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2004年12月22日
Sambaでのアクセス制御について
Standard Edition V3.0 対応

Sambaでのアクセス制御について

[問題]

ディレクトリに設定したアクセス制御が正常に表示されない。

[対象となる製品のバージョン]

 MIRACLE LINUX V3.0 - Asianux Inside

[対象となるパッケージ]

 Samba

[問題詳細]

 filesystemにACL機能が使用できるXFS等を選択し、ファイル共有を作成しました。 そのファイル共有内にディレクトリを作成し、アクセス制御を設定したのですが、アクセス制御の内容がWindowsクライアントで正常に表示されませんでした。

LDAPTEST\takeuchiユーザにはフルコントロールのアクセス制御設定を行いましたが、下図のように「アクセス許可」の項目にチェックがついていません。

[回答]

プロパティの「アクセス許可」の項目にはアクセス制御の情報が表示されませんが、「詳細」にて実際のアクセス制御の内容を確認することができます。

(下図参照)

実際にSambaサーバで確認すると、以下のように表示されます。

  # ls -ld samba-ACL
  ---------------------------
  drwxrwx---+   2 takeuchi Domain Users        6 12月 21 11:46 samba-ACL
  ---------------------------

アクセス設定がされているディレクトリにはパーミッションの後に「+」が付与されます。

アクセス設定を確認するにはgetfaclコマンドを使用します。

  # getfacl samba-ACL
  ---------------------------
  # file: samba-ACL
  # owner: takeuchi
  # group: Domain\040Users
  user::rwx
  user:test:rwx
  group::---
  mask::rwx
  other::---
  default:user::rwx
  default:user:test:rwx
  default:group::---
  default:mask::rwx
  default:other::---
  ---------------------------

takeuchiというユーザにフルアクセスが許可されていることが確認できます。

[更新履歴]

 2004年12月22日 新規作成


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