OpteronのPowerNow!の誤認識により時刻が狂ってしまう

MIRACLE LINUX V4.0 - Asianux Inside for x86-64
MIRACLE LINUX One V4.0 - Asianux Inside for x86-64

kernel-2.6.9-11.19AX.x86_64
kernel-smp-2.6.9-11.19AX.x86_64
kernel-2.6.9-11.25AX.x86_64
kernel-smp-2.6.9-11.25AX.x86_64

MIRACLE LINUX V4.0 x86-64において上記バージョンのカーネルでは PowerNow!^(注1)機能が正常に処理できないためにPowerNow! 機能を有効にするcpuspeedデーモンが動作している場合、システム時計が狂ってしまうという現象が発生します。

(注1)　PowerNow!とは、一部のOpteronプロセッサに実装されている、CPUの動作周波数を動的に変更し消費電力や発熱を抑えるための機能です。

1. 使用中のカーネルバージョンを確認します。

   # uname -rm
   2.6.9-11.19AXsmp x86_64  ←対象カーネルであることが分かります
   

2. cpuspeedデーモンが有効になっているかを確認します。

   # chkconfig --level cpuspeed
   cpuspeed   0:off  1:on   2:on   3:on   4:on   5:on   6:off
   

cpuspeedデーモンを無効にします。

# chkconfig --level 12345 cpuspeed off

その後システムをリブートします。