[題名]
Adobe Reader,VMware等の起動失敗
[対象となる製品のバージョン]
MIRACLE LINUX V4.0 - Asianux Inside
MIRACLE LINUX One V4.0 - Asianux Inside
[問題詳細]
Asianux以外のソフトウェアベンダが提供するアプリケーションのうちAdobe Reader 7、VMware Workstation 5.x、VMware Player 等GTK2+ベースのアプリケーションの起動に失敗することがあります。
[原因]
従来のgccやglibcとのバイナリー互換性がないために発生します。
[現象]
下記のように VMware Player 起動時にメッセージが出力されVMware Player が起動の途中で固まってしまいます。
$ vmplayer
*** attempt to put segment in horiz list twice
*** glibc detected *** double free or corruption (out): 0x085bf648 ***
[回避策]
この問題が発生した際には、以下のどちらかの方法で回避できます。
- 一時的に使用する場合
シェル変数 GTK_IM_MODULE を下記のように指定して起動します。
$ GTK_IM_MODULE=xim vmplayer
- 永続的に使用する場合
システムのインプットメソッドを下記の手順で[kinput2+canna]に変更します。
※インプットメソッドの変更についての詳細は製品付属の「サーバ構築ガイド」p.305以降をご覧ください。
# system-switch-im
起動した設定画面(図1)で、[高度な設定]-[Japanese - 日本語]を選択し[入力メソッド]から[kinput2+canna]を選び[OK]をクリックします。
設定後、cannaサーバを起動します。
# service canna start
# chkconfig canna on
その後 X Window System の再起動をします。
以上で[kinput2+canna]への変更が完了しましたので
$ vmplayer
として起動できるようになります。
図1
[更新履歴]
2006年2月21日 新規作成
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