PSR 10.1.0.4適用時の注意事項
[問題]
PSR 10.1.0.4適用時の注意事項
[対象となる製品のバージョン]
MIRACLE LINUX Standard Edition V2.x
[対象となるパッケージ]
glibc
[問題詳細]
MIRACLE LINUX Standard Edition V2.1(以下ML2.1)でOracle Database 10g Release 1を使用しているとき、PSR10.1.0.4を適用しようとすると、下記のエラーが出て、インストーラー(Oracle Universal Installer)が起動しないこ とがあります。これはML2.1のglibcがバージョンの条件を満たしているにも関わらず、 PSR10.1.0.4に含まれている Oracle Universal Installer が、glibcのバージョンチェックに失敗しているために発生します。
$ ./runInstaller
Oracle Universal Installerを起動中です...
インストーラ要件の確認中...
オペレーティング・システムのバージョンを確認中: 必須redhat-2.1, redhat-3, redhat-4, SuSE-8, SuSE-9 or UnitedLinux-1.0
問題なし
カーネルのバージョン2.4.9を確認中 問題なし
glibcバージョンglibc-2.2.4-25を確認中 失敗しました<<<<
スワップ領域の確認中: 150 MBを超えている必要があります. 実際 1958MB 問題なし
いくつかの要件チェックに失敗しました。インストールを続行するにはこれらの
要件を満たす必要があります。それらの要件は再チェックされます。
続行しますか。(y/n) [n]
[回避策]
この問題は、Oracle Universall Installerの起動時にglibcバージョンをチェックを行なう際に、ML2.1のglibcバージョンの末尾がmlとなっているため正規バージョン番号と認識されないために発生します。
この問題を解決するには、アップデート情報ページより、ML2.1のglibcをバージョン番号末尾がmlではない最新のglibcにアップデートを行なってください。
# rpm -Uvh glibc-2.2.4-40.i686.rpm glibc-common-2.2.4-40.i686.rpm
Preparing... ########################################### [100%]
1:glibc-common ########################################### [ 50%]
2:glibc ########################################### [100%]
その後、通常どおりにOracle Universal Installerを起動してください。
$ ./runInstaller
Oracle Universal Installerを起動中です...
インストーラ要件の確認中...
オペレーティング・システムのバージョンを確認中: 必須redhat-2.1, redhat-3, redhat-4, SuSE-8, SuSE-9 or UnitedLinux-1.0 問題なし
カーネルのバージョン2.4.9を確認中 問題なし
glibcバージョンglibc-2.2.4-25を確認中 問題なし
スワップ領域の確認中: 150 MBを超えている必要があります. 実際 1958MB 問題なし
すべてのインストーラ要件を満たしています。
[更新履歴]
2005年4月14日 新規作成
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