Sambaでのアクセス制御について
[問題]
ディレクトリに設定したアクセス制御が正常に表示されない。
[対象となる製品のバージョン]
MIRACLE LINUX V3.0 - Asianux Inside
[対象となるパッケージ]
Samba
[問題詳細]
filesystemにACL機能が使用できるXFS等を選択し、ファイル共有を作成しました。
そのファイル共有内にディレクトリを作成し、アクセス制御を設定したのですが、アクセス制御の内容がWindowsクライアントで正常に表示されませんでした。
LDAPTEST\takeuchiユーザにはフルコントロールのアクセス制御設定を行いましたが、下図のように「アクセス許可」の項目にチェックがついていません。
[回答]
プロパティの「アクセス許可」の項目にはアクセス制御の情報が表示されませんが、「詳細」にて実際のアクセス制御の内容を確認することができます。
(下図参照)
実際にSambaサーバで確認すると、以下のように表示されます。
# ls -ld samba-ACL
---------------------------
drwxrwx---+ 2 takeuchi Domain Users 6 12月 21 11:46 samba-ACL
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アクセス設定がされているディレクトリにはパーミッションの後に「+」が付与されます。
アクセス設定を確認するにはgetfaclコマンドを使用します。
# getfacl samba-ACL
---------------------------
# file: samba-ACL
# owner: takeuchi
# group: Domain\040Users
user::rwx
user:test:rwx
group::---
mask::rwx
other::---
default:user::rwx
default:user:test:rwx
default:group::---
default:mask::rwx
default:other::---
---------------------------
takeuchiというユーザにフルアクセスが許可されていることが確認できます。
[更新履歴]
2004年12月22日 新規作成
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