MIRACLE LINUX V3.0 での OCFS の利用
[質問]
MIRACLE LINUX V3.0に対応したOCFSを導入したい
[対象となる製品のバージョン]
MIRACLE LINUX V3.0 - Asianux Inside
MIRACLE LINUX V3.0 - Asianux Inside for x86-64
[対象となるパッケージ]
kernel, ocfs-tools, ocfs-support
[詳細]
OCFS (Oracle Cluster File System) は、Oracleのオープン・ソース・プロジェクトにより開発されている、クラスタを構成したサーバー間でアクセス可能なファイルシステムです。
「MIRACLE LINUX V3.0 - Asianux Inside」、および、「MIRACLE LINUX V3.0 - Asianux Inside for x86-64」では、OCFSを利用することができます。
OCFSは、カーネルモジュール(ocfs.o)、ocfs-toolsパッケージ、ocfs-supportの3つのコンポーネントから構成されます。
- 「MIRACLE LINUX V3.0 - Asianux Inside」では、SP1以降にてこれらのコンポーネントを含んでいます。
SP1、もしくは、それぞれの個別のコンポーネントは、次のURLよりダウンロードしてご利用ください。
- 「MIRACLE LINUX V3.0 - Asianux Inside for x86-64」では、インストールCDにこれらのコンポーネントを含んでいます。
- kerel-2.4.21-20.19AXに含まれるocfs.oのバージョンは v1.0.13です。
[注意]
[OCFSの設定]
カーネル、OCFSモジュール、ocfs-toolsパッケージ、ocfs-supportパッケージがインストールされたシステム上にて、以下の手順で OCFS を使用できます。
- ファイル /etc/ocfs.conf を設定します。
node_name, ip_address, ip_port, guid を指定します。
guid の作成にはコマンド ocfs_uid_gen をしてください。
または、/etc/ocfs.confファイルを削除し、ocfstoolを起動し、「Tasks > Generate Config」で新規作成することもできます。
- サービス ocfs を起動します。
# /sbin/service ocfs start
- サービスを自動的に起動したい場合はchkconfigを利用して、システムに登録します。
# /sbin/chkconfig ocfs on
- GUI ツール OCFS Tool または CUI の各コマンドを使用してOCFS のファイルシステムを作成、管理します。
# /usr/sbin/ocfstool
[更新履歴]
2005年4月28日 新規作成
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