Microsoft Hyper-V RC0 に Asianux Server 3を導入する方法

本ドキュメントの内容はサポートサービスの対象外です。

 

[概  要]

本ドキュメントでは、Windows Sever 2008(以下WIN2008)のHyper-V RC0Asianux Server 3(以下AXS3)をインストールする方法について説明します。

 

[注意事項]
本ドキュメントは、各ソフトウェア開発元の情報およびマニュアル等を元にした参考情報です。
本ドキュメントの内容は、予告なしに変更される場合があります。

 

本ドキュメントは、限られた評価環境における検証結果をもとに作成しており、全ての環境での動作を保証するものではありません。
本ドキュメントの内容に基づき、導入、設定、運用を行なったことにより損害が生じた場合でも、弊社はその損害についての責任を負いません。
また、本ドキュメントの内容に関するサポートのお問い合わせはお受けしておりません。あくまでお客様のご判断にてご使用ください。

 

[前提条件]
本ドキュメントは、以下の条件で作成しています。

 

O.S.の要件

 

Windows Server 2008

 

Windows Server 2008 Enterprise Edition amd64(ビルド6001: Service Pack1)

 

Administratorsに所属した管理者権限が必要です。

 

Microsoft Hyper-V RC0

  

Windows6.0-KB949219-x64.msuをインストール後、Hyper-Vを追加インストールします。

  

Asianux Server 3 32bit x86

 

[手  順]

 

1.更新パッケージ(KB949219)の追加

 

Windows6.0-KB949219-x64.msuは、マイクロソフト社の以下のサイトから入手可能です。

  

 Update for Windows Server 2008 x64 Edition (KB949219)

 

この更新パッケージをインストールすることにより、追加する役割のリストに[Hyper-V]が表示されます。

 

2.Hyper-Vの追加インストール

 

WIN2008にログオンし、サーバーマネージャで[役割の追加]を選択し、[役割の追加ウィザード]Hyper-Vを追加しておきます。

手順1.KB949219更新パッケージをインストールしていないと、追加項目にHyper-Vが表示されません。あらかじめ更新パッケージをインストールしておいてください。

 

3.Hyper-V仮想マシンの作成

 

3.1.Hyper-Vマネージャの起動
[
スタート]メニューを[プログラム] [管理ツール]の順にたどり、[Hyper-V マネージャ]を起動します。

 

3.2.[新しい仮想マシンウィザード] の起動
Hyper-V
マネージャ画面で[操作]メニュー[新規][仮想マシン]を選択し、[新しい仮想マシンウィザード]を起動します。

 

3.3.開始の前に
[
次へ]を押します。

 

3.4.名前と場所の指定
[
名前][場所]任意に指定し、[次へ]を押します。(本ドキュメントでは"Asianux Server 3"としています。)

 

3.5.メモリーの割り当て
メモリー量を任意に指定し、[次へ]を押します。

 

3.6.ネットワークの割り当て
後ほどネットワークインターフェース設定を変更しますので、ここでは指定してもしなくても問題ありません。[次へ]を押します。

 

3.7.仮想ハードディスクの接続
[
仮想ハードディスクを作成する]を選択し、サイズ、ファイル名など必要事項を設定し[次へ]を押します。

 

3.8.インストールオプションの設定
仮想マシンのネットワーク設定を変更するため、[後でオペレーティングシステムをインストールする]を選択して[次へ]を押します。

 

3.9.仮想マシン作成ウィザードの完了
表示されている仮想マシンの設定に問題がなければ、[作成後に仮想マシンを起動する]チェックを外し、[完了]を押します。

 

 

3.10.仮想ネットワークインターフェースの設定
仮想マシンリストから、手順3.4で指定した名前(ここでは Asianux Server 3)を右クリックし、設定を選択します。

[Asianux Server 3の設定]ウィンドウ、左上の[ハードウェアの追加]を選択し、[レガシ ネットワークアダプタ]を選択して[追加]ボタンを押します。

 

仮想マシンにAsianux Server 3インストール後、[Linux Integration Components]をインストールしseth0としてネットワークを利用する場合は、この作業は必要ありません。

上記のケースのように[レガシ ネットワークアダプタ]を利用する場合はtulipドライバを利用するeth0が利用可能となります。

 

 


標準で存在する[ネットワークアダプタ]は削除します。

 

 

4.仮想マシンへのAsianux Server 3のインストール

 

CD-ROMドライブにAXS3のインストールディスク1枚目を挿入し、仮想マシンを起動します。

Asianuxインストーラーが起動しますので、通常のインストールを行います。

 

  

ミラクル・リナックスのホームページに掲載されている[Asianux Server 3 製品版 インストレーションガイド]を参考にインストールをおこなってください。

 

Asianux Server 3 製品版 インストレーションガイド


 

oranaviによるOracle 10g DB Release2のインストールも可能です。

 

 

 

[更新履歴]

200910 29日 リンク修正

2008年  428日 新規作成