変更してください。
# chmod 755 /etc/cron.daily/logrotate
# chmod 644 /etc/syslog.conf
rflogviewの修正パッケージは、別途以下のページを参考にインストールしてください。
/support/update/list.php?errata_id=334
[更新履歴]
2006年4月04日 [回避策]rflogviewの修正パッケージのインストール手順を更新
2006年3月23日 [回避策]lograteの復旧手順を更新
2006年3月15日 新規作成
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