MIRACLE

メールサービス申込 ユーザー登録&ログイン パートナー情報
お問い合わせ FAQ サイトマップ
MIRACLE LINUXの特長 製品紹介 サービス案内 購入 サポート 技術フォーラム

テクノロジー情報

カテゴリ:Oracle
2002/12/17
Oracleをインストール中にins_net_client.mkエラーが発生する
Standard Edition V2.x 対応 Advanced Server 2.1対応

[問題]

Oracleをインストール中に
ins_net_client.mkエラーが発生する

[対象となる製品のバージョン]

MIRACLE LINUX Standard Edition V2.x
Red Hat Linux Advanced Server 2.1 powered by MIRACLE

[対象となるパッケージ]

Oracle8i, Oracle9i

[発生条件]

次のように、gccなどをインストールしていないときに発生します。

  • MIRACLE LINUXを、最少構成サーバなどでインストールしたとき。
  • Red Hat Linux Advanced Server 2.1 powered by MIRACLE(以下、RHAS)を、デフォルトでインストールした場合([ソフトウェア開発]を選択していない)。

[原因]

Oracleは、インストール時にモジュールのリンクを行ないます。そのためgccやbinutilsなどのパッケージが必要です。必要なパッケージが不足していると、インストールに失敗することがあります。

[回避策]

RHASの場合について説明します。RHASのデフォルトでは、gccなど、Oracleのインストールに必要なソフトウェアがインストールされません。そのためパッケージの選択画面で、必ず[ソフトウェア開発]を選択してください。インストールしていないときには、次のエラーが発生します。なおインストールするOracleコンポーネントによっては、エラーメッセージが異なる可能性があります。

$ORACLE_HOME/network/lib/ins_net_client.mk の
ターゲット ntcontab.o の起動中にエラーが発生しました。

すでにOSのインストールが完了している場合は、次の手順に従って個別にインス トールします。

  1. 必要なパッケージがインストールされていることを確認します。各パッケージのバージョン番号やリリース番号は、パッチ適用の有無やディストリビューションによって異なるので気にしないでください。
  2. # rpm -q kernel-headers gcc cpp glibc-devel binutils
    kernel-headers-2.4.9-e.3
    gcc-2.96-108.1
    cpp-2.96-108.1
    glibc-devel-2.2.4-26
    binutils-2.11.90.0.8-12
    
  3. 不足しているパッケージがあるときには、LinuxのCD-ROMから追加インストールします。各パッケージは、CD-ROMのRedHat/RPMSやMiracle/RPMSというディレクトリにあります。次はRed Hat Linux Advanced Server 2.1の例です。


  4. 1枚目のCD-ROM
    # cd /mnt/cdrom/RedHat/RPMS
    # rpm -ivh kernel-headers
    # eject
    
    2枚目のCD-ROM
    # cd /mnt/cdrom/RedHat/RPMS
    # rpm -ivh gcc cpp glibc-devel binutils
    
  5. 以上で終了です。もう一度Oracleをインストールしてください。

[参考資料]

特になし

[更新履歴]

2002/12/17 新規作成


会社情報 採用情報 個人情報保護方針 情報セキュリティ基本方針 商標等取り扱い事項 English
Copyright(c)2000-2013 MIRACLE LINUX CORPORATION. All Rights Reserved.